金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

米国の一番長い戦争、司令官問題で再注目

2010年06月23日 | 国際・政治

アフガニスタン駐留米軍のマクリスタル司令官が雑誌ローリングストーンでオバマ政権を痛烈に批判したことに対し、オバマ大統領が怒り、同司令官をホワイトハウスに呼ぶというニュースは今日の日経新聞にも出ていた。当然米紙はこのニュースで持ち切り。

ところでアフガニスタン紛争は今月7日にベトナム戦争を抜いて米国が経験した一番長い戦争になった。ところがPew Reseachによると、国民の関心が低下していて今年初めから6月初旬までにメディアがアフガンに関するニュースを流した割合は2・8%に低下していた。

Pewがこの数字をHPに発表したのは2日前のことだ。これから暫くマクリスタル司令官問題でメディアのカバー率は急上昇するだろう。

6月に入ってアフガンの状況はかなり厳しくなりNATOの兵士29名が攻撃を受け10名が死亡した。マクリスタル司令官問題は米国民の耳目を集めるだけでなく、NATO諸国でもアフガン問題が注目を集めるだろう。

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富裕層資産でアジアが欧州を抜いた

2010年06月23日 | うんちく・小ネタ

ファイナンシャル・タイムズはメリルリンチの富裕層に関する調査の概要を報じていた。

自宅を除いて100万ドル(約9千万円)の資産を持つ個人を富裕層と定義したこの調査によると、昨年末時点でアジア・太平洋地区と欧州には各々約3百万人の富裕層がいる。富裕層の資産合計ではアジア・太平洋地区が9兆7千億ドルで、欧州が9兆5千億円だ。初めてアジア・太平洋が欧州を抜いた。地域別で南アーワンなのは北米で約3.1百万人の人が10兆7千億ドルの資産を持っている。

世界の富裕層の数は約1千万人。この内約半分は米国、日本、ドイツにいる。だがこの分野でも中国は追い上げていて富裕層の数は48万人で4番目になった。インドの富裕層も2009年に倍増して12.7万人になった。

富裕層が減少したのは中東地区でドバイの不動産危機で、富裕層は19%減少した。

☆   ☆   ☆

ところでglobal rich listという面白いサイトがある。http://www.globalrichlist.com/

これは収入ベースであなたが世界で何番目にリッチか?を直ぐ計算してくれるサイトだ。このサイトを使ってフローベースだけれど年収が幾らくらいあると世界のトップ1千万人に入るかを計算してみた。結果は大体年収2千26万円程度で1千万人に入ることが分かった。

もしお時間があればこのサイトであなたが世界で何番目にリッチか調べてみると面白いだろう。

ただしこのサイトの目的はよりリッチになるためあなたの貪欲さを奮い立たせるものではなく、もし自分はリッチなんだと感じたら、貧しい人に寄付をしてあげてくださいというものだ。

トップ1千万人は世界の総人口の僅かに0.16%に過ぎない。年収が500万円の人でも世界のトップ2.16%なのだ。世界には一日2ドル以下で暮らす人が30億人いるという。

コメント (1)
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