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竹原友徳のさすらいうどん武者修行道中記

香川でのうどん修業の後、2年間の日本一周うどん行脚の武者修行の旅を完遂!現在は京都・綾部での開店目指し奮闘中!

夢を語る夜

2008年02月07日 | メッセージ
節分の日の夜、フナヤンさんの友人の中学校の教員をされている藤田さんご夫妻のホームパーティーに招いていただきました。

この日、メッセンジャーの杉浦さん、藤田さん知り合いの先生が来られていて、リクエストがあったのでうどんも少し作っていき参加しました。

藤田さんは保健体育の先生をされているのですが、昨年はがんで闘病され、今は元気になられていて再び復帰されています。

藤田さんが闘病中に心の支えになったのは「夢」だったそうです。
また元気になって夢を叶えるんだという気持ちが前向きにさせてくれたのではないでしょうか。

それがきっかけになり以前よりも強くこどもたちに夢を持って生きてもらいたいと思うようになり、今年は二年生の時に行われる立志式にしっかりと自分自身を見つめる機会を作り、将来どんな職業につきたいのか、そのためにどんな過程を踏むのか、どんな人になりたいのか考えさせているそうです。
そうやって自分を見つめる事が夢に繋がるのではないかと言われてました。

私が中学生の頃は料理人か先生になりたいと思ってました。食いしん坊で料理が好きだったからだと思います。

その後大学で旅してうどんと出会い、今はうどん職人です。
もともと旅が好きで一年二年の放浪の旅がしてみたいという思いが学生の時の夢です。

そして今、その旅の最中。まさに夢のような時間です。
この旅で見つけたでっかい夢やら小さな夢を一つ一つ叶えていけるように努力したい。

夢に向かって行動すれば夢は叶うとよく聞きます。
私もそう思っています。

循環農法

2008年01月24日 | メッセージ
実は昨日という日にはまだ続きがありまして午前中に近藤さんにお会いし、昼から移動して野津町にいきました。

野津には赤峰勝人さんという方がされているなずな農園があり訪れてきました。

赤峰さんは循環農法というスタイルの農業を提唱されていて草や糞などから作った完全熟成堆肥を利用した完全無農薬栽培の野菜作りをされている。
循環農法というのはまだ勉強不足ですが土からできた野菜を人がいただき、その排泄物は微生物の餌となり分解され堆肥となり野菜を育て痩せた土に戻してやることでまた立派な野菜が育つという考えの農業の事。
この無駄がなく、微生物や人や虫が関わりあって生きていける事が大事だそうです。

そして赤峰さんのこれまでの歩みや哲学が書かれた本
「にんじんから宇宙へ」

この本がまたオススメなんです。
土や食にまつわる事、環境問題など幅広くわかりやすく書かれていて読みやすいです。
なずな農園売店で購入。全国を講演会などで回れていて忙しくされてなかなかお会いできない赤峰さんですが、たまたまおられて本にサインをいただけたら励みになりますと無理にお願いしたところ、出てきて下さりサインとメッセージをいただきました。

赤峰さんは
「一日一…」とゆっくりと書かれて

最後なんて書かれるのか想像してしまい
一日一善?
うどんの事情も話たしひょっとして
一日一麺?まさか…

赤峰さんは
「一日一生」

と書かれ
「みなさん明日があると思っておられますが明日はないんです。今できる事を精一杯やって下さい」とおっしゃいました。
いつも後でいいかとか明日でいいかとついつい後回しにしてしまう自分に喝の入る言葉です。

そして最後に
「ぜひ完全無農薬の小麦を作って、うどんを作り食べに来てくれた方を健康にそして幸せにしてあげて下さい」と激励して下さいました。

これはやる気でてきちゃいますね!

とにかく濃い濃い一日でした。

さらに一つ追加で

2008年01月24日 | メッセージ
今回の事の始まりは年末年始の温暖化番組になんかおかしいなぁとぼんやり思ったからなんです。

詳しく言うとある番組でロシアの湖が干え上がってしまったという内容があり、その原因を番組の中でロシア政府の綿花栽培の為に湖の水路をいじくったからだとはっきりと地元の人たちは言ってるのに最終的に温暖化でこんなになっちゃって恐ろしいってなってたんですよ。
この時になんか違和感があったんですよ。

昨日のお話でもこのような干ばつや砂漠化の原因に人為的なものがあるにも関わらず全て二酸化炭素による温暖化のせいだとされてしまっている事も危惧されてました。

やはり報道や情報にはある程度疑いを持つ必要があるのではないでしょうか。
全て鵜呑みにすると惑わされて自分を見失ってしまう気がします。
そうならないようにに自分自身で未来を考え幅広い知識を持って判断し、何をすべきなのかみつめていかないといけないと思いました。

環境問題の本質

2008年01月23日 | メッセージ
「温暖化は憂うべきことだろうか」の著者の近藤邦明さんにお会いしてきました。

近藤さんはとても紳士的な方でインターネットや報道、本など様々な情報が身の回りにあり、何を信じたらいいのかわからなく、ほんとうに考えなければならないことは何なのか教えて欲しいという問いに丁寧に近藤さんの意見を教えてくださいました。

お話では豊かな生態系を守ったり取り戻すという事はもちろん大事ことですし、石油や石炭、ガスといったいつかは無くなってしまう資源をほんとうに使い果たしてしまった時に慌てるのではなく、無くなるというのはすでに分かっていることなのだから、それまでの間に永続可能な暮らしをしていけるように智恵をしぼって準備しておかなければならない。
つい150年前までは石油資源なんてなかったのだから質素に暮らせばやっていけるとおっしゃってました。
ただ人口が増え過ぎているのはやはり問題のようです。
そして科学による新技術への過度な期待もあまりしない方がいいようで、新たな技術により製品ができたとしてもそれを量産したり維持するのに莫大な資源エネルギーが必要になるからだそうです。

また今でもそうですが資源の奪い合いによる戦争も考えられるのでそういった面で難しい時代がやって来るかもしれません。

最後に言われていたのは自分自身で考え続ける事が大事で、溢れる情報を最終的に自分自身が判断するという意識を持たなければならないということでした。


今回近藤さんとの出会いにより環境問題の本質を考え、まず初めの自分の意見を持てるきっかけとなりました。近藤さんの意見がすべて正しいわけではないと思いますが共感できる事がたくさんあり参考になりました。

自分の考えとしては限りある資源を大切に使わせてもらい、少しでも長持ちするようにまずは身の回りムダを無くすようにしていき、なるべくゴミをださないように不必要なものは買わないというあたりから始めたいと思います。

また資源や食糧を奪い合うのではなく分かち合い助け合える世界にしていきたいですね。
その為に心を磨いていきたい。
食いしん坊が分かち合えるようになるにはかなり修行が要りそうです…

取材行ってきます

2008年01月23日 | メッセージ
こんな本を知ってますか?

先日福岡の本屋で九州人が書いた本コーナーに

「温暖化は憂うべきことだろうか~CO2地球温暖化脅威説の虚構」著者近藤邦明

という本を発見し思わず手に取り立ち読みした。
というのは年末年始の地球温暖化関係の激しい報道に何かスッキリしないものを感じ、自分で調べて何が大切な事なのか知りたいと思い、何か良い資料はないかなぁと思っていた矢先だったからです。

ちょっと読み、その内容に驚きすぐに購入。

内容が大学の論文みたいになっていて、所々難しくてなかなか熟読できていないのですがおおまかな内容はこんな感じです。


地球温暖化の原因は二酸化炭素ばかり言われいるが、けしてそれだけが原因とは言えず太陽や地球の微妙変化などからも考えられる。

また2~4度の気温上昇により人類は壊滅的な被害がでると言われているがこの一万年の間にもこのような気温上昇は起こっており、しかも温暖化していた時期の方が生態系は豊かであった。
よって温暖化することに悲観的になる必要はない。
逆に寒冷化してしまう方が植物には冷害もでるしよろしくない。

そしてこの本で1番感銘を受けたのが次の内容です

人は食物連鎖の生態系の中に生きていて他の命をいただいて生きている。
しかし人は産業活動により生態系を破壊し、植物や動物が生きていけない環境にしてしまってきている。

人が生きていくためには水と食べ物がいります。
水を育むのは豊かな森。豊かな森は木の実などで動物を生かし、また豊かな海を作ります。豊かな海は魚を育み、その恩恵を人はいただきます。

このように人は豊かな循環があるから生きていけるのです。

それを人の都合で地球の肺と言われているアマゾンやアジアの熱帯雨林をばっさばっさと破壊したり、有害な汚染を吐き出す工場を作ったりという事は結局、生態を壊しているのでいずれ水や食べ物を失い生きていけなくなる訳で自分で自分の首を絞めているようなものです。

その事の方が深刻な環境問題で豊かな生態系を守ったり、取り戻していく事こそが大事なのではないだろうか!

うんうん!
やはりこういう事が本当に大事だと思いました。

しかしながらインターネット上ではデータが間違っている、近藤説は偽科学だ!などと批判的内容もあり、何を信じるたらいいの?となってしまいました。

そこでこれは直接お会いして話しを聞いてみたいと思い立ち、別府に住まれている近藤さんにメールを送りアポを取り明日お話を聞かせていただける機会をいただきました。

そして真実を聞いてきたいと思ってます。
あぁ~緊張する~。
でもどんな出会いになるのか楽しみです。頑張ってきます。


この本ぜひ一度読んでもらいたいです。難しい内容もありますが知ってて損する事はないと思います。

まずは近藤さんのホームページ「環境問題を考える」をチェック!

http://env01.cool.ne.jp


島がまるごと博物館

2007年11月14日 | メッセージ
日本で魚の種類が1番多いのは沖縄でも小笠原でもなく、高知の西の端にある柏島という島。

南からの暖かい黒潮と瀬戸内海からの栄養豊富な水がまじりあうため熱帯と温帯の多種多様な海洋生物の宝庫でその数なんと1000種類以上でテーブルサンゴも広がっていてダイバーや釣り人に人気の島だ。

そこに黒潮実感センターというところがあり以前紹介していただいていたので訪ねて来ました。
センター長の神田さんはおられなかったのですがスタッフの津戸さんにお話を伺うことができました。

黒潮実感センターでは人が海から豊かな恵みを享受するだけでなく、人も海を耕し、守る。人と山とが共存する「里山」のように、人と海とが共存できる「里海」を目指し活動されてます。

その活動として子供達に豊かな海を体験でなく実感できるようなサマースクールや漁業中心の暮らしを守るための海の保全活動、ダイバーと漁師の間でのルール作りなどさまざまされてます。

そんな柏島の豊かな海を実感するため11月にも関わらずスノーケリングしてきました。
海水温は高く22度くらいあるので暖かかった。

透明度30メートルでサンゴに熱帯魚、魚の群れが美しく感動でした。
今後も何度も訪れてしまいそうです。



社会見学

2007年11月03日 | メッセージ
徳島県上勝町は全国でも進んだ環境対策の町という噂を聞いて少し見学に行ってきました。

上勝町は山里で高齢化率が約48%の過疎、高齢化の進む町ですが未来の子供たちにきれいな空気やおいしい水、豊かな大地を継承するために、2020年までにごみをゼロにしようと取り組まれている。

そのためにごみは34分別しリサイクル。
生ごみは各家庭でコンポストや処理機による堆肥化。
リユースを進めるためまだ使える不要なものを持ち込んで陳列し、いる人はそれを無料で持ち帰る事が出来る「くるくるショップ」などもありました。

話によるととにかく地域の年配の方が中心となって取り組まれているようだ。
また千年の森を作ろうと自然林の植林活動も地域の人達がボランティアでされていました。
小さな町だから地域で協力して出来る事なのかもしれないですが、都会でも見習って出来る事はあると思った。

町の人達も国文祭のせいか生き生きと楽しそうでした。

パーマカルチャー

2007年06月13日 | メッセージ
パーマカルチャーという言葉に出会った。

初めてではない気がして記憶をたどってみると、以前青森の大西ハーブ農園さんで話を聞いたような気がする。
その時は興味がなかったせいか飛び付かなかった。

この旅で様々な立場から自然環境と向き合っている方と出会い、刺激を受け考える事がよくありました。

自分なりに自然に優しい暮らしをしようと思い、水を大切に使ったり(使うわせてもらっている事もあり)石鹸もなるべく使わない、エコドライブ(ガソリンが高く懐を圧迫するのが最大の要因)を心がけたりしている。
しかし街の風景を見ているとコンビニのゴミ箱は山盛りだったり、川は泡が流れていたりと何も変わってないように見えてしまい暗い気持ちになり、考え込んでしまう事もしばしばあった。

そんな時に「パーマカルチャー」という自分にとってキーワードになるんじゃないかという言葉に出会った。
パーマカルチャーとはなんか小難しいですが「パーマネント(永続的)」と「アグリカルチャー(農業)」それと「カルチャー(文化)」を合わせた言葉で「永続可能な農的暮らし方」という意味でまだまだ勉強不足ですが自分なりには一人一人が自分にあった自然と調和した暮らし方を考え実践していく事かなと思ってます。

シャロムヒュッテではそれを実践されていて、森と畑に囲まれた環境の中、セルフビルドの建物や自然農、コンポストトイレ、草屋根で緑化、天水使用、天ぷら油で車を走らせたりなど様々。
自然に負担のかからない暮ら方です。

またオーナーの臼井さんの言葉一つ一つには熱い思いが込められていて、しかもユーモアたっぷりで楽しくわかりやすい。
その言葉の中でも印象的だったのが「愛の理論」
「愛」というのは理解する事。でも理解するだけでは愛は半分しか完成しない。
理解したことを伝えて初めて愛は完成するという考え。

これまで以上に出会いの中で感じた事、学んだ事を発信できればと思います。

そしてさすらいうどん的パーマカルチャーを考えていきたい。
みなさんもパーマカルチャーしませんか?
パーマカルチャーする人をアニメから「パーマン」と呼んでみるのはどうかと思います。
なんか楽しめそうでしょ。

「遠くで呼んでる声がする、来てよパーマン私の所へ~☆」(パーマン主題歌より)

最後に臼井さんの言った
「大丈夫!未来は明るい!!」という笑顔の声に勇気と元気をもらった。

街をよく見てるとマイバッグもってる人なんかも増えてきてるし少しづつ変わってきてました。

半農半Xという生き方

2007年04月08日 | メッセージ
7日に東京の府中にあるcafe slowで行われた半農半Xの種をまくというイベントのアースマーケットで生うどんの販売で参加させてもらった。

半農半Xとは地元綾部在住の塩見直樹さんが提唱されている生活の中で自分が食べる分くらいの小さな農業と大好きな仕事X(エックス)で生活をなりたたせようという生き方。

まず暮らしの中での小さな農業は田舎の畑でなくてもかまわない。都会の家の庭でもマンションのベランダでプランターでも大丈夫。
自分たちが食べる野菜の少しでも育てるという事が非常に大事だからだ。
そうすることによって大地の恵みや本当の野菜の味、育てる楽しみ等を感じる事が出来る。

それは食糧問題への解決の第一歩となるし、スーパーで野菜を買う必要がなくなってくるので パッケージなどのゴミを減らす事にもなり環境問題にも繋がる。


そしてもう一つの大好きな仕事で食べていく半X。
この暮らしであれば農によってある程度自給はできるので凄い収入を望まずスローライフでいけばやりたかった仕事に挑戦できる。
それは何でもいい。
ケーキ屋、大工、アートなど。

私は半農半うどん屋で行きます。

この日はその塩見さんと加藤登紀子さんとYaeさんたちが半農半Xの種をまこうと講演やトークショー、ライブがあった。

ライブで歌ってくれたYaeさんは半農半歌手。
種まき大作戦実行委員長をされていて土のある暮らしを伝えるため日本各地の農山漁村を巡る「種まきライブツアー」をされている。

そんなYaeさんの歌声は母の登紀子さんともまた違ってすばらしい。
いつも聞くたびに心にしみる。

「食」の不安、「農」の危機、それを支える「環境」の破壊、広がる「格差」そんな今こそ「わたしたちの未来」のために自然の中で四季を体で感じながらおいしい野菜を育て大切な家族と食卓を囲み食べて本当の幸せを感じるそんな暮らしがいいと思った。

ネパリ・バザーロ

2007年04月05日 | メッセージ
5日に横浜市内でネパールとのフェアトレードをされているネパリ・バザーロの会社事務所でうどん会。

ネパリ・バザーロとはネパールの市場という意味で、ここでは現地に行って直接作り手に品物の交渉をし品質の高い物を作ってもらっている。
またその商品も安く買い上げるのではなく作り手の収入が現地の周りの人よりも少し多めで満足できる値段で買い取る。

そうすることによって作り手は次の仕事へのやる気も出るし発展途上国の貧困解決にも繋がる。
それが近年少しづつ世界的に増えつつあるフェアトレードという取引きスタイル。

そのネパールとのフェアトレードのさきがけが代表の土屋さんのネパリ・バザーロなのです。

そしてネパリの商品はオシャレ!素敵なデザインの物ばかりで思わず買いたくなってしまう。
やはりそれはスタッフの方が懸命にパッケージデザインから全て企画されているからだ。

事務所の黙々と仕事されている中でうどんの仕込みをさせてもらった。
印象に残ったのは働かれている皆さんの表情で、とても充実に満ちた顔をされていた事。
それもやっている仕事がネパールの支援に直接繋がるという実感があるからなのかなと思った。

フェアトレードのお店で買い物をするのも私たちに出来る新しい支援のスタイルではないだろうか。

今日紹介してくれた大西ハーブ農園の研修長の石橋さん(現在はネパリのスタッフ)、新たな繋がりを広げて頂いたネパリの皆さんありがとうございました。