放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

2007年自民・民主大連立の狙い

2010年07月25日 07時58分00秒 | 政治
新潮45別冊 櫻井よしこ編集長 小沢一郎研究 2010年 04月号 [雑誌]

新潮社

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会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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 こんな話が永田町界隈で言われている。
 あるいは、誰かが意図的に流していることなのかもしれない。が、ある意味での真実をとらえていると思うので紹介する。

  2007年11月2日、当時の自由民主党の総裁である福田康夫首相と野党である民主党の小沢一郎代表との間で、大連立構想が話し合われた。福田康夫首相は参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」の打開が必要として、小沢一郎代表に連立政権樹立のための協議を打診。小沢一郎代表は即答を避け党役員会に持ち帰ったが、当時の民主党役員のすべてが「(連立は)国民の理解を得られない」などと反対意見を表明し、協議に応じない方針を決めた。
 これを仲介したのは、読売新聞グループのドン渡辺恒雄会長である。

 今、囁かれているのは、この時、小沢一郎代表が福田康夫首相に言った言葉として、「我が党は政権の中枢にいたことがなく、経験不足のため、自民党と一緒になって政権の動かし方を勉強させて欲しい」。

 例え、当時の大連立の狙いの一つがこの通りだったとしても、小沢一郎元代表という人が、敵である福田康夫元首相にこんなことを言うほど謙虚な人間だとはとても思えないない。そこで、今、誰か・・・小沢氏に近い誰かかもしれない。が、小沢氏が先見の明がある証拠として流しているような気がするのだが、その後、民主党を見ていると、この言葉がリアルに響いてくる。
 経験がないことがこれほどまでに、響いてくるのだろうか。
 民主党政権が誕生してからおよそ1年。政治の溶解は、麻生太郎政権の末期よりさらにひどいように思える。一年は学ぶには、充分の時間なのだ。
 
企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

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にほん風景遺産 次回は只見川

2010年07月25日 07時53分24秒 | にほん風景遺産
只見川
曾野綾子
<声を便りに>オーディオブック(wis)

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会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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 郡山に来ている。
「にほん風景遺産」の仕上げである。
 今回は、福島放送さんのディレクターの演出で、只見川の風景を加藤千洋さんが旅する。
 只見川は、その名を美しすぎるため「ただぼぉ~と見ている」という平安末期の公家の話に由来するという説がある美しい川だ。
 その一方で、多くの小説のテーマに取り上げられたほどの「ダム」の川でもある。
 放送は、8月3日火曜日である。

会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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 ごく素朴な疑問がある。
 仙谷由人官房長官は12日の記者会見で、神奈川選挙区で落選した千葉景子法相を続投させる理由について「9月中に代表選があること」を最初に挙げた。
 だが、神奈川県民は、千葉景子法相に事実上の不信任を突きつけたのだ。

・・・ 千葉法相は 在任10か月、「信条」により死刑執行に判をおしていない。

 その「民意」よりも党内事情を優先させ、それに何の疑問も感じていない。
 今、千葉法相をやめさせれば、法相ポストの猟官運動と執行部の責任追及が吹き出し、菅政権が9月まで持たないからだ。
 これは菅直人首相の意思でもある。
 この政党は、選挙に勝つことがすべてに優先する。
 昨年の政権交代に大いに期待しただけに、残念。
 僕の著書「会社をつぶす経営者の一言 『失言』考現学」を読んで頂いたあるニュースキャスターが、「今の民主党に足りないことだらけだ」と言った。
 まさに・・・。
 この本に登場した企業のようにならないことを願う、我々の祖国を背負っているのだから。


企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

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千葉景子法相続投に疑問

2010年07月17日 09時38分29秒 | 政治
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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 ごく素朴な疑問がある。
 仙谷由人官房長官は12日の記者会見で、神奈川選挙区で落選した千葉景子法相を続投させる理由について「9月中に代表選があること」を最初に挙げた。
 だが、神奈川県民は、千葉景子法相に事実上の不信任を突きつけたのだ。

・・・ 千葉法相は 在任10か月、「信条」により死刑執行に判をおしていない。

 その「民意」よりも党内事情を優先させ、それに何の疑問も感じていない。
 今、千葉法相をやめさせれば、法相ポストの猟官運動と執行部の責任追及が吹き出し、菅政権が9月まで持たないからだ。
 これは菅直人首相の意思でもある。
 この政党は、選挙に勝つことがすべてに優先する。
 昨年の政権交代に大いに期待しただけに、残念。
 僕の著書「会社をつぶす経営者の一言 『失言』考現学」を読んで頂いたあるニュースキャスターが、「今の民主党に足りないことだらけだ」と言った。
 まさに・・・。
 この本に登場した企業のようにならないことを願う、我々の祖国を背負っているのだから。


企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
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不祥事の対応はトップの人間力

2010年07月16日 08時28分57秒 | 不祥事対応の専門家として
ふじこ丸さんから こんなコメントを頂いた。
ふじこ丸さん ありがとうございます。


「経営者を、ひいては組織を守るには (ふじこ丸)」(2010-07-01 14:54:48)

 村上さんの『会社をつぶす経営者の一言』、拝読しました。現在の仕事の関係で京都教育大学の例など、身につまされる思いで読みました。
 単純な特効薬はないと思いますが(京教大の例で言うと、加害者が複数の場合は強姦が親告罪でないことなど、法令の知識も必要ですよね)、トップを支える事務方の力量というか、第三者をいかにして意識に上らせるか、難しいことだと思います。
 もし、私が日本相撲協会の広報スタッフだったとしたら、武蔵川理事長をどうやって救うだろうか。
「このまま撮り続けるなら、記者会見やめるよ」
 こういう意識とセンスをもったトップに対して、部下としてどう接すればいいのでしょうね。

 過去の不祥事を分析すると、結局、トップの人間力という答えに帰結します。その場合、広報の役割とすれば、「失職覚悟でトップを諌める」か、やっぱり「長いものにまかれる」の二者択一しかありません。
 あえて精神論で言えば、「君間違えるならば、臣、死を賭して諌めるべし」となる。
 守るべきは何か、それを思うしかない、そう思うのですが・・・。

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村上 信夫
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村上 信夫
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日本振興銀行の前会長木村剛さんのこと

2010年07月16日 07時56分07秒 | ニュースはロバの耳
戦略経営の発想法 ビジネスモデルは信用するな
木村 剛
ダイヤモンド社

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プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神〈上巻〉 (1955年) (岩波文庫)
マックス・ウェーバー
岩波書店

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プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神〈下巻〉 (1962年) (岩波文庫)
マックス・ウェーバー
岩波書店

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 日本振興銀行の前会長、木村剛さんが逮捕された。
 小泉純一郎元首相の「改革」の中心人物の一人である。
 小泉改革の功罪に関しては、歴史の評価を待つしかないが、僕自身を含め、マスコミの中に、当時、改革を支持する論を張った人間は多い。
 僕は、今でもあの改革は必要だったと思っているし、その後の問題は、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、そして 鳩山由紀夫と連なる代々の首相が行った<改革の不徹底>あるいは<改革の揺り戻し>のせいだと考えている。その証拠に、抵抗勢力のドン亀井静香国民新党代表すら「改革」という言葉を使う。
 だが、木村剛氏をはじめ改革の中枢にいた人たちのその後を考えると、抵抗勢力の巻き返しの恐ろさを感じる。

 金融庁のブレーンだったころに、木村剛さんにインタビューしたことがあり、愛読書を質問したところ、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を挙げた。
 この本は、ドイツの社会学者マックス・ウェーバーが、資本主義の成立と、宗教のかかわりについて考察したもので、プロテスタントの宗教倫理は資本主義の「儲ける」に反しない、むしろ、信徒は、「救いの確かさ」の確証を、神から課せられた「使命」(ベルーフ)としての世俗内職業労働への専心のうちに自ら求めたと説明するものだ。
 今、思うと木村剛さんの信条だったかもしれない。
 マックス・ウェーバーの説によれば、使命と儲けることは反しない、むしろ積極的に儲けることを奨励する。が、宗教的倫理の役割とすれば、むさぼることを制するべきなのだ。人は、「正義」のお墨付きがあれば頑張れる。だが、その時、制するものがなくなれば、やり過ぎ、自省することもなくなり、結局、人のためにならなくなる。

 事件の真相はわからないが、どこかのタイミングに、木村剛さんの中で、既存の銀行が融資しない中小企業に融資するという本来の目的が、そのための日本振興銀行を維持すること自体に目的化したのかもしれない。

会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
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またぞろマスコミ批判は、民主のお家芸

2010年07月07日 07時57分15秒 | 政治
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村上 信夫
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普段は マスコミを利用しているくせに、不利になるとマスコミ批判を始める。
民主党は、政権与党としての自覚がないのか、自分たちの立場がわかっていないのか。与党の発言は、まま言論弾圧に繋がることにあまりに認識不足である。

・・・ 官僚は、与党の顔色を伺い、迎合した政策を実行する。

枝野幹事長にしてもそうなのかと、下記の発言に失望した。
この人が幹事長になったのは、事業仕分けの報道によるところが大きいはず。メディアが報じるのは、菅総理がそう言ったからで、メディアに当たるのは筋違いだ。


枝野幸男幹事長らは矛先を首相の消費税発言に関する報道に向けた。枝野氏は6日夕、鹿児島県霧島市内で、内閣支持率の低下について「(消費税をめぐる主張が)十分に伝わってないことが一定の影響を与えたのは間違いない。次の総選挙までは(税率を)上げないことは変わっていない。これが(参院選の)争点であること自体、若干ミスリードだ」と述べた。支持率低下の影響に神経質になっていることを示しているといえる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100707-00000502-san-pol 7月7日産経記事から転載

企業不祥事が止まらない理由
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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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