金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

花も人出も最高の小金井公園(2)

2006年04月01日 | まち歩き

引き続き小金井公園の話である。公園内の江戸東京たてもの園は400円の入園料金を払っても入場に値する。その理由はまず園内の飲食が禁じられていることもあり入園者が少ないことだ。ここでは外部の喧騒を離れて比較的静かに自然と建物の調和を楽しむことが出来きる。

Mituitei1

まず目に付くのはたてもの園に入って左側の「三井八右郎衛門邸」であ。ここは何度も訪問しているので、靴は脱がず庭園のみを鑑賞する。上の写真は庭の入り口部分である。

Mitsuitei2

庭に回ると僅かな散り残りの花を付けた梅があった。

三井宅の東北に雑木林がありそこに紫色にきれいな花が咲いていた。花の名前がわからないのでワイフが通りがかりのご婦人に尋ねると「ムラサキハナバ」という返事が返ってきた。後でインターネットで調べると「ムラサキハナナ(紫花菜)」ということが分かった。

Murasakihanana2_1

庭にダイコンバナを植えているワイフによると「この花はダイコンバナに似ているが葉が違う」ということだ。珍しい植物というと西ゾーンにある八王子千人同心の家の庭に藤蔓が絡まるサワラの樹があった。サワラは珍しくないがこれ程蔓の絡まった樹はあまり見かけかない。

Sawara

たてもの園の中を東に向かって進むと明治以降の商家が並ぶゾーンがあるが、その入り口に古い都電があった。中年の夫婦が携帯で記念写真を撮っている。

Toden

都電といえば映画「三丁目の夕日」を思い出すが、このたてもの園も昭和30年代のノリでやっていた。出入り口にある室内展示会場では東京タワー建設当時の庶民の暮らしが再現されていた。ちゃぶ台や小さなテレビを見ると私にも懐かしい思いが募ってくる。

話は前後するが東ゾーンの農家(天明家)で石の手水鉢に彫られている仏様が良い表情をされているので写真に撮った。

Sekibutu

本来はカメラ位置を低くして撮影するべきなのだがつい横着をして高い位置から撮ってしまった。次のお地蔵様(だろう)の写真も同様である。弁解する訳ではないが、写真を撮らないワイフ同伴で良い写真を撮ることには限界がある。ワイフはすぐ退屈してしまうのだ。一方仮に良い写真が撮れたとしてもワイフをほったらかしにしていると良い夫婦仲を維持することが難しくなる。人生には常に幾つかの試練が待っているのである。

Hotoke

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花も人出も最高の小金井公園(1)

2006年04月01日 | まち歩き

今日(4月1日)自宅からワイフと一緒に自転車で小金井公園に花見に出かけた。

この話は「自転車の話題」「割引美術館入場券」の話につながるが、とりあえずはお花見の話から。

私の自宅から小金井公園までは自転車で2,30分の距離である。午前9時半に自宅を出て10時ごろ到着。しばらく公園内をサイクリングしてから「江戸東京たてもの園」に入る。このたてもの園の周辺はそめいよしのが多くお花見の人が集まりつつある。江戸東京たてもの園では「ぐるっとパス」(@2,000円)を購入した。このパスがあると2ヶ月間の間に東京都内にある49の美術館・博物館等に無料または割引で入場できるのだ。その効果については別途記事にしよう。

さて江戸東京たてもの園前の桜。天を覆おうばかりの見事さである。

Tatemonokannmae

たてもの園には広い敷地に江戸後期から戦前にかけての建物が展示されている。特に西側は多摩の豪農の家を伝える。

Shikidai

写真の家は多摩地区の豪農の家の遺構であるが、式台の上には鶴の飾りがあり、当家の繁栄ぶりを偲ばせる。

江戸東京はくぶつ園の入り口から東に入ったところには「旧自証院霊屋(きゅうじしょういんおんたまや)」というこの公園の中では艶やかな建物がある。

Otamaya

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都心の春~日本橋の朝~

2006年04月01日 | まち歩き

3月30日の朝は冬に戻った様に寒く一度脱いだコートを又着て家を出た。寒いが天気の良い朝なので日本橋の脇に咲き出した桜の花を撮ってから神田よりの会社まで歩くことにした。

Nihonnbashisakura1

それにしても日本橋の上に架かる高速道路は実に都会の景観を損ねる。ロンドンのテムズ川の上にこの様な無粋な高速道路が乗っかっているだろうか?我々は実利を追い求めるあまりもっと日々の暮らしの中の美しさをなおざりにしてkちあのではないだろうか?

日本橋の欄干には青銅製の麒麟がある。

Hashikazari2

麒麟の他獅子のような像もあるが何であるかは知らない。日本橋界隈は何十年も歩いているがあまり深く考えずに歩いていたようだ。カメラを持つと色々なことを観察したくなるがこれは良いことである。

Hashikazari

日本橋を神田側に渡ったところで高速道路を見上げると朝日の中に桜が見えた。光の中で透けて見える花びらは格別に美しい。Kousokusakura

朝の出勤前の待ち歩きも中々良いものである。

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