腰より高い位置を目指して、右足、左足と、交互にキックするエクササイズがある。
太ももと腹筋、そしてお尻が痛くなり、引き締まる感じがする。アイスの食べ過ぎで丸くなった体をシェイプするチャンスだ。日々の運動に取り入れてみたらどうだろう。
一世を風靡した格闘ゲーム、ストリートファイターⅡの人気キャラクター「春麗(チュン・リー)」が脳裏をよぎる。彼女の必殺技は「百裂キック」だった。チャイナドレスの深いスリットからのぞく、何ひとつ無駄な肉のない形のいい脚が、敵を倒すため、機械のような素早さと正確さで蹴りを連発し、痺れるほどカッコよかった。
このエクササイズを続けたら、春麗に近づけそうな錯覚を起こしそうだ。ちょっと頑張ってみる価値はあると思う。
キックといえば、教員になって3年目に、奇妙なことがあったっけ……。
当時、勤務していた高校で、生活指導部主任の50代ベテラン男性が、女子生徒にとび蹴りをくらうという珍事が起きた。普通、教員が生徒から暴力を受けたら、「他人事ではない」と身構えるものだが、このときばかりは、どの教員も笑いをこらえるのに必死だった。
私も、第一報を聞いたとき、「うぷぷぷぷ」と噴き出してしまった。男子生徒が女性の先生に暴力をふるったら、誰もが「許せない」と憤るだろうに、女子生徒が父親ほどの年齢の男性を蹴っ飛ばしても、「わははは」で終わってしまうのが不思議である。
「○○は、××先生と1mほどの距離で授業のことなどを話していましたが、突然後ろに下がり、助走をつけて××先生の胸のあたりにとび蹴りをしました。ワイシャツに足跡がつき……」
職員会議で事実経過が報告される間、どの教員も下を向いて笑いをかみ殺している。ひとり、被害にあった教員だけが、胸に足跡をつけたまま、憮然とした表情で顔を上げていた。
痛い思いをした上、笑い者になるなんて、これもまた二次被害というのだろうな……。
もちろん、その女子は自宅謹慎となった。暴力は暴力だ。笑えるからといって、指導が軽くなるわけではない。
しかし、なぜとび蹴りをしたのか、その動機がはっきりしないままだった。蹴られた先生は、特別に評判が悪かったわけではないし、蹴った女子も、突出して素行の悪い生徒ではない。会話の中で、生徒を刺激する言葉が飛び出し、衝動的に蹴ってしまったのだろうと結論づけられた。
でも、カッとなった女子がとび蹴りをするなんて、極めて稀なケースなのではないか。
思わず手が出ることはあるかもしれないが、わざわざ助走をつけて跳ぶとなると、日頃からの練習が必要だ。何か、特別なことをしていたのかもしれない。
ふと、自分のことを考えてみた。キックのエクササイズをしているうちに、蹴ることへの抵抗がなくなっていったら、果たしてどうなるのか。
ひょっとすると、職員会議でこんな報告があるかもしれない。
「6時間目終了間際、私語をやめない男子生徒○○めがけて、笹木先生がとび蹴りをするという事件がありました。体罰に該当するということで……」
なーんてことにならないように、気をつけます!!
楽しんでいただけましたか? クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
太ももと腹筋、そしてお尻が痛くなり、引き締まる感じがする。アイスの食べ過ぎで丸くなった体をシェイプするチャンスだ。日々の運動に取り入れてみたらどうだろう。
一世を風靡した格闘ゲーム、ストリートファイターⅡの人気キャラクター「春麗(チュン・リー)」が脳裏をよぎる。彼女の必殺技は「百裂キック」だった。チャイナドレスの深いスリットからのぞく、何ひとつ無駄な肉のない形のいい脚が、敵を倒すため、機械のような素早さと正確さで蹴りを連発し、痺れるほどカッコよかった。
このエクササイズを続けたら、春麗に近づけそうな錯覚を起こしそうだ。ちょっと頑張ってみる価値はあると思う。
キックといえば、教員になって3年目に、奇妙なことがあったっけ……。
当時、勤務していた高校で、生活指導部主任の50代ベテラン男性が、女子生徒にとび蹴りをくらうという珍事が起きた。普通、教員が生徒から暴力を受けたら、「他人事ではない」と身構えるものだが、このときばかりは、どの教員も笑いをこらえるのに必死だった。
私も、第一報を聞いたとき、「うぷぷぷぷ」と噴き出してしまった。男子生徒が女性の先生に暴力をふるったら、誰もが「許せない」と憤るだろうに、女子生徒が父親ほどの年齢の男性を蹴っ飛ばしても、「わははは」で終わってしまうのが不思議である。
「○○は、××先生と1mほどの距離で授業のことなどを話していましたが、突然後ろに下がり、助走をつけて××先生の胸のあたりにとび蹴りをしました。ワイシャツに足跡がつき……」
職員会議で事実経過が報告される間、どの教員も下を向いて笑いをかみ殺している。ひとり、被害にあった教員だけが、胸に足跡をつけたまま、憮然とした表情で顔を上げていた。
痛い思いをした上、笑い者になるなんて、これもまた二次被害というのだろうな……。
もちろん、その女子は自宅謹慎となった。暴力は暴力だ。笑えるからといって、指導が軽くなるわけではない。
しかし、なぜとび蹴りをしたのか、その動機がはっきりしないままだった。蹴られた先生は、特別に評判が悪かったわけではないし、蹴った女子も、突出して素行の悪い生徒ではない。会話の中で、生徒を刺激する言葉が飛び出し、衝動的に蹴ってしまったのだろうと結論づけられた。
でも、カッとなった女子がとび蹴りをするなんて、極めて稀なケースなのではないか。
思わず手が出ることはあるかもしれないが、わざわざ助走をつけて跳ぶとなると、日頃からの練習が必要だ。何か、特別なことをしていたのかもしれない。
ふと、自分のことを考えてみた。キックのエクササイズをしているうちに、蹴ることへの抵抗がなくなっていったら、果たしてどうなるのか。
ひょっとすると、職員会議でこんな報告があるかもしれない。
「6時間目終了間際、私語をやめない男子生徒○○めがけて、笹木先生がとび蹴りをするという事件がありました。体罰に該当するということで……」
なーんてことにならないように、気をつけます!!
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
規定は規定ですからね。
情状酌量の余地があるといっても、適用は難しい気がします。
やはり、暴力での解決はできません。
何があっても、手を出したら負けなのです。
今は、すっかり運動不足になりました。
とび蹴りなんかしたら、アキレスけんを切りそうです。
鍛錬しておかないと。
一朝一夕にできるとは思えず、練習があったのかも知れません
でも、どうして犯行に及んだのでしょう
もし生徒に情状酌量の余地があるのなら
生徒がいきなり自宅謹慎なら浅野内匠頭ではありませんか
剛柔流空手の有段者とは素晴らしい!!
とび蹴りは、実際にはほとんど使われないとwikipediaに書いてありました。
たしかに、回し蹴りなど小回りのきく技がありますものね。
とび蹴りは避けられたとき、自分の体勢が崩れてピンチになるようですから、場面を考えないといけないんですね。
ブログの字数、私もダラダラしてしまいます。
PCなら2000字くらい大丈夫だと思うのですが、携帯だと1000字くらいに収めたほうがいいのかも…。
難しいですね。
回し蹴りくらいは毎日練習したほうがいいかもね。(笑
私も剛柔流空手の有段者ですが、
一度バックしてからの跳び蹴りは避けれません。(爆
最近、私はまとめれなくてダラダラと長い記事になります。
ブログは何文字くらいがいいのかな~
今の子って衝動的な面があるんですよ。
カッとなったらとんでもないことをやらかし、後悔するみたいです。
感情のコントロールができないような印象を受けます。
この子もそうだったんじゃないかしら。
大ごとになってから「バカなことをした」と反省するパターンだと思いました。
よく考えて行動してほしいですね。
自宅謹慎を素直に受けたってことは
その女生徒は言い訳も事情説明もしなかったって事かな?
飛び蹴りの理由は当事者の二人が口を閉ざす限り闇の中ですね。
う~ん、真相を暴きたい衝動に駆られています(爆)
そう、スカートでとび蹴りしたんだよ。
今の生徒はスカート丈が短いので、下にマイクロスパッツをはいていることもあるし、丸見えかどうかは何とも…。
最近では、トランクスをはいていることもあるね。
あれは「悪いもん見ちゃった」って気分になるし、よくないよ。
ささやかな夢が崩れたね(笑)
じゃーパンツ丸見えだったんやろ?その先生痛い目に遭ったけど内心喜んでたんじゃないのかな(笑)
えっ、知らないと思ってた?
世代にもよるけど、『ストⅡターボ』はある意味一般常識になってたかも…。
ゲーム自体は1~2回くらいしかやったことないよ。
映画は観にいったけどね。
別れ話のもつれは考えたこともなかった(笑)
でも、それが一番しっくりいったりして。
だって、普通じゃないもん。
ホントにいろいろありますからね!
ビリー隊長には私もお会いしてません(笑)
もっぱら、マッスルコアを鍛えるピラティスをやる程度かな。
昔は腕立て伏せなんかもガンガンやっていたのに…。
やめたらしばらくして、二の腕プルプルになっちまいました(笑)
とび蹴り事件は面白すぎて、忘れようにも忘れられません~!
あとにも先にも、こんな生徒はいませんよ。
跳び蹴りをするとは余程の理由があるのだろうと思う反面、最近はちょっと注意されただけでも切れる生徒がいるご時世だから、一概にどちらに非があると想像出来ないね。とはいえ、暴力にはペナルティが科されるのは当然だけど。
実は、その先生と生徒の“別れ話のもつれ”だったなんて落ちだったりして…。
いろんなのがあるから何をチョイスしていいものやら見当がつかないですよ。
ビリー隊長とは1年くらいあっていないし・・・。
すんごい女生徒がいたもんですね。飛び蹴りとは・・・。よっぽど腹に据えかねたのでしょうな。男性教師は往々にして、気付かないうちに生徒を傷つけるような言葉を発してしまっているのでしょうね。
チュンリーとは懐かしい。あれ?超必殺技忘れちゃった??砂希納言さんがスピニングバードキックで、男性教師をのしてしまうのも近いかもね(笑)