精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

民主党は民主的か?

2009年05月16日 20時53分55秒 | 今日のできごと
 月曜日の小沢代表の辞任受けて、今日民主党の代表選挙が行われた。他党のことだが、少し疑問が残る。
 民主党の国会議員などのホームページを見ると、党員とサポーターを募集していて、どちらも「代表選挙で投票できる」と書いてある。京都6区の山井議員のメルマガでは、今回投票できず国会議員だけで決めてしまうことを謝っている。各国会議員がこのように記載しているところを見ると、細かい党則は知らないが、どこかに投票できることが明記されているはずだ。例外規定もあると思われる。ただ、通常例外規定を適用するケースというのは、緊急避難的なケースに限定されるべきものである。それでは、今回のケースは果たして緊急避難的なケースだろうか?緊急避難的なケースとは、1週間後に総選挙が告示されるとか、選挙中に不幸にして代表が急死したとか、大災害が発生し十分復旧していない時期に任期が切れるとかいうケースではないかと思われる。しかし、今回はどれにも当てはまらない。
 山井議員は、郵便投票をすると2週間かかるので、その間空白を作れないという言い訳をしている。これも疑問だ。郵便投票の場合は、それくらいの時間を要することは制度を創設する時から分かっていることだ。どこの組織でも、後任が決まるまでは現任者が担当することになっている。そうでなければ、組織が動かないためだ。「重要決定を辞任した者が行えない」というのであれば、副代表なり執行部の集団指導体制で決定すればいいのである。どちらも組織論としては初歩的なことであり、山井議員の言い訳もかなり苦しいものといわざるを得ない。
 どちらにしても、党則かされに準じるもので、党員・サポーターによる直接選挙制を採用しているのだから、安易なことでその権利を奪うことができるなら、絶対「民主的」と言えない。
 さらに驚いたのは、山井議員のメルマガには、党員・サポーターになれる対象者として「在日外国人」を含めている。地方参政権については、どの政党も(自民党は消極的)認める方向で考えているのでローカルパーティー(地方政党)であれば、この規定は理解できるが、全国政党で国会議員を多数擁している民主党の代表を選べる権利を持つ党員・サポーターに日本国籍以外の方を認めるとなれば、日本の政治に外国人が関与する機会を与えることになる。これは、近代政党として少しおかしくないだろうか?今のところ、国政選挙の参政権(選挙権・被選挙権)を外国人に開放するという流れはないと認識している。
 「民主主義」と「主権者」の問題だが、民主党が明確な説明をすべきではないかと思う。
コメント
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