少し前から我が家のインターネット接続状況が悪化していた。具体的にいうと時々接続が中断するのである。中断した時は、NTTから貸与を受けているルーターの電源コンセントを抜いて、一呼吸おいてから電源を入れるという方法で復旧してきた。しかし中断することが多くなってきたので、少々面倒だったがルーターを交換することにした。
我が家のインターネット接続は、NTTのルーターから無線LANルーターにつないでいる。インターネット接続悪化の原因はNTTのルーターか無線LANルーターか?というところが問題だったのだが、無線LANルーターは最近替えたので犯人はNTTのルーターの可能性が高くなった。
NTTに連絡するとその日の夕方に新しいルーターが届いた。またNTTの人が電話で「接続に問題が出た時はこちらの電話へ」とヘルプデスクの電話番号を親切に教えてくれた。親切はありがたいのだが、このことはルーター切替のハードルの高さを示唆しているようで若干不気味ではあった。
翌朝9時頃からルーター取替にかかった。一番手間なのは、2階にあるデスクトップパソコンをルーターのある1階まで持っていく手間だ。設定時にはパソコンとルーターを有線LANで接続する必要があるからだ。
さて有線LANで接続して手順書通りに設定を進めたが、プロバイダーの名前とパスワードを入れてもPPPランプが点灯しない。プロバイダーへの接続ができていない状態だ。
あれこれ考えるのは面倒なので、前日教えてもらったヘルプデスクに電話をした。ヘルプデスクには簡単に繋がらないことが多いのだが、この時は直ぐにつながった。さすがNTT、分厚い体制を引いているのだろうか?と感心。
さてヘルプデスクさんのガイドで幾つか操作をしたが、最終的にはインターネットオプションで「クッキーの削除を行う」を選択した結果、PPPランプが点灯し、インターネット接続が完了した。
最初にNTTの光回線を自宅に引いた時このようなことを行ったかどうかというと余り記憶がない。光回線を引いた時はNTTの人がパソコンとルーターの接続を行ってくれたような記憶をもっているがやや曖昧である。
パソコンの移動、再移動を含めて1時間ほどで作業は完了した(ラップトップパソコンがあればもっと簡単だったが)。しかし作業の難易度は「新しく購入したパソコンを無線LANにつなぐ」などの作業に比べるとルーターの交換は難度が高いと判断した。
さてルーター交換の成果は?というと今のところは接続に不具合は生じていないが、もう少し様子を見る必要があるだろう。
無線LANによるインターネット接続に不具合が起きる場合の犯人探しは関係者多いだけに手間がかかる。犯人は無線側とは限らず、その手前のルーターに潜んでいる場合もありそうだ。NTTが非常に親切だったのも、ルーター交換者が増えているということなのだろうか?