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ワニと読むミステリ(動かぬ証拠はレモンクリーム )

動かぬ証拠はレモンクリーム (ドーナツ事件簿)
ジェシカ・ベック
原書房
880円(価格は変わる場合があります)

Fatally Frosted: A Donut Shop Mystery (Donut Shop Mysteries)
Jessica Beck
Minotaur Books
566円(価格は変わる場合があります)

読むと、財産の築き方はいろいろ。
 
(ジェシカ・ベック著)
 エイプリル・スプリングズでは、“すてきなキッチン拝見ツアー”なるものが開催されようとしています。そこで、忙しく会場を見まわっている委員が、スザンヌの店のレモンクリームドーナツを握りしめて死んでいるのが発見されます。警察はすぐにスザンヌの店に急行し、キッチンを徹底捜査し、手掛かりを見つけようとします。スザンヌにとっては店の存続が危ぶまれる最悪の事態です。スザンヌを心配する州警察捜査官ジェイクや友人たちの力を借りて、事件解決に乗り出しますが、町の人たちにはいろいろな秘密があり、聞き込みは難航します。

 今回は町のイベントが事件の現場です。
 豪邸の自慢のキッチンをツアーしてまわるというイベントですが、こんな催しが実際にあるのでしょうか。実際にキッチンで実演をするというので、スザンヌはマージに頼まれて、マージの新品・豪華なキッチンで特製ベニエを作ることになります。ベニエって何?と思ったのですが、巻末にレシピが載っています。少々時間がかかるようですが。
 この作品でもいろんなドーナツを作るところが出てきて、おなかが“ぐー”といいそうです。ジョアン・フルーク作のクッキー・ジャーのオーナー、ハンナ・スウェンセンのシリーズもそうですが、やたらとおいしそうなので読んでいるうちに何か食べたくなりますね。
スザンヌのまわりでは相変わらずスザンヌの元夫は、スザンヌとよりを戻したいといいながらも、離婚の原因となった女性と一緒に食事をしているところをスザンヌに見られたりして、少しもこりていないようです。
 恋人のジェイクは仕事が忙しすぎてなかなかデートの時間がとれません。これからの二人の仲が心配になりますね。新たな展開があるのかな、と思わせるようなところもあり、次の作品に興味をつなぎますね。
 ミステリとしてはそれほどの推理はなく、まぁこんなもんでしょうという感じです。
 楽に読めるというのが良いところでしょうか。
今回も巻末にレシピがあります。

  ■既刊
  1作目では、スザンヌの店の前に死体が投げ出されます。
 午前二時のグレーズドーナツ
   おいしい店がでてくるミステリについて、並べてみました。
  
主人公: スザンヌ・ハート(〈ドーナツ・ハート〉のオーナー)
場所:  USA、ノースカロライナ州エイプリル・スプリングズ
グルメ: ドーナツ
動物:  なし
ユーモア: 中
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