放送作家村上信夫の不思議事件ファイル

Welcome! 放送作家で立教大大学院生の村上信夫のNOTEです。

記者会見でメッセージを伝えるためには

2010年06月30日 07時00分41秒 | 不祥事対応の専門家として
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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 メッセージを伝えるために

メッセージの準備
 社長やスポークスパーソンは、事前に用意した文書だけではなく、“自分の言葉”で語るメッセージを準備するべきだ。緊張するのはわかるが、用意した文書をただ読み上げるだけだと、どうしても、誠意がない、反省がない、という印象を与えてしまう。これは、立場を代えて、自分たちが被害者やステークホルダーだったらどう思うか、考えればわかることだ。
 記者会見で説明するべきことは、①事実の説明②経過と現状③原因④再発防止策⑤責任表明の5つ。主張すべきことがあればハッキリ言うべきだし、誤解があれば解くべきだが、自分たちの視点ではなく「社会の視点」で語らなければ、その発言は、居直りとしか見えない。
船場吉兆のささやき女将が、食べ残し料理の使い回しという報道に抗議し、「残された『お料理』と言って欲しい」と発言したのは、料理に携わる者として、もしかしたらやむをえない発言だったかもしれないが、誰の目にも説得力はなかった。2008年7月、野球部員が起こした女子高生暴行事件で、記者会見に臨んだ桐生第一高校の高橋昇校長は、甲子園出場が決まった同校野球部をそのまま出場させたいと、「一年、頑張ってきた選手たちに道を全うさせてあげたい」、「一人のミスで、全員が責任を負うのは違っている」と発言する。この発言を奇異に感じた人は多く、直後に、筆者がとったアンケートでは、「あの高校に子どもを進学させたくない」という反応が多かった。
主張や誤解を解くための情報発信は、発信のタイミングと発言に工夫が必要となる。

[5W1Hの新聞記事]スタイルのスピーチ
記者会見での状況の説明・報告は、推測や未確認事項、個人の感想を交えるべきではない。この時のスピーチは、[起承転結]ではなく事実のみを伝える[5W1Hの新聞記事]ス
タイルで行うべきだ。[5W1Hの新聞記事]で語るスピーチの構成は、次のようになる。

 ■5W1Hの情報が入っている簡単なリードを先に持ってくる。
 ■その後に、細かい内容や背景を付け加える。
 ■リードと後の詳細は重複もある。

通常、人間は、人に何かを伝えるときに“起承転結”で話している。話し上手ほどその傾向があり、その話を聞くとよくわかるのだが、物語として起承転結で伝えようとする。だが、起承転結で話すということは、出来事に因果関係を与えることになる。そのために、推測や期待、未確認事項、感想などを交えることになる。
例を挙げる。「国王が亡くなり、一週間後、王妃も亡くなった」という事実がある。これ
が[5W1Hの新聞記事]スタイルである。だが、[起承転結]スタイルで語ると、「若き国王が亡くなり、悲しみのあまり、一週間後、後を追うように王妃も亡くなった」。となる。どちらがドラマチックで伝わり易いか一目りょう然、通常なら後者の方が評価されるのだが、記者会見ではこれがマイナスとなる。
なぜか?冷静に考えれば、後者には幾つかの疑問が生まれる。まず、悲しみだけで人は死ぬものだろうか、もしかしたら、死因は別にあるかもしれない。あるいは、この王妃は本当に「後を追う」ほど、国王を愛していたのだろうか。それを確かめるすべはない。すべては、伝える人間の推測、期待の域を出ない。曖昧な情報なのだ。
起承転結という構成は、長い年月を経て練られたものだが、事実を伝える記者会見では邪魔になる。場合によっては、記者たちをミスリードすることなり、それがわかった時には更に事態を紛糾させる。

想定問答の作成
あらかじめ、記者からの質問の想定とその答を作成する。これは、ポジションペーパーの項で述べたように、ポジションペーパーの作成と同時に行うと、伝えるべき情報や不足している情報の整理確認ができる。
「質問が浮かばない」
 そういう相談を受ける事がある。そう言う場合、企業の論理からしか見ていず、不祥事を起こした自社の立場・言い訳を全面的に肯定している。だが、問題は、自社が起こした事件・事故の被害者や関係者がどう思っているかだ。何に不安を感じているかだ。こういう相談に、筆者は、自分がよく見ている新聞、テレビのニュース番組の記者をイメージするようアドバイスしている。例えば、夜の経済ニュースの記者なら、例えば、主婦が多く視聴する夕方のニュースの記者なら、あるいは読売新聞の記者なら、記者になりきって、そのニュースで流すコメントを撮る。新聞紙面を埋める記事を書くことを想像すると、容易に質問が浮かぶ。

さらに、念を入れて、想定問答集をベースに記者会見の前にディスカッションを行うことを提案する。論理的な矛盾が確認されるからだ。時間的にそれが無理な場合でも、ぜひ想定問答の内容を声に出して読み上げることはすべきだ。
筆者は、不祥事記者会見に臨むある企業のトップに、この時も時間がなかったが、想定問答の音読をアドバイスした。質問と答えを声に出すことで、シミュレーションとなり、その記者会見は無事に終わった。
このように、想定問答集は、スポークスパーソンの心の準備となる。が、会場では、絶対に見てはいけない。見るのは、名前や数字の事実確認の部分だけとする。前述の船場吉兆の女将のような事態に陥り、その瞬間、当事者能力を疑われることになる。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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ナイチンゲールと近代統計学

2010年06月27日 02時25分04秒 | 人間って
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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ナイチンゲール―現在の看護のあり方を確立した、イギリスの不屈の運動家 (伝記 世界を変えた人々)
パム ブラウン
偕成社

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今年は、ナイチンゲールの没後100年である。
フローレンス・ナイチンゲールは1820年5月12日、両親の新婚旅行中のフィレンツェ(フローレンス)で生まれた。
彼女は第一子ではなく次女。姉のパーシノーブもやはり新婚旅行中の1819年ナポリで生ま
れている。つまり、当時の貴族の新婚旅行というのは、非常に長期で、フローレンスの両親の場合3年間にも及んでいる。
ナイチンゲールは、近代看護の祖として知られているが、統計学者としても著名である。彼女が自分が考えた看護・衛生学の手法を納得させるために統計を活用し、近代統計学の発展に貢献している。

統計学者としての仕事、ほか

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sakura/8452/naitinngerusigotoitirann.htmから
転載しました。ありがとうございます。

★ナイチンゲールは、優れた統計学者でもあり近代統計学の発展に貢献した。クリミア戦争時の月ごとに扇形の半径で死亡率を示した『鶏のトサカ』と呼ばれるグラフは最も有名な統計図表。
当時は標準となるグラフ表現が確立していなかった。フローレンスは様々なグラフによって視覚的なプレゼンテーションを工夫している。ファーはこうした彼女の表現方法を絶賛した 。先に述べた円(扇形)グラフは、月ごとに扇形の半径で死亡率を示している。2つの円(1年分につき1つの円)それぞれの中心近くの小さな同心円は、マンチェスターの男性住民の死亡率(年率)を表している <図1>。ただ、この円(扇形)グラフは、半径の差が扇形の面積に反映するので差異が際立って見える。月ごとの差異が大きい( 10倍近くになる)のと単位が1000分率だったこともあってこうした表現を選択したのであろうが、多分に効果を狙ったきらいもある。
第4回国際統計会議が開催されたのを機会に、イギリス統計学会の会員に選ばれ、この国際会議の運営に関与する。病院と公衆衛生に関わる分科会において、病院統計の統一基準について統一基準の採択が行われた
各地の病院に標準統計を用いることを呼びかける。統計資料を作ることによってかつて危険な病院をいち早く発見しようと願った。
死亡統計や、疾病の分類、看護日数などの基本事項の統一すらほとんどとられていないことを発見し、友人のウィリアム・ファー博士と戸籍庁の協力を得て、独自の統一基準を考案して 1859年に出版する。
彼女は医師や科学者達と文通をし、出来るだけ最新の科学情報を集め、それを政府の行政の中に入れようとして、官僚達にしつこく働きかけた。
生涯2万通近くに及ぶ手紙を書いたといわれています。ビクトリア朝でもっとも多くの手紙を書いた人になった。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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偉い人はなぜ失言するのか

2010年06月18日 10時05分23秒 | 不祥事対応の専門家として
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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しつ‐げん【失言】[名](スル)言うべきではないことを、うっかり言ってしまうこと。
       また、その言葉。「―を取り消す」「公の席で―する」(『大辞泉』)

 発言者は悪気ないのだが、本人の前で悪口を口走ってしまい、本人が「どういう意味だよ!?」と突っ込むシーンは漫画の定番だが、本書で紹介しているように、謝罪、報告する記者会見の場で、言うべきではない発言が繰り返される。
エンジニアに、失言の経験を尋ねたアンケートがある。その結果、なんと!約8割もの人が「常にある(12%)」「ときどきある(66%)」(リクナビNEXT Teck総研07年調べ」(25~39歳・300人対象)と失言の経験を回答している。高度な技術に冷静な判断力を持つと思われるエンジニアたちですら失言する。
では、どんなものを「失言」というのだろうか。
危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は【不可抗力】、【認識不足】、【配慮不足】による失言の3つに大別できるとする。
緊張のあまりの言い間違いなどは【不可抗力】。これは、言い直せば済む。
次に【認識不足】、例えば、柳沢伯夫元厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械」発
言(07)だ。「機械と言って申し訳ないけど」と詫びを振れば、どんな表現しても許されると思ったのか。あるいは、女性を生む機械に例える表現が気が利いていると思ったのだろうか。厚労相という立場にいながらの認識不足は、否定できない。

 「柳沢厚労相は年金や福祉、医療の展望について約30分間講演。その中で少子化問題についてふれた際、『機械と言って申し訳ないけど』『機械と言ってごめんなさいね』などの言葉を入れながら、『15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない』などと述べたという。」              (2007年1月28日付朝日朝刊)

差別発言にセクハラ発言、パワハラ発言など、言った本人の気持ちは関係ない。差別発言は“言われた側の心にどう突き刺さったか”が問われる。
さらに、【配慮不足】となると、神経が行き届かないわけで、発言する個人の資質や経験そのものが問われる。ビジネスシーンでも一番頻出しやすい失言パターンだ。
例えば、これも政治家の失言の例だが、久間元防衛相の「原爆しょうがない」(07)発言など、被爆地の長崎選出の代議士でありながら、被爆者の苦しみに想像力のない、配慮不足の発言だった。この場合、「そんなつもりは……」は言い訳にしか聞こえない

  「(久間防衛相は)太平洋戦争終結時に米国が広島、長崎に原爆を投下したことについて『米国はソ連が日本を占領しないよう原爆を落とした。無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったという頭の整理で、今しょうがないなと思っている』と述べた。(略)久間防衛相は同日夜、東京都内で記者団に、自身の発言が問題視されていることに『ソ連の意図を見抜けなかった日本の判断ミスについて言った。そのために、私の(選挙区の)長崎なども悲惨な目にあった。しょうがない点もあるが、相手の意図を見抜かなければならない。それで〈米国(のこと)はもう恨んでいない〉と(いう趣旨のことを言った)。原爆を是認したわけではない』と釈明した。」                      (7月1日付 毎日朝刊)

「まさかの一言」の心理

では、大事な場面で、しかも企業のトップともあろう人間がうっかり「言い過ぎ」「言い誤る」のかのだろうか。性格から類型すると次の5タイプに分けられるという。本書に登場する、トップを思い浮かべれば頷けるものがある。

  「1)自信過剰型 強引な自己主張で相手を傷つける。
   2)瞬間湯沸し器型 腹立ち紛れの一言が飛び出す。
   3)八方美人型 合わせすぎの反動から大胆な発言
   4)饒舌型 しゃべりすぎで調子に乗って余計なことをいう
   5)うっかり型 よく考えないで喋りだし相手を不快にさせる」
(福田健著『うかつな一言」で後悔しない話し方』 (成美文庫) 2005.9)

 同じく帝人広報部長などを歴任した萩原誠氏は、【油断】【傲慢】【激情】【弁解】【弁解】【本音】(07年9月24日付FujiSankei Business i.)をあげる。
本書で紹介したトップたちは、自信過剰から来る【油断】【傲慢】。瞬間湯沸かし器のような腹立ち紛れの【激情】。うっかり喋った【本音】。饒舌すぎる【弁解】。
そして、八方美人のような発言から帳尻が合わなくなり、言ってはならない一言を発し窮地に陥る。もちろん本当はその言葉に至るプロセスがあり、また、その言葉に象徴されるだけではない経営者の人間性、企業風土がある。だが、記者も社会もその一言に反応する。その瞬間、本質がわかると判断するからだ。衣の下に鎧ではないが、人は垣間見た姿こそ「本性」と見る傾向にある。
と、なれば、
「殴った痛みはすぐに忘れるが、殴られた痛みは忘れられない」
言葉でも文字でも、発信した側より受け止めた方がずっと鋭く感じ、傷つき、嫌な思いをする。そのことに対する“想像力”のなさ、受け手の痛みへの想いがなければ、失言は止まらない。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
グラフ社

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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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記者会見のNGワード

2010年06月15日 06時08分21秒 | 不祥事対応の専門家として
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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「記者会見で絶対言ってはいけないこと」

 6月に出した『会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学』 (中公新書ラクレ)で紹介した、言葉はちょっとした弾みに飛び出し一人歩きする。一旦、そうなったら、後は止めようがない。これが「失言」である。
 だが、本当はその言葉に至るプロセスがあり、また、その言葉に象徴されるだけではない経営者の人間性、企業の文化や風土があるのは事実だが、記者たちも社会もその一言に反応する。その瞬間、本質がわかると判断するからだ。
 衣の下に鎧ではないが、人は垣間見た姿こそ「本性」と見る傾向にある。
 だから、世論は不祥事企業の記者会見に注目し、失言に対し批判的になる。

「記者会見のNGワードはあるのか?」
 よく受ける質問である。
 その答えはNO。言葉はその文脈と言葉を発する状況により意味が変わる。同じ言葉でも反発を受けたり、説得力を持ったりする。そのため、画一的な「NGワード」集にあまり意味はなく、肝心なことは、とにかく誠意を持って一生懸命に説明することだ。
 しかし、記者たちに届く説明のあり方と、逆に、反発を受ける表現があることも事実だ。
記者会見で気になる言葉や表現を、50人以上の新聞やテレビ、週刊誌、フリー、インターネット報道の記者たちに質問した。結果、反発を感じる言葉には、幾つか傾向があった。例えば、次に紹介するような言葉である。
 だが、これを発した場合、必ず負のイメージを与えるわけではないし、逆にこれらの言葉を使わなければ、反発を受けないというものではない。
 しかし、多くの記者たちはこんな言葉に反発を感じるといい、別の言い方をすれば、これらの言葉を使う経営者の姿勢や状況は、記者たちが反発を感じる場面であることが多いのだ。

●決まり文句「お集まりくださいましてありがとうございます」
 会の始まりの決まり文句「本日はお忙しい中お集まりくださいましてありがとうございます」。つい挨拶の始めに言いがちだが、時と場合による。謝罪記者会見で、不祥事を起こした当事者からこの言葉が出た場合、どう聞こえるだろうか。
違和感を覚えるはずだ。だが、記者会見では、驚くほど多く聞く。
 北関東の某中学でのこと。いじめを苦に生徒が自殺を図り亡くなった時の記者会見でも、校長は、冒頭、この言葉から始めた。それを聞いた記者たちは、皆、一瞬、不快な表情を浮かべた。
 少年が選んだ死に方のあまりに悲惨さに、「(いじめは)どれだけ辛かったのか・・・」と記者たちが思っていたからだ。

●「私たちは被害者です」
 前述書の中でも多く紹介されている事例が、これ。事件などの種類によっては企業が被害者という側面があるものも確かにある。
 だが、いきなり「私たちは被害者です」と言うのはどうだろうか。
 落ち度なく巻き込まれた被害者から見れば、同じ穴のむじな。同じ岸に立って見える。
 例えば、事故米を安いからと言って購入し使った食品メーカー。本当に悪いのは、事
 故米を転売した三笠フーズをはじめとする業者だ。しかし、それを食わされた消費者から見れば、食品メーカーに対し『お前たちが安全性を確認していたら』という思いはぬぐえない。そんな人たちに向かって、被害者だと叫ぶことが共感を得られることか。
 先にこの言葉を発する経営者に対し、反省の態度が感じられない、責任回避、あるいはそういう冷静な判断もできない。と受け止められ、世論の批判を浴びることになる。
 まず、そのような事態を招いた責任の一端に対する反省があるべきではないだろうか。最初に、今回の事件についての謝罪を行い、最後に「弊社も被害者として刑事告訴も考えております」くらいの表現で、自社の言い分を表すべきではないかと思うのだ。
●責任逃れの常套句「知らなかった」「部下がやった」「秘書がやった」
 これも『経営者の一言』に多く、トップが責任逃れの言い訳に使う常套句だ。これを聞いた時、どう感じるだろうか?
 本当に、トップが知らないことはある。だが、知らないと言う時に、知るための努力の不足、大事なことを相談されない無能さを暴露している。己の器の小ささを告白しているようなものなのだが、不祥事の発覚の度に使われる。
●「法的には問題がない」「法律は守っている」
 長崎屋尼崎店火災(90)のように、度々、使われ、世間から反発を受ける表現だ。法律を守っているのは当たり前。社会が求めているのは、法律を守っていたかどうかではなく、企業として事件・事故を防ぐために、どれだけ事前の努力をしていたのかということだ。
 記者たちは、この言葉を聞くと『コンプライアンス(法令遵守)を縦に逃げようとする意識が透けてみえる』。
 カチン、『矛盾を暴いてやろう』と考えるという。
●「たいしたことない」「みんなやっている」
 それまで業界の慣例として当たり前に行っていたことや今まで問題になっていなかったこが、ある日、不祥事として指摘される。
「なぜ、自分だけが?」とつい出てしまうのも、わからなくない。
 だが、皆が行っているからと言って、問題ないわけではないことは言うまでもない。
 やっぱり事務所費の領収書に、マンガやキャミソールがあっては変なのだ。違法かどうかの問題ではない。
 この発言に、事態の重大性に気付かず軽く見る意識や当事者たちの幼児性を感じて、記者たちは「組み易し」と感じると言う。

それ以外にも、記者たちの心象を悪化させる、硬化させる表現・態度は、幾らでもある。
●ご承知のように」「先ほども申しあげたように」「言うまでもなく」
 このようなフレーズの繰り返す時、丁寧に説明することを放棄しようとする意志を感じるという。
 また、当事者意識が希薄な話し方はどの媒体の記者も、カチンとくるという。
 記者たちが疑問を感じるような表現、疑いを抱くような説明があった場合、それが報道内容に影響を与えないわけがなく、批判的な論調の報道が拡大することになる。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
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道後温泉は雨 今日から梅雨入り。

2010年06月13日 10時21分47秒 | 不祥事対応の専門家として
坊っちゃん 新装版 (講談社青い鳥文庫 69-4)
夏目 漱石
講談社

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昨日から愛媛・松山市に来ている。
「にほん風景遺産」(BS朝日)シリーズの仕上げである。
今回は、四万十川源流域、四国産地・四国カルストから四十万川上流から中流を、元朝日新聞論説委員、同志社大学教授の加藤千洋さんが旅をする。
源流域の開拓酪農家や「森の魚」をテーマに石の彫刻を掘り続ける芸術家、地獄と呼ぶ伝統漁法でウナギを捕る最後の川魚漁師。山で塩作りをする人など、日本一の清流は様々な人たちが暮らしていた。
(放送は、6月22日(火)21時~ BS朝日)
で、2日目の今日は朝から大雨。
早起きして、雨の合間を縫って道後温泉の朝風呂に行ったが、帰りは土砂降り。で、びしょ濡れになった。
とはいえ、道後の古い温泉街の町並みは、しっとり潤い綺麗だった。
四国・愛媛は、今日から梅雨入り。

会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ 351)
村上 信夫
中央公論新社

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企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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手術前 恐怖のアンケート

2010年06月13日 10時05分59秒 | 普通であって異常
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ)
村上 信夫
中央公論新社

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手術前に聞かれて怖かったアンケートの話、もう一度。
(死んだら)
「献体しますか?」
「臓器提供しますか?」

一番怖かったのは、脳死状態に陥った時に
「延命処置を希望しますか? Yes No」
 自分の死を、手術に向かう前に“自分自身”で選択しなければならない。たかが左腕の 関節、最悪でも利かなくなるだけと思っていた気持ちに、思い切り冷や水をかけられた感 じだった。
 手術自体も5時間にも及ぶ手術、体にメスを入れるということは、大変なことだとあらためて知った。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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内部告発の心理

2010年06月12日 01時40分09秒 | 不祥事対応の専門家として
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ 351)
村上 信夫
中央公論新社

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不祥事発覚のきっかけの7~8割は、内部告発だといわれる。警察や行政、報道機関にしても、きっかけとなる情報がなければ調査も捜査も始まらない。
「内部告発」という言葉が一般化したのは1976年。ロッキード事件の最中、一部の新聞が関係者や公務員に対して、内部告発を呼びかけた。
2000年代になって、本書でも紹介している三菱自動車「リコール隠し」以後、雪印食品や日本ハムの「牛肉偽装」事件, 協和香料科学「無認可添加物使用」事件,など、消費者の安全・安心に直接影響を与えるものが、内部告発によって明らかにされた。「食品偽装」の吹き荒れた07年、偽装発覚の殆どは、内部告発だといわれている。
通報の方法は、従来の文書あるいは電話から 最近では、インターネットによる匿名通報、また、ネットの掲示板やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)への書き込みに報道機関や当局が注目し発覚するという間接的な告発も増加している。書き込みの場合、直接、告発するより心理的な障壁が軽いともいわれる。
04 年6 月成立した公益通報者保護法では, 通報対象範囲を刑罰法規に限定した上で, 外部通報に対する保護し、事業者自身に内部通報体制整備を働かせることで, 企業におけ
るコンプラアンスの促進を図ることをめざすものとなっている。

 とは言っても、告発内容は、自分の所属する組織に対する「反乱」と「裏切り」という2つの「罪悪感」を伴う。組織への忠誠心はなくなりつつあると言っても、社員にとって企業解体になった場合の生活不安がある。組織による報復も、十分予想できる。
組織の不正を目撃した場合、それを「許すか許さないか」。許さず、内部告発を行うかどうかの分岐点はどこにあるのだろうか?
フェスティンガーの「認知的不協和理論」によれば、集団の規範と自己の規範との間に乖離があれば, その乖離による不快感に対する反応は[集団への帰属性の強弱]による。そのため、実際に企業内の不正を知った時の行動は、 次の5つのタイプに分かれるといわれる。 

① 「抵抗するタイプ」
不正を止めることを主張し, 無視されると、周囲からどんなに説得・圧力を受けても応じず、外部に通報する・直接に法的手段によって、組織を糾弾する。
② 「妥協するタイプ」
はじめは不正に対しての批判を口にするが、結局、説得に従う。その後、不本意ながら自分も不正に手を染めることになる。多くの組織人の行動はこのタイプ。
③ 「積極的に同調するタイプ」
不正を知っても、組織の人間として当然のことと割り切り、むしろ積極的に不正行為に関与していく。不正を行っている人間に近い立場にいる場合に多い。
④ 「とりあえず口をつぐむタイプ」
批判を口にすることなく,表面は同調している。が、このタイプは、在職中に匿名告発にする,か、退職,・転職した後に告発を行う。
⑤ 「批判を共有する」タイプ
 同じ批判を共有する従業員がグループを結成し、社内での意見具申を行い、受け入れられなければ集団で外部へ告発するケースもある。
(新田健一『内部告発の社会心理学的考察』から要約)

 告発にいたる動機や経緯はともあれ、告発することによって、これまで自分がしてきた、あるいは業績そのものを全否定することになる。それでも、あえて内部告発に踏み切った、
背中を押す“きっかけ”は何だろうか?
ミートホープ社「食肉偽装」事件(07)を告発した元常務の場合、自分自身が相当苦しんだ挙句、「違法行為に悩み苦しむ従業員の心情」を思って腹を括って告発した。雪印食品「牛肉偽装」事件(02)を告発した倉庫会社の社長、自社の従業員に偽装工作を手伝わせようとした雪印食品幹部の行為が「許せなかった」という。など、激しく心を揺さぶる衝動の瞬間があるようだ。
内部告発者自身も不正行為に加担し無意識に良心を押さえて来ているだけに、何かのきっかけで押さえが外れると、その分、大きくバネが利いて大きな行動に出るのである。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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犯罪心理学者 花見小路珠緒の不思議事件ファイル (グラフ社ミステリー)
村上 信夫
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一番、一番!真剣勝負
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大失言 政治家たちのこのコトバ

2010年06月09日 22時34分57秒 | 言葉
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学 (中公新書ラクレ 351)
村上 信夫
中央公論新社

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コラム「大失言 政治家たちのこのコトバ」

政治家の発言が失言となるかならないかは、次の要素によって決まるという説がある。①発言内容 ②国内の政治的要因 ③外交問題に発展するか否か ④マスコミが注目す
るかどうか。(川野徳幸『閣僚失言の政治学』から要約)。
少し説明を加えると、川野説は、閣僚の発言に限っての説で、②は発言段階の政権の存立基盤と与野党の勢力関係。で、政権が連立政権などではなく、盤石の基盤があれば多少の発言は問題なくなる。あるいは、与野党拮抗の政治情勢の場合、ちょっとした発言も政局に結びつく大きな発言になるという。
この要素は、不祥事発生時の記者会見でも同様で、トップの一言が失言となり、その企業を危うくするのは、①発言内容 ②起こした不正の悪質度 ③社会へ与えた不安・不信がどの程度か ④マスコミの注目度 の掛け算とみることができる。
次に、牧野武文氏の『大失言』から、政治家の有名な、ある意味、政治の動きを変えた失言をあげる。

「我が国の防衛ができないという場合は、その基地を侵略してもよい」
鳩山一郎首相(昭和31年)
「憲法九条を破棄するときがきた」岸信介首相(昭和33年)
「現行憲法は他力本願。やはり軍艦や大砲がなければだめだ」
倉石忠雄農林大臣(昭和43年)
「国旗、国歌を法制化するときがきた」        田中角栄首相(昭和49年)「戦後の平等教育には誤りがあった。教育勅語を全て否定したのは誤り」
砂田重民文部大臣(昭和53年)
「軍隊も持てないような憲法を作られて、もがいている」
中村正三郎法務大臣(99年・平成11年)「日本も核武装したほうがいい」        西村慎吾防衛庁政務次官(99年)「日本は天皇を中心とした神の国」           森喜朗首相(2000年)

 自民党の森喜朗元首相(在任00-01)は、優勝の報告に来た横綱貴乃花に「今日は痩せて見えるだろう」(00)IT革命を「イット」(00)など失言が多く、その度に視聴率が下がり、とうとう1ケタになった。
最後は、えひめ丸が米原潜と衝突し沈没した事故(01)の後、ゴルフを続行していたことを問われ「連絡をとりやすいと言われ、ゴルフを続行した」と発言し、世論の批判を浴びた。本来は30分以内に危機管理センターに着く必要があるのだが、百歩譲って言い分を認めても、「ゴルフをやる必要はないだろう」は普通の感覚だ。
08年9月1日、福田康夫元首相(在任07-08)が、突然辞意を表明した記者会見で、他人事に聞こえると批判した記者に切れ発した、「あなたとは違うんです」発言は、歴史に残る失言となった。
その福田元首相の後を継いだ麻生太郎前首相(在任08-09)は、自分の内閣の官房長官から「オウンゴールだけはしないで」と言われるほどに失言の多い首相だった。
 就任直後にカップ麺の値段を問われ、「いま400円くらいします?そんなにしない?私、最近自分で買ったことないので」 (08)失言とは言えないが、庶民感覚がないことがバレた。その他、漢字の読み違えも多く「未曾有」を「みぞうゆう」と読み、時ならぬ漢字ブームを巻き起こした。
政権を失うこととなった09年の衆院選でも、学生との対話集会に出て「金がないなら結婚するな」(09)と発言、会場を凍りつかせた。
同年、政権を自民党から奪取した民主党の鳩山由紀夫首相も、宇宙人といわれる感覚が失言を呼ぶのか、高齢者たちを訪ねその前で、「元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さんと違い働くことしか才能がないと思って下さい。」(10)に、加えて「80過ぎて遊びを覚えても遅い」とか「60過ぎて、80過ぎて、手習いなんて遅い」とも述べる。
少子高齢化の時代への励ましのつもりのようが、鳩山首相の言葉には、高齢者はやることがないから「使う」べき。あるいは、「使ってやる」の響きが感じられる。
外交問題でも、10年5月までに決着すると内外に公言した沖縄の普天間基地問題を「普天間なんて(地名は)知らなかったでしょう」(10)。国会内で後援者らと懇談し、自身の「政治とカネ」問題について「来週あたりに決着する」と検察へ圧力発言(10)。発展と言うべきところを「日米同盟を「持続的に撤回」(10)と失言の連続。
 その度に、首相も官房長官も釈明に追われたが、もちろん社会の理解を得るには至らず、支持率は下がる一方。
「綸言(りんげん)汗の如(ごと)し」という言葉がある。
君主の言葉は一度出た汗が体内に戻らないように、一度発せられたら取り消すことができないという意味である。
 失言と言う言葉にはうっかりというニュアンスがないわけではないが、政治家も、そして企業のトップも、自分の一言の重みを感じる必要がある。
 そう言えば、記者会見で「今のはなかったことに」と発言、失笑をかった大企業トップもいた。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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村上信夫の最新著書「会社をつぶす一言」

2010年06月08日 23時55分19秒 | 僕の著述から
会社をつぶす経営者の一言 「失言」考現学
村上 信夫
中央公論新社

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 6月10日に、新しい本を出す。
 「会社をつぶす 経営者の一言  失言考現学」(中公新書ラクレ)略して「会社をつぶす一言」「失言考現学」と呼んでいただければ幸いだ。
 この本は、夕刊フジに一年半に渡り連載した「会社をダメにした『あの一言』検証 企業危機管理」に大幅に加筆し、理論的な要素は新たに書き起こしたものである。

 不祥事を300事例研究し、その中から、
1 部下、従業員に責任を押し付ける経営者
2 世論を敵にまわす「KY」発言 
3 「殿」を守って会社をつぶす 
4 「本音」むきだしの、居直り会見
5 火に油をそそぐ、あまりな一言
6 あっぱれ見事な記者会見
の6章に分けて紹介した。

 危機の時にこそ人間の本質があらわになる。記者会見のプレッシャーに押しつぶされ、とんでもない発言をするトップたち。彼らを社長、会長と仰ぐ部下や関係者にはとんでもないことだが、もはや喜劇としかいいようがない発言の数々。
 p254の新書だが、これまで研究、調査してきた企業不祥事に対する研究のエッセンスをまとめた。本屋の店先で、アマゾンの紹介ページで見て頂けば(気に入って買って頂ければなお)幸いである。

企業不祥事が止まらない理由
村上 信夫,吉崎 誠二
芙蓉書房出版

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一番、一番!真剣勝負
朝青龍 明徳
日本放送出版協会

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「黄色電影」って中国のピンク映画

2010年06月08日 05時38分15秒 | 映画「パラダイス座」
色の秘密―最新色彩学入門 (文春文庫PLUS)
野村 順一
文藝春秋

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 古いR-25のコラムに「Hな色が 国によって違う」というテーマがあった。
 その要約を紹介する。

 日本人にとってエッチな色は、たぶん多くの人にとって「ピンク」。
 日本で「ピンク」に性的な意味があり、ピンク映画、桃尻娘、ピンクチラシと、「ピンク=エッチな色」は常識。でも、これは、世界共通じゃない。

 アメリカでエッチな色といえば青。「blue」には「憂鬱な・猥褻な」などの意味が含まれ、エッチな映画は「blue film」、下ネタは「blue joke」。
 blue filmのいわれには諸説あり、一節には、昔、出版物などを検査する時にエッチな箇所を青でチェックしたから、あるいは、モノクロだったエッチなフィルムを法律上の問題で青色に着色したからという説がある。
 もっとも、世代によってエッチな色が違うらしい。

 フランスは「白」。白のドレスを着た女性はセクシーさの象徴とされる。

 上海万博に湧く中国。エッチな色は「黄色」。中国語で黄色には「堕落・猥褻」などの意味があり、「黄色電影」でアダルト映画、「黄色書簡」はエッチな本を意味する。
 スペインでは、エッチな色は「緑」で、スペイン語の緑『Verde』には『卑猥な・エッチな』などの意味がある。Libro verde(緑の本)でエッチな本、Cine Verde(緑の映画)でアダルト映画、Viejo Verde(緑の老人)ではエロジジイ(笑)。

 国別でもエッチな色は、感覚的なもので個人差はある。が、上海万博の会場で全身黄色の服を着てると、別のトラブルに巻きこもられる可能性がある。・・・ご用心!!

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村上 信夫
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