(キャッシュコーナーで入金します。ふと目の前の封筒を覗いてみると)
キャッシュコーナーでカードを使ってお金を引き出します。
あるいは、千円札に両替のために3万円を入れたりすることってありますね。
ピッピッ・ピッと操作をしまして、パラパラパラとお札を数える音がした後、札束の出し入れ口が開いてお札が出てまいります。
手で札束を掴んでどうしますか?、私は、必ず引き出した枚数があるかな、両替した千円札が30枚あるかなと、しっかり丁寧に数えます。
今まで、一度として間違った枚数が出てきたことはありません。当たり前ですが、機械は正確ですね、きちんと数えて出てまいります。
それでも必ず数えます。
後ろに、次のお客様が待っていても数えます。
銀行の窓口で、女性行員さんが「ハイ、〇〇万円です」と、カウンターに差し出された後、一枚一枚目の前で丁寧しっかり数えます。
仕方がないですクセですね。
ところが、キャッシュコーナーで札束を数えながら、いつもこんなことを考えてます。
『もしも、3万円両替したのに数えてみたら、千円札が29枚しかなかったらどうしようかな、それとも31枚あったらどうしようかな』、
『掛かっている電話を取り上げて、 “29枚しか出てきませんでしたよ~” って云っても、どうして証明しようかな、31枚ありますなんて云っても、銀行は受け取ってくれるのかいな」なんて、妙なことを思います。
いったん出てきた札束は、絶対正しい枚数しかないと、それ以外はどうしようもないと、それならいちいち数える意味ってないですね。
キャッシュコーナーで入金するときも、5万円入れたはずなのに、機械の故障で「50万円」とモニターに映ったらどうしよう。
ラッキーと思って、すぐにOKボタンを押すだろか、機械任せのコーナーでいつも妙なことを思います。
本日夕刻、急ぎの途中にキャッシュコーナーに寄って、ピッピッ・ピッと入金いたします。
ふと目の前を見る。銀行の封筒が立てかけてありますね。
おかしいな?、
空の封筒かな?、それとも何か入っているかな?と。ほんのちょっと覗きます。
万円札が。そんなに厚くはありませんが入っています覗けます。いけませんな~、誰かが引き出した後にうっかりそのまま忘れてますね。
すぐに掛かってる電話で『すみません、△△のキャシュコーナーですが、札束の入った忘れ物の封筒が置いてありますよ』と伝えます。
受け取っとインフォメーションセンターの担当者は。「警察に届けていただけませんか」、
『私はね、今急ぎの用事の途中なのです。警察に行く時間や、手続きにかまってる時間がありません。できたら至急に、一番近い支店の職員さんに駆けつけてちょうだいな』と懇願します。
待ちました。
封筒は、全くそのままの位置に置いたまま、私のカバンで守り、隣に次々に入る、お客さんの視線を気にしながら待ちました。
5、6分した頃でしょうか、若い純朴そうな兄さんが慌てて入ってきました。
『もしかして、この封筒お忘れでしょうか?』、「これです。これさっき私が・・・」と話します。
今すぐに、支店の職員さんが駆けつけますから、電話で云ってしまった経緯上、このままにして待ってくださいね。
そこに職員さん到着します。
「これが封筒ですか。何万何千円でしょうか」とお兄さんに尋ね、「何万何千円です」と答える。すぐに確かめドンピシャリ、電話番号や何時何分ごろかとこまごま尋ねて職員さんは、テキパキ処理をいたします。
『私は、これでここから出ますよ、急ぎの用事に間に合いません』、機械の正確さはよ~く分かりましたが、人間の忘れ物には適いませんね。
《間違って たくさん札が どうしよう》