第?弾「もとこもとめの過去」
「あおむ先生、姉を放置しておくと、
危険だから、本当のことを話します」と
もとえはあおむの目を見て言った。
「先生、無理するんではないだす」
と
あおむが言ったが、
もとえの意思は固かった。
もとえは悲しそうな顔をして、
「私には姉が二人いたの。
一人は優しい姉、
もう一人は意地悪な姉。
それだけならいいの。
でも、上の姉と私ともとめ姉さんは
母が違うの。
で、上の姉がまがったのは
私達の母がいじめたせいらしいの。
で、上の姉がもとめ姉さんを
いじめてばかりいたの。
そして、詳しいことはよくわからないんだけど、
喧嘩になって、殺し合いになってしまったの。
結局、脳死の上の姉、もとこって言うんだけど、
その心臓をもとめ姉さんに移植したんだけど、
結局、うまくいかなくて、
ああいう寝たきりの状態になったわけ。
だから、姉は殺人者なのよ」
と真実を話した。
(続く)
「あおむ先生、姉を放置しておくと、
危険だから、本当のことを話します」と
もとえはあおむの目を見て言った。
「先生、無理するんではないだす」
と
あおむが言ったが、
もとえの意思は固かった。
もとえは悲しそうな顔をして、
「私には姉が二人いたの。
一人は優しい姉、
もう一人は意地悪な姉。
それだけならいいの。
でも、上の姉と私ともとめ姉さんは
母が違うの。
で、上の姉がまがったのは
私達の母がいじめたせいらしいの。
で、上の姉がもとめ姉さんを
いじめてばかりいたの。
そして、詳しいことはよくわからないんだけど、
喧嘩になって、殺し合いになってしまったの。
結局、脳死の上の姉、もとこって言うんだけど、
その心臓をもとめ姉さんに移植したんだけど、
結局、うまくいかなくて、
ああいう寝たきりの状態になったわけ。
だから、姉は殺人者なのよ」
と真実を話した。
(続く)