Saraの人生右往左往

『人生は長い旅路である』
Saraの“あっちふらふら、こっちふらふら”な由無しごと

記憶のダイアル

2007-02-20 23:18:58 | つぶやき
今年は暖冬。
今更言わなくても、かなりの暖冬。
その暖冬のお陰で暖房器具をあまり使わなかった。
電気代とガス代が、例年に比べて安く済んでいる。
地球温暖化の原因を少しでも減らせたかなー、なんて、
温暖化の原因を作り上げたことを棚に上げて考えてみたりして。

今年は春の訪れを感じるのが、いつもの年より早い。
もう、春めいた気候になってきた。

春の訪れを感じるのは、雨。
関東地方の冬は乾燥した晴天が続くが、最近曇りや雨が多い。

電車の窓から薄曇の空を見上げていると、
一瞬ハワイにいるような錯覚に陥る。
あたしが3ヶ月の長きに渡りハワイのオアフ島に居たのは、
2月~4月という季節だった。
その年は雨季が長く、4月に入っても雨が降り続いていた。
ダイビングショップの前の階段に座り、
IDCコース生たちと他愛もないおしゃべりをしていた愛すべき時間を思い出す。

何とはなしに薄曇の空を見上げていると、
曇り空を見上げておしゃべりしてた時間に、記憶がTune inされてしまう。
そうすると、一瞬自分がハワイにいるかのように錯覚するのだが、
次の瞬間には、日本で通勤電車に乗っていることを思い出して
苦笑いしてしまう。

あの、愛すべき時間を取り戻すことはできないけれど、
曇り空を眺めることによって、すぐに心の奥から取り出すことができる。
そうやって、昨日も今日も明日も、ここで踏ん張っているのである。