この季節になると、運動やダイエットを始めるひとが周りで増えてくる。年度替わりで健康診断が始まるからだ。また上着を脱いでシャツ姿になることが多いから、体の線も気になるところだ。
今日(5月22日)の日経新聞朝刊には「自転車で楽しみながらメタボ改善」という記事が出ていた。それによると、1kgの脂肪を燃焼させるには7,200キロカロリーの消費カロリーが必要ということだ。
記事によると、体重70kgの人が時速15kmでサイクリンをした時の1時間の消費カロリーは350キロカロリーだ。私がスポーツクラブのマシーンで計ったところ、自転車漕ぎの消費カロリーは、時速19kmで1時間漕ぐと520キロカロリー消費する。またランニングについては時速9kmで1時間走ると約600キロカロリー消費する。ランニングでは少し歩くこともあるから、マシーン1時間で500~550カロリーの消費というところだろう。
この計算で行くと、週末に1日100kmサイクリングをすると5,000キロカロリー程カロリーを消費して、約700グラムの脂肪を燃焼させることになる。実際にこれ位走ると1kg以上体重が落ちていることが多いが、これは汗をかいて水分が一時的に抜けているからだ。
ところで運動をすると飲みたくなるのがビールだ。缶ビール(350ml)のカロリーは約140キロカロリー。ビールのカロリーの内3分の1は糖質に関わるもので、3分の2はアルコールに関わるものだ。アルコールのカロリーは熱エネルギーになるだけで、脂肪として体に蓄えられることはないそうだ。ということは酒を飲んでも、つまみを食べたり、最後に食事をしなければそれ程太らないということだ。
しかし実際には美味しいお酒を飲むと食事も進み、摂取カロリー過多になりがちだ。私も油断するとスルスルと体重が増える傾向にあるが、ひとえに食べ過ぎのようだ。週単位で見て、運動で消費するカロリーの範囲でお酒を飲みたいと思っているが、お酒先行というのが実態である。