放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

ホントは家が原因だった!体温調整トラブル

2009年07月25日 09時01分46秒 | Weblog
 人の身体は周囲との温度差30度以内なら、暑くても寒くても体温を一定に保つ機能が備わっていると言われている。 しかし、この体温調節機能に黄信号!が点っている。

1)ホントに怖い!「体温調節機能トラブル」

★体温調整のしくみとトラブルの原因(皮膚の鈍化)

 周囲の気温が下がると皮膚から脳に「寒い・冷たい」という情報が伝達される。
しかし、下記のような原因で、皮膚にある、温度を感じる神経の機能が鈍くなっている。
・冷暖房で、夏も冬も内と外の温度差が激しい。こういったところを出入りする生活を続けているため、気温の変化を感じる神経が鈍くなる。
・夏も冬もビールやジュースなど冷たい飲み物や食べ物をとるため、内臓内の温度調節機能も鈍くなる。
・ハイヒールなど足に合わない靴をはき続けることで、温度を感じる神経をはじめ、足先の感覚が鈍ってしまう。

★ホントに怖い!体温調整機能トラブル(脳内トラブル)

 脳内の自律神経から、体温調節のための指令が身体の各器官に送られるがそれが機能しなくなる。・・・すると、
・自律神経は、喜怒哀楽などの感情をコントロールする神経中枢(交感神経、副交感神経)の影響を受けているため、機能しなくなることがある。
・自律神経は、女性ホルモンの分泌をコントロールする神経とも密接な関係にある。このため、女性特有の病気を引き起こす。

2)ホントは家が原因だった!「適温の常識、その間違い!」

 適温伝説がある。室内を一定の温度にすることで、体温調整トラブルの対策になり、省エネにもつながる。しかし・・・、これらは熱に対する科学的検証の不足、大きな間違いだった。

★輻射熱熱と体感

 輻射熱とは、外気の温度が壁面の温度経て、人間の身体に直接感じる温度。26度の室温で壁面が10度だと、体感温度は18度程度。しかも、冷気は人にまとわりつくため、26度での室内でも肌寒い。室温と体感温度が比例しない理由がここにある。
夏はその逆に暑さを感じる温度が狂う。

★暖房、冷房の気流効率

 エアコンの位置は上にあるため熱効率が悪く、頭はほてるが足下だけが冷たいため室温をあげる。身体が感じる温度がバラバラのため、温度不感症となる。つまり、体温調整トラブルの原因である温度環境は、体感から生まれ、それをどう作るかで対処できる。

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冷え性、冷房病、温度不感症。ヒートショック死 一万人!

2009年07月25日 08時04分08秒 | Weblog
現代人に迫る健康恐怖「体温調整機能トラブル」。
「体温調整機能トラブル」とは、多くの人々を苦しめる冷え性、冷房病、温度不感症などの現代病。さらには、温度差を体内で吸収できずショックを受けるヒートショックは、その死者、実に年間1万人。・・・この数は、年間交通事故の死者の数にも相当する。


1)冷え症

手や足、腰など体が冷えることで、眠れない、仕事に集中できない、体がだるい、疲れやすい、生理痛やひどい腹痛、足のむくみ等など様々な「冷え」は、重くなると頭痛、めまい、のぼせ、下腹部痛、足のむくみ、不感症、便秘や下痢、食欲不振、などの神経系の症状がひどくなる。

2)冷房病

冷房病とは冷房の効いた室内(外気との温度差が5℃以上ある環境)に長時間いるために、身体の体温調節機能に不具合を生じ、周りの温度に適応できなくなる自律神経失調症。身体の冷え・だるさ・しびれ・むくみ・肩こり・頭痛・神経痛・腹痛・食欲不振・下痢・便秘・月経異常・疲労感・イライラ・鼻炎・頻尿・不眠が、その症状である。

また、部屋中の体感温度が適温かそれ以下になるまで冷房をかけると、人間の体に備わっている「汗腺」の精工な<体温調節機能>が使われなくなり、機能低下を始めます。これが<汗をかけない>現代人を蝕む「冷房病」で、ホルモンの分泌を阻害し様々な健康障害の原因となる。

3)ヒートショック

急激な温度差が引き起こす体の変化。.暖かい部屋から寒い脱衣所、入浴の為服を脱いでより寒い浴室、冷えた体で熱いお湯の中、こんな繰り返しで、身体がショックを受け、死に至るのです。その死者は毎年一万人を越え、1戸建て住宅に暮らす人の方が、集合住宅と比べ、ヒートショックを受けやすいといわれる。

4)現代人に増える「温度不感症」

吹き出した温風が直接当たる場所では暑く離れた場所では寒い、また上半身は温かいが足元が寒いという不快な温度差が生じます。このムラのある温度差が、人体に不快感だけではなく、体が正しく温度を感じなくなり、『温度不感覚症候群』という現代病の原因となり、健康に様々な悪影響を及ぼす。

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