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ワニと読むミステリ(高慢と偏見、そして殺人)
![]() | 高慢と偏見、そして殺人〔ハヤカワ・ミステリ1865〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) |
P・D・ジェイムズ | |
早川書房 |
![]() | Death Comes to Pemberley |
P.D.James | |
Faber and Faber Ltd. |
読むと、殺人まで犯すか?
(P・D・ジェイムズ著)
エリザベスとダーシーの住むペンバリー館では舞踏会の準備にさざめいている。夜も更けてみなが寝に就こうとするとき、激しく疾走する馬車の音が響き、駆け下りてきたのはエリザベスの妹リディアだった。リディア・ウィッカム夫妻は招待されていないのに何が起こったのか?救助隊を編成し森に分け入ってみると、血まみれの死体と、そのそばで「ぼくが殺したんだ!ぼくがいけないんだ」とつぶやくウィッカムがみつかった。ウィッカムは第一容疑者として拘束されるが、ダーシーたちは容疑を晴らそうと、いったい本当は何が起こったのか調べ始める。
『高慢と偏見』のその後に起こるミステリです。
原作での出来事がいろいろと出てくるので、原作を読んでいると楽しみが増すでしょう。大事件だったリディアとジョージ・ウィッカムの結婚にいたる出来事を知っていれば、この作品中の2人に向けられる疑いなどもより理解できるでしょう。
1803年の出来事ということでその頃の裁判のやり方が出てくるのですが、こんな方法だったのかと、ちょっと衝撃のようなものも受けます。
P・D・ジェイムズは、1920年8月3日生まれだそうで、もう93歳ですね。それでもまだこんな作品が書けるというのは頼もしい限りです(原作は2011年刊)。
■『高慢と偏見』
元になった原作は、ジェイン・オースティンです。DVDもあります。
ワニは本も読んで、DVDも見ました。
![]() | 高慢と偏見〔新装版〕 (河出文庫) |
ジェイン・オースティン | |
河出書房新社 |
![]() | 高慢と偏見 [DVD] |
クリエーター情報なし | |
IVC,Ltd.(VC)(D) |
主人公: フィッツウィリアム・ダーシー(ペンバリー館の当主)
エリザベス・ダーシー(ロングボーンの地主であるベネット夫妻の二女。ペンバリー館の女主人)
場所: イギリス
グルメ: なし
動物: なし
ユーモア: 小
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