オリンピック東京まで７年。どうしますか？

日本時間の今朝早く（９月８日）２０２０年のオリンピックの東京開催が決まった。１９６４年の東京、７２年の札幌、９８年の長野に次ぐ日本で四度目のオリンピック。個人的な思いを重ねると東京オリンピックの時は中学生。札幌オリンピックの時は大学生、長野オリンピックの時は銀行で市場部門を担当していた。
仕事柄投資銀行の人と付き合いがあり、長野オリンピックは今はなきリーマン・ブラザーズの人たちとホッケーの試合を観に行った記憶がある。バブルはとうの昔にはじけていたいたけれど、不良債権のバルクセールなど宴のあとの残飯に商売のネタが残っていたのだろうか？
随分個人的な思い出を書いたが、皆様それぞれにオリンピックには思い出をお持ちだろうと思う。

さて２０２０年の東京オリンピックまで後７年。「開会式に是非行きたいわね」と行っているワイフ。当然元気でいる予定なのだ。

今年の３月の世論調査ではオリンピック誘致に賛成する東京都民は７割だったというが、私は開催が決まればオリンピック熱は高まると思う。それが「ハレを大切にする日本人」の良いところなのだ、と思う。お祭り好き、おもてなし好きなのである。それで良いと思う。

このお目出度い時にお金の話をするのははしたないが、オリンピックの経済に与えるプラス効果は大きい。政府関係筋は付加価値ベースでGDPを0.3％位押し上げる効果があると述べているが、私はもう少し大きいのではないか？と思っている。

ロンドンオリンピックの実績を踏まえると、0.7-0.8％程度付加価値ベースでGDPを押し上げるのではないか？というモルガン・スタンレー三菱UFJ証券のアナリストに意見の方に与したいと考えている。

株の世界では、東京開催にベットした人たちが、かなり前から五輪関連の建設や不動産株を仕込んでいた。ブルンバーグによると大成建設やミズノの株価は今年に入って4割以上上昇している。

私の好きな「噂で買って事実で売る」格言に従うと、目端の聞いた人は五輪銘柄の売り場を探し、相場の後追いをする人はこれから買いに入るだろう。ぱっとしたニュースが乏しくなっている株式市場には大いにプラス材料だ。
そして消費税の来年引き上げはこれで決まり。

色々なことがオリンピックを軸にして動きだしそうだ。

さて一個人としてはどう過ごしましょうか？

これを機会にもう少し運動に励んで元気にオリンピックを迎える努力をしましょうか？