放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

世界同時占いブーム 韓国・ブルガリアでは・・・

2009年07月26日 13時32分21秒 | Weblog
 占いが再びブームだという。リーマンショック以降の世界同時不況で、各国も状況は同じらしく「神頼み」「占い頼み」が流行しているらしい。
 そんな韓国とブルガリアの占いニュース2題を紹介する。

「ブルガリア検察、大地震「予言」できなかった占い師を捜査」
2009年 04月 22日 17:21 JST

ロイター
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-37636120090422

[ソフィア 21日 ロイター] ブルガリアの検察当局は21日、著名な占星術師が予言した地震が実際には起こらず、間違った情報を広めたことが罪に当たるかどうかの捜査を開始した。
 同国南部のハスコボ市では18日夜、占星術師Emil Leshtanski氏が最大マグニチュード(M)7.0の地震が起きると予言したため、 多くの人々がテントや車の中で一夜を過ごした。
 Leshtanski氏は、イースター(復活祭)の祝日だった同日、人口8万人の同市で地震により死者や深刻な被害を引き起こすと予言していた。
 ブルガリアでは迷信が信じられる傾向が強く、国内では霊能者や心霊療法師、占い師などが多く活躍している。
 今回、予言された地震が起きなかったことで、人々のパニックは怒りに変わり、市民の一部には、苦痛を与えられたとしてLeshtanski氏を裁判で訴えるとの動きも出ている。
 検察当局は、誤った情報による風評被害と騒動を起こした疑いで、最長2カ月にわたり証拠を収集するとしている。有罪となれば、Leshtanski氏は2年以下の禁固刑となる可能性がある。

「運命を信じて不況を乗り切れ!? 韓国の占いブーム」
  韓国在住ジャーナリスト 原 美和子

http://mediasabor.jp/2009/02/post_586.html

 昨年、アメリカに端を発した世界金融危機は、ここ韓国でも失業者の増加や企業の倒産、ウォンの価値が下落を続けるウォン安など様々な側面で影響を及ぼしている。韓国では先月下旬に旧正月の連休があり、2月は卒業、3月は入学・入社シーズンと一年で消費が最も活性化される時期とされている。旧正月のような大事な国民的行事や記念すべき人生のイベントに消費を惜しまない韓国人の財布の紐も固く、買い控えや節約をする動きが。このため、本来、繁忙期である大手スーパーやデパートの小売業の売り上げも苦戦を強いられている。
 この不況の中で「困った時の神頼み」ならぬ「占い頼み」と言うべく、占いブームが韓国で起こっている。元々韓国の人々は占いを好む傾向があるが、特に、昨年11月の世界金融危機以降、占いの店と相談者が増加し、相談内容も「今後の金銭運」や「転職」、「就職」、「進路」と不況や職業に関連した切実なものが殆どだという。
 数ある占いの中でも韓国で広く浸透し、信頼されているのが、古代中国の陰陽五行説を基盤に生まれ朝鮮半島に伝わった「四柱八字(韓国ではサジュパルチャと発音、以下「四柱」と略して表記)」というもの 。四柱は個人の生年月日と出生時刻、干支といった情報から統計書を基に8種類の漢字を割り出す。そして、性格、恋愛、結婚、金銭、仕事、健康や人間関係など総合的に運命を占うというもの。占師は単に運命を伝えるだけでなく、いかにすれば人生が改善されていくか具体的なアドバイスも行ってくれるのが人気と言われる理由だ。
 例えば、結婚の際に互いの相性を四柱で見て確かめ、仮に相性が思わしくなければ家族から結婚を反対されたり、生まれて来る子どもが「強運に恵まれるように」と四柱で出産に良い日を聞き、帝王切開で出産をするなんて話も嘘のようで実際にある話。この他、結婚式や引越しの日取りなど日常生活での物事も四柱を見て…というのが韓国では本当に多いのだ。
 そして占いに関連したビジネスも盛んだ。通常、四柱など占いを行う店は「哲学館」と呼ばれ、住宅街や雑居ビルの中に店を構えている場合が多い。最近では、ソウルや釜山の都市の繁華街には「占いストリート」と呼ばれる占いのテントが集中した界隈や、占いをしてもらいながらティータイムも楽しめる「占いカフェ」などがあり、日本のガイドブックでも紹介されるなど、観光客も訪れる一つの人気スポットとして定着している。
 ネット上では、大手ポータルサイト内に占いコンテンツがあり、簡単に無料でできるものもあれば、有料メニュー(1回ごとの都度課金)など多種多様。さらに、「カフェ」と呼ばれるSNS内のコミュニティでは、趣味や愛好的なものから、若手占師が「カフェ」を立ち上げ、チャットやメールを通じて有料で相談に乗るスタイルのものまで実に1,000近くが存在していると言われる。

 また、ポータルサイトの占いコンテンツや週刊誌、雑誌、スポーツ新聞等の広告欄でよく目にするのが占師と1対1で電話相談ができるというテレフォンサービス。占師の写真と共に各占師への直通の電話番号が表記されている。これは有料の情報提供サービスを示す番号で日本のダイヤルQ2に当たり、通話料金も1分3000ウォン(195円)と当然ながら一般の通話料金よりも割高で通話時間に比例して料金もかさむ訳だが、こちらは中高年の利用者が多いようだ。
 「歴史は繰り返す」ではないが、「IMF危機」と言われた1997から98年に起きたアジア経済危機の際にもやはり、韓国では四柱の店が急増し、大繁盛であったという。こうした経済危機の度に熱く盛り上がる占いブームの現象を「経済状況が悪くなる度に占いブームが起こるのは、人々の心理状態が不安定で、『占い』という仮想の希望に依存していることを示す。」と指摘する専門家もいる。
 普段は良くも悪くも大雑把で大らか、「ケンチャナヨ(大丈夫)!」という言葉が好きな韓国人たちも先の見えない経済状況という現実に不安を抱きながら、少しでも気持ちの安定や心の拠り所を求めて「占い」に熱くなるのかも知れない。

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スペインの赤ワイン「オチョア・ティント(OCHOA TINTO)」

2009年07月26日 09時22分37秒 | Weblog
 スペインは、その昔、古代カルタゴ人が「兎の国」と名付けた。野兎が多かったのか、これがラテン語で「Hispania」と呼ばれ、現在の「エスパーニャ」になった。紀元前1000年頃にギリシャ人が、ブドウの樹と醸造技術をもたらしたのが>スペインワインの始まりと言われている。その後、ローマ帝国、ゲルマン民族、イスラム教徒などに征服されながらも、ワイン造りの歴史は受け継がれ今日に至っている。
 
 オチョア・ティント(OCHOA TINTO)は、ストアの資料によると「9日間のマセラシオンを行い、23℃で発酵させ、温度コントロールを行いながら、ポンプアップを行い、ぶどうの持つ色、香り、タンニンを引き出しています。鮮やかなルビーレッド。テンプラリーニョのエレガントさとガルナッチャの果実の香りが特徴。香り高く、バランスのとれたしっかりした味わいのワイン」。
 先日、知り合いの広告代理店の人に飲ませていただいた。

「家族経営のボデガス・オチョアはナバーラ王国の首都があったオリーテにあり、
ナバーラで最も古いボデガの一つで、歴史は14世紀にまでさかのぼります。」
ということで、テンプラリーニョのエレガントさとガルナッチャの混醸で、確かにテンプラリーニョのエレガンスさとガルナッチャの果実香が特徴的で、バランスがしっかりとれている感じがした。

「NAVARRA ナバーラ」

http://www.spain.co.jp/shop/vino_jerez/OchoaTinto/index.html

 ナバーラはリオハの東側に位置し、南部はエブロ川流域に広がる平野となっています。北部はピレネー山脈の影響を一部受け大陸性で夏は暑く、南に向かうにしたがい徐々に乾いた気候になります。土壌も南北で異なり、北部は非常に硬く、泥灰土で肥沃な表土の下は砂礫と白亜の基盤岩。南部の土壌はさらに乾燥し砂地が多くなります。ナバーラはスペインで最高のロゼワインの産地とされ、世界でもトップクラスと謳われています。近年は赤ワインの生産が増え、大変有望視されています。ナバーラ州政府は、オリーテの町にワインとぶどうについてのスペイン有数の研究所ナバーラ・ワイン研究センター(EVENA)を設立しました。

「BODEGAS OCHOA ボデガス・オチョア」

 家族経営のボデガス・オチョオアは、ナバーラ王国の首都があったオリーテにあり、ナバーラでもっとも古いボデガの一つです。文献によれば、オチョアワインの歴史は14世紀まで遡ります。自社の所有する143haのエル・ボスケぶどう園の大部分は、オリーテの南に数キロ、標高400mの高地にあり、土壌は石灰質に富む粘土質で、雨量は非常に少なく乾燥しています。南向きの畑は、ぶどうの葉全体に陽があたるように列の間隔は3m、株間は1mと、非常に贅沢な栽培法を採用しています。さらにぶどうの収穫量を落とし、常に高品質を保つlことに徹し、たとえ若くして飲まれるワインであっても、それに使われるぶどうは最高の糖度が得られるまで待ってから収穫します。 高品質なワイン造りに徹した商品は、毎年ワインコンクールでいくつものメダル受賞に輝いています。

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昨日の赤ワイン「ラステンバーグ(Rustenberg) Peter Barlow 2005」

2009年07月26日 08時50分40秒 | Weblog
昨日、飲んだワインは、南アフリカの「ラステンバーグ(Rustenberg)2005」の赤

  カベルネ・ソーヴィニヨン    52%
  メルロー       46%
  カベルネ・フラン        2%

赤く深い紫色に、ブラックチェリーやラズベリー、スモーキーなオークの風味、完熟した葡萄の味わいを閉じこめ複雑な味わいのボルドー風ブレンドだった。

 南アフリカのワイン生産量は世界第9位(2004年OIV統計より)。ワイン造りの歴史は17世紀からと古く、今でも盛んです。おもなワイン産地は、コースタル地域のステレンボッシュ(このワインの蔵もある)やパール産地。
 南アフリカの代表品種は、黒葡萄ピノタージュ(ピノ・ノワールとサンソーの交配)、白葡萄は、シュナン・ブランで、スティーンとも呼ばれている品種。最近では、ヨーロッパ品種への植え替えを進められ、白では、コロンバール、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、赤では、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロ、などの栽培が増えている。
 以下、参考にワイナリーの歴史と探訪記を転載する。

「ラステンバーグ(Rustenberg)の歴史」

http://www.lovewine.co.jp/winery/southafrica/rustenberg.html より


 ラステンバーグのワイン醸造の歴史は1682年にまで溯ります。当時ライン河近くのミュルスからやってきたロエロフ・パスマン氏が、この地(南アフリカ・ステレンボス)のワインの素晴らしいポテンシャルを発見しました。そして1781年には、すでに年産30,000リットル近いワインが生産されていました。1892年には新しいセラーが建設され、大量のボトルの熟成も可能になりました。1941年、ピーター&パメラ・バルロー夫妻が所有。
 そして1987年より、彼らの息子であり現在のオーナーであるサイモンが後継しています。
 1996年に最新設備を持つモダンなワイナリーに改築されました。
ワイナリーは、南アフリカを代表するワイン産地ステレンボスの北部にあります。畑は北東のシモンスバーグと南側のエルダーバーグの斜面に位置します。


「ワイナリー探訪記(ルーステンベルグ/ワイナリー Rustenberg)」

http://www.yk.rim.or.jp/~miyahiro/SA.Rustenberg.html

 ワインの街ステレンボッシュの郊外にある古いワイナリーの一つです。ティーマンさんが若いころ下宿させてもらっていたということです。
「とても古くてとてもとても美しい所、ぜひぜひ行かなくてはならない」と連れていってくれました。
 ワイナリーだけでなく300頭のジャージー牛も放牧するような農場と3家族の住み込み庭師が手入れする広大な庭園もある農場です。建物は古いケープダッチスタイル。中央に入り口があり左右対称に窓が並びます。2階は外階段から入る倉庫だそうです。
と。いうのもこの日は鯨を見にハルマーナスまで行く予定があったのですが、ティーマンさんが「スタッフはみんな友だちだから(本当か?)大丈夫」と言って、営業時間前に見学だけさせてもらったからです。
 試飲サロンの管理責任者の男性からはお土産のワイナリーの歴史の本をいただいて「日本からもルーステンベルグに来ていただきたい。ツアーも大丈夫だからね」と営業ワインランド巡りされる方、ここも訪問先候補に入れて下さい

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