精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

あの鐘を鳴らすのはあなた

2012年10月22日 00時02分09秒 | 平和・憲法9条




 昨日21日、奈良蟻の会合唱団創立60周年記念コンサートが行われた。
 会場は満席で、元気をもらってきた。
 歌だけではなく、太鼓やエイサーも披露された。

 最後の曲名は、「あの鐘を鳴らすのはあなた」
 
 この種の合唱団としては、少し異例


 それはさておき、「あの鐘を鳴らすのはあなた」という曲には、高校時代の思い出がある。
 高校は私立の男子校。当時、70年安保の後で、各高校では生徒たちの政治的活動がかなり締め付けられていた。それにつながるような、「新聞部」「演劇部」「社会研究会」なども活動しにくくなっていた。
 部活とは別に有志によるちょっと変わった活動があった。
 そのグループが、文化祭で劇を披露したわけだが、そのタイトルが「あの鐘を鳴らすのはあなた」である。
 ストーリーは、こうだ。
 江戸時代、ある村で代官が「あれをしてはならない」「これもだめ」と村人の楽しみを奪っていた。それに業を煮やした村人たちが、いろんな工夫をした「反乱」を企てる。そして、最後に成功の鐘が聞こえてきて「あの鐘を鳴らすのはあなた」が流れ、壇上の役者たちが、客席にいる生徒たちを指さし「このような改革を成し遂げる主体は、みなさんですよ」というサインを送るというもの。

 これが功を奏したかどうかは分からないが、愛知の私学の高校生たちは、その後学校を超えた集まりで、集団ダンスを披露したり、7月にはサマーセミナーなども開催し、親のリストラなどで退学を余儀なくされそうな仲間を救うため、街頭で募金活動に立つなど、「現状を変える」活動に足を踏み出している。

 蟻の会合唱団に、このような意図があったかどうかは聞いていないので分からないが、今は、「誰かがやってくれる」という時代ではない。毎週金曜のキンカン行動にみられるように、一人ひとりが自分の意思で具体的に動く時ではないか。

コメント
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