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(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(1級)問題より
【79】養父市大屋町にあり、現在は養父市立木彫展示館として活用されている
明治中期の建築物は、何でしょうか。
養父市立木彫展示館として活用されている建物は、明治中期に建てられた診療
所であった旧栃尾家住宅です。
大屋町大杉は、3階建ての養蚕農家住宅がまとまって残る、県の歴史的景観形成
地区です。
その地区の入り口の位置に、栃尾家住宅があり診療所でした。
切妻造りの屋根に下屋が寄せ棟となって、一階は簓子(ささらこ)下見腰板張り
の建物で、当時の生活文化を現代に引き継ぐものとして、歴史的に貴重なもので
す。
現在は、「木彫フォークアート・おおや」の入賞作品を常設展示して、木彫等の
創作活動ができる「木彫展示館」として活用されています。
建物は、平成23年(2011)に県景観形成重要建造物に指定されています。
答えは、【旧栃尾家住宅】 です。
『かど かどっこ』
「ミオちゃん、花火が上がりだしたで~。はよ~かどに出て見ら~や」と声を
かけます。
日高の夏祭りの花火が上がり始めました。22日の夜は日高の花火です。
「はよ~かどに」と言うように、「かど」は但馬弁で玄関先のことなんです。
家の外、家の表のことを但馬弁では「かど」って言うのです。
「さあさあ、家ん中ばっかりおらんで、かどに出て遊びんしゃあ」って、子供たち
に言う時にも、外のことを「かど」って言います。
ところが、同じ「かど」でも漢字で書いた「角(かど)」は、四角い形の隅のこと
を指します。
あるいは「あの角を曲がってその先に」と言うように、家並みの最後のところと言
う時にも使います。
その「角(かど)」のことを、但馬弁では「かどっこ」と言うのです。
「あのかどっこを曲がって、ちょっと行った先だがな」とか、「この冷蔵庫大きい
ので階段のかどっこに当てんように気をつけようで」なんて時に使います。
但馬の方言でしょうかね。外のことを「かど」って言ったり、「角(かど)」のこ
とを「かどっこ」なんて言うの。
他のところでも言っているように思います。