Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

10月の道を過ぎて…

2006-10-31 23:36:04 | No music, No life!
数ヶ月前に気がついたのだけれど、
TV朝日で『ベストヒットUSA 2006』という番組を放送している。

もう、嬉しくて感涙

Low Teenの頃から、Rock好き。
10代~20代は、ひたすら'60~'70'sのアメリカやイギリスのRockを聴いていた。
そして、そのRockを掘り下げて行って辿り着いた、BluesやSoulも大好き。
あたしの音楽の嗜好は、そこで形作られたようだ。


ある季節になると、無性に聴きたくなるアルバムがある。
そのうちの1枚がこれ。
『October Road』By James Taylor

このアルバムのタイトル曲でもある『October Road』は、
数年前にたまたま『世界の車窓から』というTV番組のBGMで使われていて、
その時耳にしたのだ。
耳にした瞬間、ピンと来て、翌日CDを買いに走った。

James Taylorはまぁまぁ好きな方だったけど、
何でこの曲がそんなに耳に残ったのだろう。

夢見る頃を過ぎ、歳を重ねていくと、未来を見つめる時間よりも
過去を見つめる時間の方が多くなってくる。
夢を追いかけるより、夢の捨て場所を探す方が現実になってくる。

そんな時期に、たまたまJames Taylorのこの歌が心に響いたのだろう。
「October Roadを通って、心のふるさとに帰ろう」と、歌う彼の声が。

紅顔の美少年だったJames Taylorが、
心の内面を歌っていた時代はとうの昔に過ぎ去った。
あたしより年上の彼は、あたしより過去を優しい目で見つめているみたいだ。

色んなものが黄金色に色づき始める10月、
ちょうど1年の終わりを意識し始める頃、
あたしは前に進むために、過去を優しい目で見つめたくなるのかも知れない。

しかも、『October Road』のギターはRy Cooderが弾いているのだ!
あたしの耳は、自然とRyのギターに反応するようにできているのかも


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