応挙寺の開祖

2018年07月20日 | 但馬の人物
          国府平野・早くも稲穂がスクスク育つ


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(1級)問題より

【74】香美町香住区にあり円山応挙ゆかりの寺として有名な大乗寺、この寺の
開祖とされる奈良時代の僧侶は、誰でしょうか。


 大乗寺の創立は、天平17年(745)行基(ぎょうき)自らが「聖観音菩薩立
像」を彫刻し祀ったのが始まりとされています。

行基にはじまり、江戸時代中期には密蔵(みつぞう)法印が伽藍の再建を、弟子
の密英(みつえい)上人が伽藍を完成させ、その際円山応挙とその一門の手によ
る障壁画が完成されます。

香住区森にあります大乗寺は、開祖が「行基」であり、円山応挙の障壁画が極め
て素晴らしい、別名「応挙寺」と呼ばれる真言宗のお寺です。

答えは【行基】ということになります。


『ねしくる』

 「ミオちゃんミオちゃん、そんなん服にねしくったらあかんわな」と、ばあち
ゃんは注意します。
ミオちゃんは、手についたクリームを服で拭き取っているのです。

但馬弁では、服や布に汚れをこすりつけることを、「ねしくる」って言うんだよ。

「み~や、ミオちゃんがソファ~にクレヨンねしりつけとるから、色が取れれへん
ようになっちゃたわ」と、今度は母ちゃんに叱られています。

「ご飯粒がよ~け手についたわ。布巾でちゃんとねしくって取るんだで」、今度は
ケンちゃんが父ちゃんに注意されています。

今日は、「ねしくる、ねしくった、ねしりつける」と、ねしくる注意ばかりの声が
飛んでいます。

但馬弁の「ねしくる」は、所によっては「ね」が「に」と発音されます。
「にしくる」って発音するところもありますね。

「ねしくる」の別の使用例では、誰かに責任や罪を「なすりつける」時にも使いま
す。
「おみゃ~わな、わがめがしたことを他人にねしくる悪い癖があるわいや。絶対そ
んなことしたらあかんで」なんて、「ねしくる」の言葉を使います。

なんか、但馬弁の「ねしくる」ってあまりいい言葉ではないようですね。
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