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(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(1級)問題より
【72】1753年(宝暦3年)に円山川と市川を結んで、播磨や大坂(大阪)へ荷
を運ぶことを始めましたが、そのことを何というでしょうか。
江戸中期になると、産業の発展による物流も盛んになります。
但馬沿岸にあっては北前船の寄港です。
中・小型の廻船であるが、竹野港を中心に免許の申請が久美浜代官所に出され、
弘化4年(1847)には計169艘、船頭524人が但馬の港で申請されていま
す。
陸にあっては円山川と市川を結んで、播磨や大坂へ荷物を運ぶ「近廻り通船」が
発達します。
宝暦3年(1753)のころから始まっています。
日和山の繋留した棒杭や、岩のくり穴の遺構が残っています。
円山川を船で進み、途中で生野峠を陸路で越え、そして市川で再び船で瀬戸内海
へ抜ける、川と陸を荷物が運ばれた近廻り通船なのです。
答えは、【近廻り通船】となります。
『しょ~もない』
但馬弁でね、「しょ~もないこと言わんとき」なんて言うね。
「しょう~もない」は、「つまらない」とか「馬鹿馬鹿しい」とかに使うんよ。
「しょ~もないこと言わんとき」は、「つまらない言い訳なんかしないで謝ったら」
と、相手を諫めるときに使うんだよ。
「しょ~」は「仕様」に通じる言葉で、「仕方がない」「どうしたらいいかも分か
らん、手段や方法さえも分からん」と言う意味に使うそうだよ。
「しょ~もない」は、ところによっては「しょ~もね~」とも言ってね、
「つまらん遊びばっかり」と言うような意味にも使うんだよ。
「しょ~もね~ことに頭突っこんどらんと、ちゃんと仕事せんとあかんで」なんて
叱るときに使うんよ。
但馬弁の「しょ~もない」は、本当に「仕方ない、そんなつまらんこと」って言う
時に使うんですよ。