レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

BADEND:B「木太郎進む2」

2008-10-12 22:12:50 | シナリオ
BADEND:B「木太郎進む2」

 木太郎は、二人と別れると、前の壁を見回した。
左側の上側に小さな窪みがある。
そして、その真下を見ると、
同じようなテンプレートに数字が並んでいる。
「同じ構造か」と呟くと、木太郎は数字を見渡した。
9の文字の埃が少ない。同じく♯にも埃は少ない。
木太郎は、9を五回押し、♯を押す。
「だめか」木太郎は首をひねる。
 その時、女の悲鳴のようなものが聞こえた気がした。
「なんだ?」木太郎は後ろを振り返るが、
それ以降、大きな音がしない。
 「念のため、戻って見るか」
木太郎は、屋敷へ戻ることにした。
 屋敷の扉の前には誰もいない。
永久もアスカちゃんも無事戻ったのか。
でも、今の悲鳴は。木太郎は、
扉を開けようとしたが、鍵がかかっている。
ベルを押す。ブルル、ブルル。反応はない。
どん、どん、ドアを叩く。やはり、反応はない。
おかしい、今二人が戻ったばかりで、
誰も出てこないとは。もう一度、
ベルを押すがやはり、反応がない。
屋敷の中で何かが起きたのか?
木太郎にはイヤな予感がした。
(続く)


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