放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

落合信彦「無知との遭遇」

2010年11月01日 19時17分46秒 | この本を読め!!
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

知識ゼロからの田中角栄入門
クリエーター情報なし
幻冬舎

無知との遭遇 (小学館101新書)
落合 信彦
小学館

落合信彦氏が、『無知との遭遇』(小学館刊)で、国際政治の舞台で言われているジョークを紹介している。
面白いので 3つ引用する。

日本の総理大臣が自信満々にこう言った。
「景気はこれからよくなる。株は今が買い時ですよ。私は総理大臣だから株を買うのは問題だが、総理でなければ絶対に買いますね」
すると、その場にいたビジネスマンはこう言い放った。
「私だって、あなたが首相じゃなかったら絶対に株を買いますよ」

尖閣問題に対応した仙谷由人官房長官について、こんなジョークがある。

永田町を日本人と中国人が歩いていた。前を見ると、快晴だというのに官房長官が傘をさして歩いている。
日本人が笑う。
「バカじゃないのか、あいつは。晴れているのに傘なんかさして」
中国人が返す。
「なんだ知らないのか? 今日の北京は雨だぜ」

中国に関してもこんなジュークがある。

中国の農民が、その年は畑の収穫を上げようと思い立ち、春に新しい種を買ってきて畑を耕した。だが、秋になっても収穫はゼロだった。種が偽物だったのだ。
絶望したその農民は、農薬を飲んで自殺しようとした。だが、死ねなかった。農薬も偽物だった。農民が住んでいる村の人たちは「死ぬことはない」と彼を励まそうと村をあげて宴会を開き、そこでギョーザが振る舞われた。
農民は生きる希望を取り戻し、ギョーザを口にした。すると農民は死んでしまった。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

このアイテムの詳細を見る

犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

このアイテムの詳細を見る



コメント (1)
この記事をはてなブックマークに追加

松岡正剛「千夜千冊 マッドマネー」から

2010年05月11日 18時42分21秒 | この本を読め!!
 
誰も知らない 世界と日本のまちがい 自由と国家と資本主義
松岡 正剛
春秋社

このアイテムの詳細を見る


 松岡正剛さんの「千夜千冊 マッドマネー」で興味深い記述があった。

 http://www.honza.jp/senya/1/matsuoka_seigow/1352

 この国のターニングポイントに関し、個人的に思い当たる節があるというのだ。これが実に面白い。その一部を抜粋し紹介する。

「すでにこの10年のトヨタをめぐっていろいろの批判的議論が出ているようだが、これは、企業が重視すべき「価値」や「意味」の維持や創出に耐えられなくなって、ひたすら成長や成績の数字をあげることに奔走しすぎたからだった。

 どこかから、おかしくなったのだ。それについては私事ながら、ぼくなりに思い当たることがある。

 ちょうどホリエモンや村上君が日の出の勢いを見せていた時期、経団連から呼ばれてそうした威勢のいい若手経営者たち(楽天とかサイバードとか)の会合の仕切りを頼まれたことがあった。座長はトヨタ会長を終えた奥田碩理事長だったのだが、それがひどかった。何がひどかったって、奥田さんがひどかったのだ。かれらの売上や利益にしか関心を示さない。かれらの事業意図や発想のおもしろさにも危うさにも、意に介さない。ひたすら数字なのである。

 その日からおよそ10年前にさかのぼる。トヨタの張富士夫さんがアメリカ社長から帰ってきて、「あまりに疲れたのでしばらく日本のことを勉強したい」と言って、ある人物を介してぼくがしばらくお相手をすることになったことがあったのだが、そのときの張さんはすばらしかった。アメリカに勝つ思考ではなく、日本に必要な思考をしばらく考えたいというのだ。それからしばらくして張さんがトヨタ社長に抜擢されて、この会は中断したのだが、そのときの印象と奥田さんの印象は、同じトヨタのトップを占める者とは思えなかったのだ。

 まあ、問題はトヨタにばかりに出ているわけではないのだが、ことほどさように、わが国の企業社会もどこかでかなり歪んでしまったのである。」

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

このアイテムの詳細を見る

一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

このアイテムの詳細を見る

犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

このアイテムの詳細を見る

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ハハ、お元気ですか 

2010年03月23日 07時16分47秒 | この本を読め!!
ハハ、お元気ですか めぐろのY子より
めぐろのY子
中経出版

このアイテムの詳細を見る


めぐろのY子さんから著書『ハハ、お元気ですか』を頂いた。
デザイン会社に勤めるOLさんの日常を、素朴なタッチの漫画で描いた4コマ風(必ずし も4コマではないが)の漫画エッセー。

一気に読み、笑い、少しキュンとした。
ひとつは、この本を Y子さんが書いた動機。
病気の母親を笑わせようという想いに溢れていることにある。
もうひとつは、「あるある」「そうなんだよなあ」という共感。
主人公Y子さんの日常は、一生懸命やっているのに失敗したり、頑張ったけど「できず」自分に言い訳しながら、頑張っているのです。

ツボにはまった話がひとつ。
Y子さんが、女の友人とレストランに行き、オーダーするとソムリエが「チリワインのいいのが入っています」。
で、Y子さん 「辛いワインは嫌だな」

昔々、ウィンナーコーヒーを勧められ、「お腹いっぱいだから、結構」とすまして答えた友人を思い出した。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

このアイテムの詳細を見る

一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

このアイテムの詳細を見る

犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

このアイテムの詳細を見る

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

その後の「やまびこ学校」

2010年03月17日 06時55分12秒 | この本を読め!!
山びこ学校 (岩波文庫)

岩波書店

このアイテムの詳細を見る


遠い「山びこ」―無着成恭と教え子たちの四十年 (文春文庫)
佐野 眞一
文藝春秋

このアイテムの詳細を見る

砂のように眠る―むかし「戦後」という時代があった (新潮文庫)
関川 夏央
新潮社

このアイテムの詳細を見る


前に「やまびこ学校」について書いた。
その時から、疑問になっていたことが、偶然、氷解した。

十河 進【そごう・すすむ】さんのサイトから佐野眞一「遠い『山びこ』」(文春文庫)関川夏央「砂のように眠る──むかし『戦後』という時代があった」(新潮文庫)にその答えがあることを知った。

「やまびこ学校」は、無着成恭が昭和23年~29年山形の山村で教えた子供たちの作文集で、その貧しさと作文を書く作業の中で、貧しさに覚醒していく過程が胸を打つ。

  雪がコンコン降る。

  人間は

  その下で暮らしているのです。

その中の一人の子どもが書いた詩から始まる。
作文により自分の貧しさに気づいてしまった子供たちのその後が、気になっていた。

十河さんによれば、佐野眞一「遠い『山びこ』」では、それぞれのその後が丹念に調べられ、もちろん行方知れずの人間もいるが、それぞれが<自分の人生>を生き抜いたという。
関川夏央さんの著書は、「戦後」の貧しさの象徴となった、同じように貧しい少女だった安本末子が書いた『にあんちゃん』にも触れているようで、末子は早大を出てコピーライターとなり、結婚して子供も生まれたという。

十河 進さんのサイト

http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam_b/2sam_40611.html


企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

このアイテムの詳細を見る

一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

このアイテムの詳細を見る

犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

このアイテムの詳細を見る

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加