11月9日カトマンズから飛行機でアンナプルナトレッキングの出発点となるポカラPokharaに移動。ポカラが近づくにつれて雪山が近づいていきた。快晴ではあるが山には雲がかかりアンナプルナやマチャプチャレの全容は見えない。
カトマンズ・ポカラ間の航空運賃は102ドル。ツーリストバスだと1,000ルピー(千円)だそうだが、ガタガタ道を6,7時間ほど走る覚悟がいる。飛行機だと40分程度だが。
ポカラ空港到着(10時半頃)ミニバスですぐにフェワ湖Phewa Talの出口にあるデビス・フォールDevi's Fallへ行った。デビス・フォールの名前はこの滝に落ちて死んだスイス人女性の名前に由来する。パタレ・チャンゴPatale Chhangというのが現地名で「地球の歩き方」のタイトルもそうなっているが、大方の人はデビス・フォールと呼んでいる。
写真手前から滝は地中に潜り鍾乳洞の中に入っていく。道路を渡った反対側にその鍾乳洞への下り口がある。鍾乳洞の奥にはシヴァ神を祭る祠があり、その奥まで行くことが出来る。
奥まで行くとデビス・フォールに注ぐ陽光をかすかに見ることができた。
車に戻って1,2分西に走るとチベット難民村があった。ただしこの日はカーペット等の工房はお休みでショップ(写真の建物)だけが開いていた。
その後今日の宿泊ホテル・カイラスリゾートMount Kailash Resort Hotelで昼食。昼食後は徒歩数分の船着場から手漕ぎの大きなボートでフェワ湖に漕ぎだした。
湖の向こうにはサランコット山Sarangkot(1,592m)がそびえる。まだ登ったことはないがこの山の頂上から眺める朝日に輝かくアンナプルナ連峰は素晴らしいそうだ。
写真では見えないが、そのサランコット山の上には今沢山のパラグライダーが舞っている。自然が美しいポカラはアウトドア派の天国だ。私にとってもこの地球の上でポカラは五本の指に入る大好きな場所だ。
湖の中に小さな島があり、島にはバラヒ寺院という女神を祭る小さな祠があった。
現地ガイドさんが「ここから湖を見てごらん」というので祠の横から湖を見ると大きな鯉が群れをなして泳いでいた。観光客が餌を与えているのだ。
船を降りてからミニバスでオールドバザールへ行った。
ここには古い建物が少し残っている。一部は店舗になり日用品などを売っていたが活気はない。商売の中心は2kmほど離れたニューバザールに移っている。
オールドバザールから数分車で走り小高い丘の上に建つビンドゥバシニ寺院Bindyabasini Mandirを参詣した。この寺院の中心となっている神様は殺戮神のドゥルガー。ゆえにその祠の前には毎朝生贄として捧げられる鶏やヤギなどの首をはねる場所があった。
これでポカラ観光は終わり。ポカラの町は小さいので今回は行かなかった国際山岳博物館を回っても一日あれば総て観光することができる。
ポカラにもう一泊してからチトワンに向かう男女6名と分かれ、私達2名はカイラスリゾートに向かった。
ホテルでカトマンズからバスで来たガイド・プラタプPratapとポーターを務める弟のプレヤスPrayasと合流し、トレッキングルートの最終確認をした後、翌朝の出発時間等を決めて別れた。
さあいよいよ明日からNさんと二人だけ(ガイドは別)のトレッキングが始まる。