新潮45別冊 櫻井よしこ編集長 小沢一郎研究 2010年 04月号 [雑誌]新潮社このアイテムの詳細を見る |
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)村上 信夫中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
こんな話が永田町界隈で言われている。
あるいは、誰かが意図的に流していることなのかもしれない。が、ある意味での真実をとらえていると思うので紹介する。
2007年11月2日、当時の自由民主党の総裁である福田康夫首相と野党である民主党の小沢一郎代表との間で、大連立構想が話し合われた。福田康夫首相は参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」の打開が必要として、小沢一郎代表に連立政権樹立のための協議を打診。小沢一郎代表は即答を避け党役員会に持ち帰ったが、当時の民主党役員のすべてが「(連立は)国民の理解を得られない」などと反対意見を表明し、協議に応じない方針を決めた。
これを仲介したのは、読売新聞グループのドン渡辺恒雄会長である。
今、囁かれているのは、この時、小沢一郎代表が福田康夫首相に言った言葉として、「我が党は政権の中枢にいたことがなく、経験不足のため、自民党と一緒になって政権の動かし方を勉強させて欲しい」。
例え、当時の大連立の狙いの一つがこの通りだったとしても、小沢一郎元代表という人が、敵である福田康夫元首相にこんなことを言うほど謙虚な人間だとはとても思えないない。そこで、今、誰か・・・小沢氏に近い誰かかもしれない。が、小沢氏が先見の明がある証拠として流しているような気がするのだが、その後、民主党を見ていると、この言葉がリアルに響いてくる。
経験がないことがこれほどまでに、響いてくるのだろうか。
民主党政権が誕生してからおよそ1年。政治の溶解は、麻生太郎政権の末期よりさらにひどいように思える。一年は学ぶには、充分の時間なのだ。
企業不祥事が止まらない理由村上 信夫,吉崎 誠二芙蓉書房出版このアイテムの詳細を見る |
犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)村上 信夫グラフ社このアイテムの詳細を見る |