「文庫本になりました」
2015年5月25日に第1刷発行の井上卓弥著「満州難民~北朝鮮・三十八度線に阻まれた命~」が、本年12月9日付けで文庫本となり幻冬舎から発売(780円+税)されました。
本書は、1945年8月、ソ連軍の侵攻から逃れるために、満州国首都・新京から朝鮮北部の郭山(かくさん)という小さな町に疎開した、1094名の日本人の足取りを、当時の詳細な記録と生存者の証言から追ったノンフィクションです。
著者の身内(祖母・父・伯母)が郭山疎開隊の一員であったという「当事者」の視点と、戦争取材の経験から「引揚者」を「難民」として捉え直すジャーナリストの視点が縦糸横糸となった、緻密にしてドラマチックな作品です。ぜひ、ご一読下さい。
なお、この北朝鮮における遺骨・墓地問題は日朝ストックホルム合意に明記されており、日本政府が拉致問題同様に解決すべき問題であります。また、著者の井上卓弥氏には、北朝鮮人権人道ネットワークのアドバイザーに就任していただいており、この問題の専門家として様々な助言を賜っていることを付言しておきます。
2015年5月25日に第1刷発行の井上卓弥著「満州難民~北朝鮮・三十八度線に阻まれた命~」が、本年12月9日付けで文庫本となり幻冬舎から発売(780円+税)されました。
本書は、1945年8月、ソ連軍の侵攻から逃れるために、満州国首都・新京から朝鮮北部の郭山(かくさん)という小さな町に疎開した、1094名の日本人の足取りを、当時の詳細な記録と生存者の証言から追ったノンフィクションです。
著者の身内(祖母・父・伯母)が郭山疎開隊の一員であったという「当事者」の視点と、戦争取材の経験から「引揚者」を「難民」として捉え直すジャーナリストの視点が縦糸横糸となった、緻密にしてドラマチックな作品です。ぜひ、ご一読下さい。
なお、この北朝鮮における遺骨・墓地問題は日朝ストックホルム合意に明記されており、日本政府が拉致問題同様に解決すべき問題であります。また、著者の井上卓弥氏には、北朝鮮人権人道ネットワークのアドバイザーに就任していただいており、この問題の専門家として様々な助言を賜っていることを付言しておきます。
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