海外ミステリ専門書店。特に、イヌ、ネコ、その他の動物が活躍するのが好き。グルメも紹介。
ミステリ専門書店(翻訳もの限定)
ワニと読むミステリ(掘り出し物には理由がある)
![]() | 掘り出し物には理由がある (コージーブックス) |
シャロン・フィファー | |
原書房 |
![]() | Killer Stuff (Jane Wheel Mysteries) |
Sharon Fiffer | |
Minotaur Books |
読むと、やっぱり一番アヤシイ。
(シャロン・フィファー著)
ジェーン・ウィールは広告代理店をリストラで辞めたばかりで、さらに夫のチャーリー(地質学者)とは別居中。生活費を稼ごうと、アンティークの拾い屋を始め、“エステ-ト・セール”、“オークション”、“ガレージ・セール”、“フリー・マーケット”にまい進しています。ジェーンはアンティーク集めにすっかりはまってしまい、ガレージ・セールなどの広告を分類し、道順を確かめ、出陣の計画を立てるのに余念がありません。本物のお宝をつかむには、ちょうど良い時にちょうど良いところにいるのが肝心です。しかし、ジェーンは極めて悪いタイミングで隣人のサンディの死体にでくわしてしまいます。サンディの夫とディナー・パーティの時にキスしているのを見られて近所の噂になっているところからジェーンは容疑者にされてしまいます。ジェーンは幼なじみのティムとともに事件の真相に迫ります。
アンティークを入手するにはいろいろなセールがあるのですね。どういう種類があるかというのは巻末の訳者あとがきを参照してください。 こういうのは日本ではあまりみかけませんね。ジェーンはベークライトのボタンに魅了されていて、どういうものなのかワニはよくわからなかったのですが、文中にイラストがあるので理解の助けになりました。もしかしたらどこかにあるかもしれませんよ。
ジェーンの幼なじみのティムが好きです。花屋さんで骨董商でジェーンの先生でゲイです。ジェーンとともに事件の謎解きに参加しますが、ジェーンが襲われてケガをしたときなど、ジェーンのそばにいて世話をしてくされます。ティムは、恋人だったフィリップが失踪して行方がわからず、つらい思いをしていますが、最後の方で失踪の理由がわかります。ちょっと悲しい。
迷い犬がジェーンになついてきますが、ジェーンはリタとなづけて飼い主がわかるまで飼うことにするのですが、リタは虐待をうけていたらしいです。かわいそうですね。リタは、ちょっとだけ事件解決に貢献します。
別居中の夫チャーリーとの仲が今後どうなるのか、気になるところです。すでにこのシリーズは7巻まで出版され、8巻目のこの9月にでるようです。まだしばらくは楽しめそうです。
■アンティークつながり
アンティークで思い出すのは、エミール・ジェンキンスのアンティーク鑑定士のシリーズです。
作者のエミール・ジェンキンスは2010年4月に亡くなったそうなので、それが残念です。
アンティーク鑑定士は見やぶる
アンティーク鑑定士は疑う
主人公: ジェーン(ジェイニー)・ウィール(ジャンクのコレクター。フリーランスの拾い屋)
場所: USA、イリノイ州エヴァンストン
グルメ: なし
動物: イヌ:リタ(雑種)
ユーモア: 中
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