大分・宇佐市のさとう有機農園

夏:きゅうり、ピーマン、トマト、ナスなど15品目
冬:ほうれん草、ブロッコリー、キャベツなど20品目

ヒヨドリきてる。

2008-02-28 18:58:07 | 今日の作業

順調に春夏作の準備が進んでおります。蒔いた種もちゃんと発芽しております。

現在佐藤農園には男性wwoofer1名と、短期研修生が1名滞在中。僕も含めて農を志す男性3人がおります。農に何らかの形で関わって生きていきたいとする人ばかりです、いいですね。楽しいです。

先日、隣市で環境に配慮した農法を営んでおられる【柳峰農園】さんにお邪魔した際、春キャベツにヒヨドリがたくさん群がってきて困っている、と仰っておられました。佐藤農園は今のところ鳥害はないなぁと思っていたところ、来てましたヒヨドリ。

キャベツの外葉がレース状です、すごい数。

なので、本日急遽防鳥ネットを設置しました。近日中にはヒヨドリがネットにかかっているかもしれません。彼らも生きるのに必死ですが、こちらも必死ですからねぇ。難しいところですね。

(じゅん)


ソニア発つ。

2008-02-22 17:45:38 | 今日の作業

ソニアが旅立ちました。

イルランダもソニアも二人とも頑張り屋さんで刺激的でした。メキシコはメキシコで様々な農業事情があるみたいですが、彼女達はしっかりとしたヴィジョンを持っていましたし、夢を叶えることでしょう。日本で得た経験が何らかの役にたつことがあるのでしょうか。人生に無駄なことなんてないですもんね、直接的でないにせよ間接的であるにせよ、きっと何かにつながっているんでしょうね。

さて、個人事ですが、佐藤農園の研修生じゅんは3月17日をもって研修期間を終了いたします。佐藤農園を卒業いたします。丸々2年、wwoof時代も含めると2年半からのお付き合いをさせていただきました。

今後は地元の京都に帰って、就農の夢を叶えるために動き回ることになります。イルランダやソニアに負けないように!

まだもうしばらく宇佐にはおりますし、ブログも続けます。ブログがその後はどうなることやら、今のところわかりませんが、きっと新たな研修生が現れて素敵に引き継いでくれることでしょう。

ではではもうしばらくお付き合い願いますね!

(じゅん)


温床つくりましたー。

2008-02-21 19:30:49 | 今日の作業

昨日、稲藁踏み込み温床をつくりました。

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画像は順不同ですけど踏込の様子。

だいたい3.5×1.5mくらいのスペースに藁束を機械で細かくして、水を振りまきながら踏み込みます。米ぬかを微生物の栄養分に、また今年の落ち葉はくぬぎを主体に混ぜ込んで。長靴でギュッギュッと、踏み込んだ際に水がジュワっと靴の底から染み出してくるくらいまで続けます。結構な重労働です、太ももにズシっときますよ。

稲藁の裁断も機械だから楽チンなんですけど、乾燥してると粉塵がすごいことになります。中腰の作業を続けるので腰にも負担が(笑)

種を播いたトレイが増えてきたら順次温床を拡大していきます。30m縦長くらいまでは踏み込み続けます。うん、大変。

でもこれで若苗もしっかり育ってくれることでしょう。

現在の電熱温床内は

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こんなかんじ。もうすぐトマトの鉢上げが始まります。

ボチボチ忙しくなってきますね。

(じゅん)


土つくってます。

2008-02-16 18:44:19 | 今日の作業

トマトやミニトマトが発芽しました!!ピーマンも無事発芽。そろそろ稲藁踏み込み温床を始めないと次に種まきをしても温床のスペースがなくなります。春夏徐々に始動!

今日は土作りを行いました。

佐藤農園では田の土をメインに赤土や薫炭、牛鶏糞、昨年の温床堆肥、ピートモス等などを混ぜ込みます。この土は春夏のみならず秋冬も使用されます。大量大量。

明日にも少し素材を足して切り返しです。最近ちょっと寒いので久しぶりの肉体労働はなかなかに気持ちよかったです。

(じゅん)


むすび庵さんの研修生さんご来訪。

2008-02-03 20:43:25 | 今日の作業

今日は育苗用の電熱線を設置、温床をつくりました。だいたい1畳くらいのスペースにまだ寒い時期に小さな苗をホカホカさせるために使います。種まき秒読み!

さて、はるばる福岡は筑紫野・むすび庵さんから研修生の方が4名ご来訪。いろいろなお話が聞けて楽しい時間を過ごすことができました。

僕は実際にむすび庵さんにお邪魔して庵主・八尋さんのお話を伺ったことがないのでよくわかりませんが、書籍やHP、知人、元研修生の方のお話などを伺うに佐藤農園とはまるで違った方法で農にアプローチされていますことは何となく知っておりましたので、今日の会もとても勉強になりました。研修生の皆さん、遠くからありがとうございました!!

佐藤農園は、栽培・販売に特化した生産農家です。また考え方も、自身は農“業”のプロフェッショナルたらんとし、流通・加工・販売にもそれぞれのプロフェッショナルが担えばよいとするものです。

対してむすび庵さんは、農の周囲にある地域・環境を包括的に見据えての伝統的な農的暮らしのオールラウンダーいわば百姓たらんとされているのかなという(僕のかなり勝手でイメージ先行の)考えじゃないかなーと思います。

どちらが正しいとか間違っているとかはありませんよね。というか、そもそも農を何らかのセクションに分類する考えそのものが(不勉強なこともあって、また僕は確固たる信念みたいなものより中道を好む日本人的な性格が強いので)いまいちしっくりこないので、否定も肯定もないですが、考え方はそれぞれどちらもすごく勉強になることが多いです。

むすび庵さんは、農“業”だけでなく食や暮らしの側面にもスポットをあてた生業をなさっているからなのか、研修生の方、訪ねてこられる方にバラエティがあっていいなーと思いました。農が暮らしに直結していない現代では、農の状況や今後の展望などはいまいちよくわからない遠い世界の出来事のように捉えられていると思います。

が、食は生活していたら無視できるものじゃないですし、問題が即自身に関連してくるものですから、その問題をキャッチしやすいものではないでしょうか。

食の側面から農に関心を持たれた方が、むすび庵さんのような農的暮らしをされているところに直につながって現場のことを知るってすごい素敵なことですね!

繰り返し言いますが(しつこい)、どちらがいいとかではなく、僕達みたいな若い世代(と相変わらず主張する)にとって、佐藤農園にしろむすび庵さんにしろ、アプローチは違えど先駆的にいろいろなされてきた方の考えって本当に勉強になるのです。それぞれに強みを持っておられますし、それをお互いに補完できるような形で自分の中で取り入れたいと思いました。

ところで訪ねてくださった研修生の方に八ヶ岳中央農業実践大学校の方がいらっしゃいました。こちらは農水助成の財団法人ですからいわば農政の方向性が、どんな農家が今後育って欲しいかということが授業にもあらわれているのでしょうね。どんなことされてるのかもう少し話を聞いてみたかったです。

何にせよ有意義な時間を過ごすことができました!楽しかったー!

(じゅん)


農園近況。

2008-02-01 19:11:55 | 今日の作業

ご無沙汰しておりました!佐藤農園じゅんです。

例年、一月というと佐藤農園には収穫・出荷準備に奔走する時期なのですが今年はどうも野菜の動きが小さい模様。暖冬の影響で、寒冷地などが普段ですと農閑期にあたる今頃にもまだまだ野菜が収穫できていることが原因のひとつのようです。流通の方の話では、野菜自体の数量は少ないようですが需要も少ないのであまり動きがない、とも。

なんだろう、よくわかりません。皆さん野菜食べられてないんでしょうか?

さて、佐藤農園の最近の野菜状況ですが。

■ホウレンソウ…今年はダニ害がひどく、残りわずかしかありません。3分の1~半分くらいはダニにやられたのでは。

■キャベツ…まだまだあります。春キャベツもあります。今年は秋口にヨトウムシに食われまくった春キャベツがじっくり生長していって未だに残っている、という状況。すごい生命力ですね。

■ブロッコリー…いっぱいあります!

■カリフラワー…今収穫量減ってます。

■葉物類…チンゲンサイ・水菜・ルッコラはありません。わさび菜も。

■大根…でかいです(笑)まだまだあります、うまいです!

■にんじん…割れがたくさん…。収穫したうちの4分の1くらいは割れてるんじゃないのかな。B品として出荷もしておりますので、ぜひぜひご連絡を!

■レタス類…リーフは多少ありますが、レタスは良品を探し回って何とか集めているという状況。ほとんどありません。サニーレタスはおしまい!

■カブ…ぼちぼちありまーす!きめこまやかな肉質!若干アカダニやアブラムシの発生も見られますが皮の壁はまだ薄いです。

■セロリ…少しアブラムシが出てます。が、それほど気にならないと思います。今たくさんあります!ポリポリ!

そろそろ春夏野菜の準備に入りそうです。楽しみですねー!

(じゅん)