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ワニと読むミステリ( バセンジーは哀しみの犬)

読むと、掘り起こすと新たな犯罪にいきあたります。。
 
(キャロル・リーア・ベンジャミン著)
 アメリカン・スタッフォードシャー・テリアとバセンジーという犬種が活躍するミステリです。
 レイチェルはダシール(アメリカン・スタッフォードシャー・テリア)とともに仕事をする私立探偵。ある日友人クリフォードを殺した犯人を見つけてくれという依頼がきます。警察はゲイを狙った虐待事件と見ていますが、クリフォードの友人たちはそうは思っていないのです。殺されていた場所に行く理由がないと言って。 
 マグリットはクリフォードの愛犬で、バセンジーです。何度もドッグショーで優勝しているような犬で、この犬の利権も殺人の動機になりそうです。
 クリフォードが亡くなってすぐに開かれた個展は多くの人が集まって、作品の売れ行きも大変よく、閉店しかけていたギャラリーには起死回生の一打になりました。殺人は格好の話題かも。
 殺人の動機になりそうなことはいろいろあるのですが、なかなか決め手になりません。
 
 レイチェルは、元ドッグトレーナーで、現在は私立探偵。 大きなお屋敷の離れに住んで、留守がちの住人のためにお屋敷をみています。そして、大きな犬を飼っているというと、ペット探偵を思い出してしまいますね。
 リンダ・O・ジョンストンの書くペット探偵シリーズでは、ケンドラは愛犬(キャバリア)とともに探偵します。住んでいるのは、やはり大きな家の離れですが、ケンドラの場合は大きな家も自分のもので、弁護士資格停止処分のためやむなく賃貸にだしているというところが違います。
 愛犬をつれた名探偵 ペット探偵1
 いたずらフェレットは容疑者
 目撃者は鳥カゴのなか

 ■バセンジーとアメリカン・スタッフォードシャー・テリア
 バセンジーはこういう犬です。吠えない犬です。
  http://www.animal-planet.jp/dogguide/directory/dir01700.html

 アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、これ。
  http://www.animal-planet.jp/dogguide/directory/dir01100.html
 顔がおもしろいです。

主人公: レイチェル・アレグザンダー(私立探偵。もとドッグトレーナー)
場所:  USA、ニューヨーク
グルメ: なし
動物:  イヌ:ダシール(アメリカン・スタッフォードシャー・テリア。レイチェルの飼い犬)
        マグリット(クリフォードの愛犬。バセンジー)
ユーモア: 中

バセンジーは哀しみの犬 (創元推理文庫)
キャロル・リーア・ベンジャミン
東京創元社

探偵とイヌの好きなかたに
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