私は服が好きだ。
中でも、ベルサイユのバラに出てくるような、キンキラ、フリフリのドレスには目がない。
だから、三菱一号館美術館で開催中の「オートクチュール 世界に一つだけの服」は、見逃したくなかった。
クリスチャン・ラクロワ「イヴニング・アンサンブル」
オートクチュールとは、「顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てる高級服」のことである。プレタポルテ(高級既製服)全盛の時代を迎えても、シャネルやディオールはオートクチュールの伝統を守り続けているというから、見上げたものだ。
素敵な服は数えきれないほどあったが、チラシに載っている作品で、気に入ったものを紹介したい。
シルバーコーティングのチェーンで作られた、セクシーなミニドレス。
ブリジット・バルドーが着用したと知り、鼻血が出そうになった。これは、マドンナに寄付して、ライブに使ってもらったほうが世のためになるような気がする。
打って変わって、フェミニンで可愛らしいディオールのニュールック。
これは「パルミール」というイヴニング・ドレスで、1940年代に戦争で疲弊した人々の心をつかんだそうだ。
思わず笑ってしまったのが、「的」というタイトルのピエール・カルダンのドレス。
アイデアとしては悪くないけれど、別にオートクチュールにしなくても……。
この展示でも、第3章は撮影可能な作品が並んでいた。
一番素敵だったのが、ジャン=ポール・ゴルチエのイヴニング・ドレス「青い鳥」である。
これをまとったら、空に羽ばたいて、どこにでも行かれるような雰囲気の、夢のある衣装だ。
ちなみに、後ろもエレガント。
ロベール・ピゲのイヴニング・ドレス「女帝」も着てみたい逸品である。
マリア・テレジアではなく、若かりし頃のエカテリーナ1世をイメージしたのではないだろうか。
他にも、プレメのイヴニング・ドレスや
ルシル・パレのイヴニング・アンサンブルなどに見とれてしまった。
このドレスに、この手袋を合わせていたら恐ろしい……。
黒が多かった中で目立っていたのは、スキャパレリのイヴニング・ケープである。
太陽王と呼ばれた、ルイ14世を思い出した。
出口に着いても、まだ夢心地で、しばらくは華麗な衣装に酔いしれていた。
さて、服が好きだと言うと、どれだけのお金を使うの? と聞かれることが多い。
実は、通販やらお下がりやらで服を調達するため、ほとんどお金を使わない。たとえば、今日は母から譲り受けたベストを着ていた。洗濯槽に塩素系のクリーナーを注いでいたら、「ボチャン」と服に跳ね返り、色が抜けて水玉模様ができてしまった。
でも、慌てない慌てない。
黒のマッキーで水玉を塗りつぶせば、あっという間に元通り。地味だなぁと、自分でも思う。
ディオールやシャネルだって、普段はスウェットパンツで過ごしているかもと考えたら、ちょっとおかしくなった。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
中でも、ベルサイユのバラに出てくるような、キンキラ、フリフリのドレスには目がない。
だから、三菱一号館美術館で開催中の「オートクチュール 世界に一つだけの服」は、見逃したくなかった。
クリスチャン・ラクロワ「イヴニング・アンサンブル」
オートクチュールとは、「顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てる高級服」のことである。プレタポルテ(高級既製服)全盛の時代を迎えても、シャネルやディオールはオートクチュールの伝統を守り続けているというから、見上げたものだ。
素敵な服は数えきれないほどあったが、チラシに載っている作品で、気に入ったものを紹介したい。
シルバーコーティングのチェーンで作られた、セクシーなミニドレス。
ブリジット・バルドーが着用したと知り、鼻血が出そうになった。これは、マドンナに寄付して、ライブに使ってもらったほうが世のためになるような気がする。
打って変わって、フェミニンで可愛らしいディオールのニュールック。
これは「パルミール」というイヴニング・ドレスで、1940年代に戦争で疲弊した人々の心をつかんだそうだ。
思わず笑ってしまったのが、「的」というタイトルのピエール・カルダンのドレス。
アイデアとしては悪くないけれど、別にオートクチュールにしなくても……。
この展示でも、第3章は撮影可能な作品が並んでいた。
一番素敵だったのが、ジャン=ポール・ゴルチエのイヴニング・ドレス「青い鳥」である。
これをまとったら、空に羽ばたいて、どこにでも行かれるような雰囲気の、夢のある衣装だ。
ちなみに、後ろもエレガント。
ロベール・ピゲのイヴニング・ドレス「女帝」も着てみたい逸品である。
マリア・テレジアではなく、若かりし頃のエカテリーナ1世をイメージしたのではないだろうか。
他にも、プレメのイヴニング・ドレスや
ルシル・パレのイヴニング・アンサンブルなどに見とれてしまった。
このドレスに、この手袋を合わせていたら恐ろしい……。
黒が多かった中で目立っていたのは、スキャパレリのイヴニング・ケープである。
太陽王と呼ばれた、ルイ14世を思い出した。
出口に着いても、まだ夢心地で、しばらくは華麗な衣装に酔いしれていた。
さて、服が好きだと言うと、どれだけのお金を使うの? と聞かれることが多い。
実は、通販やらお下がりやらで服を調達するため、ほとんどお金を使わない。たとえば、今日は母から譲り受けたベストを着ていた。洗濯槽に塩素系のクリーナーを注いでいたら、「ボチャン」と服に跳ね返り、色が抜けて水玉模様ができてしまった。
でも、慌てない慌てない。
黒のマッキーで水玉を塗りつぶせば、あっという間に元通り。地味だなぁと、自分でも思う。
ディオールやシャネルだって、普段はスウェットパンツで過ごしているかもと考えたら、ちょっとおかしくなった。
↑
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
青い鳥も色が良いですね、鼻血ものです。
女帝は落ち着いた中にも高貴さが伝わってきます、砂希さんにお似合かも…
私はもっぱらプレタポルテですが、ワークマンが一番落ち着きます。ポッケもいっぱいついてるし(*^^*)ポッ
バルド―が着たら、もっと肉感的になったでしょうね。
このマネキンは細すぎます。
叶姉妹は大柄だから、キツいかも…。
なんて考えるのも楽しいです。
青い鳥は、胸元が透けているようですが、どうやって着るのかしら。
フィギュアスケートのように、ペールピンクの衣装を重ねるとか?
ワークマンは知っています。
売り上げが右肩上がりのホットな企業ですね。
仕事で使える服があるかな。
一体いつ、どんな場面で着るのかしらと思ったけど、そういえば先日、アカデミー賞のレッドカーペットを、こんな服の女優たちが歩いていましたね。
青い鳥が一番好きです。
ひっかかれそうな手袋は怖いです。
卒業式の女性担任のオシャレが楽しみだったことを思い出しました。
ユニークな手袋ですが、どの服にもマッチしませんね。
もっとワイルドなのがよさそう。
青い鳥、いいですよね。
きっと、軽やかな素材でできているのでしょう。
一般庶民は着る機会がなさそうだけど、上流階級の人たちはパーティーやらつき合いやらで、こういう服が必要なのかもしれません。
どこにしまっておくのかも知りたい(笑)
デザイナーの名前を少しおぼえられました。
一番好きなのは、ポスターのアンサンブルかしら。
でも 青い鳥 も 女帝 も、すごい存在感です。
こんなドレスを着こなすには、最高に魅力的な女性でなければ。
スタイルはもちろんのこと、品格も備えてこそというイメージです。
>ディオールやシャネルだって、普段はスウェットパンツで・・・これはないかもw
このアンサンブルは、トップがニットになっていました。
でも、ボトムがボボーンと張り出したドレスなので、豪華感ありますよね。
何といっても色が素敵。
寒いときは、ドレスの下にウールのハイソックスをはいても見えません(笑)
残念なことに、私が背が低いから、こういう服は似合わないと思います。
身長に恵まれた方が羨ましいわぁ~。