少し前健康診断で血圧を測った時、いつもよりかなり高くなっていました。私はお医者さんの前で血圧が上がる「白衣血圧症候」が大きな原因だと思うのですが、数日睡眠が浅かったことも一因だったような気がします。
睡眠不足ですと交感神経を活発にするアドレナリンなど興奮系物質が多く分泌されるので血圧が上がります。そこで私の場合「何が睡眠不足の原因だったか?」を考えてみると、未明に目が覚めることが多かったのです。その原因をインターネットで調べていると「睡眠時に鼻呼吸ではなく口呼吸をしている」ことが原因ではないか?と考えるようになりました。口呼吸をしていると喉が乾き息苦しくなり目を覚ましやすくなります。口呼吸をするのは、鼻詰まりなどで鼻呼吸が困難になっているからです。
私は花粉症ではないのですが、軽いアレルギー性鼻炎の傾向があります。その結果鼻腔が狭くなっているような気がしました。そこで見つけたのが、ブリーズライトという鼻腔拡張テープです。
このテープはプラスチックの板バネに粘着剤を着けたものですから、鼻の上に貼り付けますと、バネの戻る力で鼻腔が開くという仕組みです。非常に簡単な仕組みですが、寝る時2,3日使った経験では、鼻腔が開かれて鼻呼吸がやりやすく、睡眠も改善したような気がします。また血圧も正常値に戻っていました。
もっとも血圧対策としては「入浴時にふくらはぎをよく揉む」などという対策を講じていましたので、「鼻腔拡張テープ→鼻呼吸→睡眠改善→血圧低下」という単純な図式が成り立つかどうかは分かりません。しかし鼻腔拡張テープを貼ると、鼻がすっきりすることは確かです。
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お医者さんは血圧が高いと直ぐ薬を出したがるのですが、その作用について私は多少の疑問を持っています。というのは降圧剤は血管の拡張を図ることで血圧を下げるのですが、血管の拡張は鼻腔を狭くして鼻呼吸にマイナスに作用すると指摘する人もいます。降圧剤は比較的副作用の少ない薬だと言われていますが、このような影響はありそうです。
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以上の話は私のたまたまの経験に基づくものなので、一般論にすることは危険だと思います。ただし一つの事実は「大体の病気において、お医者さんは対症療法はしてくれるが、原因療法はしてくれない」ということです。原因療法には時間がかかる上、大した医療費を取ることができない場合があります。私の場合も、血圧が少し高めだった原因が仮に睡眠不足にあったとして、その治療法が鼻腔拡大テープでは高い医療費は取れないでしょう。それより手っ取り早く降圧剤を出す方が診療報酬が高いでしょう。
結局のところ自分のことは自分で考えるしかないのでしょうか?