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レイオフと自前の学習があるから、アメリカのAIは伸びる

2024年05月27日 | うんちく・小ネタ
 WSJに熱狂的なAIブームが、IT技術者の雇用市場にアンバランスを招いているという記事が出ていた。
 タイトルはTech workeres retool for Artificial-Intelligence boomだ。
 記事によると、多くの会社がチャットボットのコンテンツを生み出すことができる大規模言語モデルを取り扱う技術と経験を持った技術者を探しいてるが市場にはそれほど人材はいない。
 一方で過去数年の間に数千人のIT技術者がレイオフされた。レイオフされた技術者の中には、プオンラインブートキャンプなどを利用して、独学でAIの基礎技術などをマスターした人もいる。
 オンラインブートキャンプの共同設立者は「あなたはおそらく人工知能にとって代わられることはないでしょう。あなたは人工知能を知っている人に取って代わられるでしょう」と言っている。
 情報技術を教育している会社の人工知能部門のトップによるとAI技術者には、次のようなスキルや資質が必要だ。
 それは「コーディングスキル」「素早く学習する能力や相互協力する能力」「AI理論に関する基礎的な知識」だ。
 これらのことをフルタイムで働きながら、短期間でマスターすることは困難ではないだろうか?
 レイオフを新しいことを学ぶための乗り換えの期間と考えて勉強し、AI技術者として再スタートするIT技術者も多いのではないだろうか?
 このような再学習によりアメリカのAI産業が伸びているとすると、レイオフや転職市場という社会的な仕組みがそれを支えているような気がする。
 
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