但馬の難読地名

2018年09月11日 | 但馬ってこんなところ
          国府平野も稲刈り始まる


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(3級)問題より

【100】但馬地域にある地名のうち、下線部の読み方が間違っ
ているのは、次のうちどれでしょうか。

(a)豊岡市八社宮(はさみ)    (b)新温泉町海上(うみがみ)
(c)養父市上箇(あげ)       (d)養父市九鹿(ここのか)


 ふるさと但馬にはとても難読名地名がいくつかあります。
ざっとその数100地区ぐらいがあります。但馬検定の問題
にもよく出てきます。

今回の問題は、読み方の間違っているものを選ぶのです。

(a)の豊岡市八社宮は、「とよおかし はさみ」です。
(はさみ)で正しい読み名です。

(b)の新温泉町海上は、「しんおんせんちょう うみがみ」で
す。
(うみがみ)で正しい読み名です。

(c)の養父市上箇は、「やぶし あげ」です。
(あげ)で正しい読み名です。

(d)の養父市九鹿は、「やぶし くろく」と読みます。
「くろく」が正しい読み名です。(ここのか)は間違っていま
す。

養父市八鹿町九鹿は、養父(やぶ)も、八鹿(ようか)も、九
鹿(くろく)も三つそろって相当難解な地名です。

八鹿町九鹿は、日枝神社の「九鹿ざんざか踊り」で有名なとこ
ろでもあり、「やぶ医者」の語源でもある、長島的庵(ながし
まてきあん)のおじいさんの出身地です。

但州養父郡九鹿村から長嶋徳元という医師が江戸に出て、その
子孫が名医の名をほしいままにした話です。
その「やぶ医者」発祥の地は九鹿なのです。

答えは、間違っている(d)の養父市九鹿(ここのか)となり
ますね。


『ただしから~』

 ケンちゃんが、旅先から電話で「但馬検定がんばって~」っ
て言ってくれた、但馬検定が昨日あったんよ。

じいちゃんは、今年は2級に挑戦したな。
昨年は3級で、但馬のいろいろな質問が100問あったの。
70点以上が合格で、90点を超える好成績でバッチリ合格し
たんよ。

今年の2級の問題とっても難しかったな。2級は80問で60
問以上正解で合格なんだわ。
ものすごく勉強して行ったつもりでも、なかなか答えがどちら
か分からない難しい問題がたくさんあったね。

どうしても分からない問題に、「どっちがただしから~な」と
迷った問題、考え考え「こっちがただしから~」と〇をしたな。

帰って解答合わせをしたんだけれど、惜しいことに「こっちが
ただしから~な」と〇をした方が間違ってたね。

合格の発表は10月になるけれど、ヒヤヒヤドキドキの解答合
わせだったね。
合格発表までのお楽しみなんだわ。

ケンちゃんね、「ただしから~」って但馬弁なんよ。
「ただしから~」は、「正しかろ~」の但馬弁なんだわ。

「何々だら~」の「だら~」と同じように、「ただしから~」の
「から~」も但馬弁なんだよ。
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