少しずつ春夏の準備が進んでおります。
ナス、ピーマン、トマトの種を播きました。順調に芽吹いております。
踏み込み温床を作り始めました。
こんなふうに板で囲ったスペースの中に裁断機で細かく切ったワラを敷き詰めます。佐藤農園ではそのワラに米ヌカを振りまきます。
そして、放水しながらギュッギュッと踏み込んでいきます。
ワラを踏みこんだ後、その上から枯葉をふりまきました。
枯葉は彼岸桜、松、プラタナスなどなど。
こんな枯葉。桜の枯葉はとてもいい香りがします。
この上から、さらに米ヌカを混ぜたワラを踏み込み、そしてもう一段枯葉を振りまき、最後にもう一度ワラを踏み込みます。
この時期の温床は長期間に渡って熱を保ってもらうために、間に2段も枯葉層をつくわけです。有機物が微生物のエサとなり、エサを食べる微生物の活動エネルギーが温床の熱になるわけですね。踏み込み温床は嫌気性発酵なので高温にはなりませんが、数日経つとホンワカ暖かい床が出来上ります。
昨年僕はこの温床の上で昼寝したことがありますが、とても気持ちいいものですよ。
さらにこの温床、一年後には良質の堆肥として活躍してくれます。優れものですね。昨年つくった温床が今年の堆肥になるわけですけれども、丸々と太ったカブトムシの幼虫がたくさんいました。
若苗をじっくり大事に育てるユリカゴは、自然界の生きものにとっても過ごしやすいのですね!
(じゅん)