金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

オールドアルピニストの「ながら」トレーニング

2013年09月04日 | うんちく・小ネタ

自分では年齢の割りにはそこそこ山に登ることができる方だと思っているが、元気な先輩に出会うと驚嘆することがある。先週富士山に登った時も今年古希を迎えた先輩が麓の馬返しから山頂まですべて歩いて往復したのには感心した。

現在登山者が一番多いのは吉田口でスバルラインをバスかマイカーで登って駐車場のある5合目から歩き始める。だが昔の吉田口登山道はゼロ合目の馬返しから始まる。馬返し・5合目の往復に要する時間は4-5時間だから、麓から富士山に登ると半日は余計にかかる。だが馬返しから富士山頂までの標高差は23百メートル。これだけの標高差を一気に登る登山ルートは国内では少ないから一度は試す価値があるだろう。

元気な先輩に負けじ、と私も時間がある時はジムで体を動かすことに務めている。だが本来そんなにストイックなタイプではないので、テレビを見るなどの「ながら」がないと直ぐ飽きてしまう。

私の「ながら」トレーニングは次のようなものだ。

(1)週末の午後はゴルフ番組や野球などスポーツ番組をマシーンのテレビで見ながらトレッドミルで走る。

(2)興味のテレビ番組がない時間帯は本を読みながら、動かない自転車を漕ぐ。

それに加えて最近は

(3)見逃していた登山番組などをNHKのオンディマンドで見ながら、クロストレーナーで体を動かす。

ということをやっている。

Ondemand

写真はタブレットで見た極北のバフィン島の岩登りの記録だ。もっともタブレットは、映像は見やすいのだが、かさばるのでジムではスマートフォンで見ることが多い。

スマホにイヤフォンを付けてマシーンを動かすとイヤフォンを引っ掛けてスマホを落とす可能性があるので、体の動きが大きいトレッドミルは動画鑑賞には向いていない。シールをつけたスキーで大雪原を歩きまわるイメージのクロストレーナーが、登山番組や大自然番組にはふさわしいと私は思っている。

見ているだけで指先に力が入ってくる垂直の岩登りを見ているとモチベーションが高まってトレーニングに熱が入るというのが狙いなのだが、オールドアルピニストにはそれは見果てぬ夢となってしまった。

登山の後のビールが楽しみなように晩酌を楽しみの「ながら」トレーニングである。だがそれでもやらないよりはマシだろう。成果のほどはこれから始まる一連の秋山登山の結果で判断が下る。

コメント
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