レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新作ディープ(?改)「信じる?」

2010-08-31 23:19:03 | 小説
新作ディープ(?改)「信じる?」

第一話は下記から始まります。
 
 新作ディープ(?改)「プロローグ1」

 グーさん以外に最初の方は保管済みです。
 「キモ男三人衆セカンド、変態黒女教師と永久屋敷の呪い?」


5人はそっと207号室へ移動した。
 しかし、誰もいなかった。


 5人は207号室を出て、
 先ほど人の声がした205号室の前に行く前に、
 「よし、あそこであいつらを信じて交渉だ」
 いきなり、おちたが小声で言う。
 「ああ」
 「そうねえ」
 「こっちが信じないとね」
 「ちょい、待ち」
 木太郎が異議を唱える。
 「水さすなあ」

 
 「いいから、一旦もとこの部屋に戻るぞ」
 木太郎は、
 小声でそういうと、
 いやがるみんなを無視するように、
さっさともとこの部屋に入る。
 4人も渋々もとこの部屋に戻る。
 木太郎は素早く鍵を閉めるとため息をついた。


 「一つだけわからないことがあるから、
ここで相談したいんだ。
 あの部屋はレイカの部屋だ!
 何故、あいつらはレイカの部屋に隠れたんだ?
 レイカがあの部屋の鍵を持ってるんだぞ。
 しかも、
 もとこの部屋に近いんだぞ。
 もとこを怖れるなら、
1階の他の部屋に隠れた方が安全じゃないか」
 「そう言われれば、そうねえ?」
 「レイカが犯人じゃない
と思ってるんじゃないか?」
 「他の部屋だと隠れる意味ないからじゃないか?」
 「レイカを犯人だと思って、
逆をついたんじゃないか」
 「でも、
もとこを怖れているって話しじゃなかったか?
 レイカの部屋はもとこの部屋の前だぞ、
 もとこが怖いならやっぱり怖いぞ!」
 「うーん、わけわからないよ。
 実際、
 さんざん考えてわからなかったから、
行動に出たんだろう。
 木太郎話しをややこしくするなよ」
 「そうよ」
 「行くしかないわよねえ」
 「そうだよ。
 あいつらを信じるしかない。
 違ったら、
 俺がやられてやるよ。
 行こう!」
 おちたの力強い言葉に木太郎以外は頷いた。
(続く)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。