三笑会

三笑会は、平成30年6月1日~陶芸活動と陶芸教室、喫茶室、自家野菜販売、古美術・古物商経営を総合的に活動していきます。

「治に居て乱を忘れず」

2021-10-02 11:27:58 | 日記
「治に居て乱を忘れず」
 土曜日の8時30分から2時間、山口下環境保全会の音頭で幹線排水路内を中心に草刈り作業を、およそ30人で行った。日本中の河川・排水路には例外なく雑草や雑木が生い茂り、大雨時には雨水の円滑な流れを妨げ、場合によっては下流部の街並みにあふれ出して災害をもたらしていることは昨今のニュースでご承知のことと思う。
 この分かり切った現実を中々改善できないでいるのは、一つには国・県・市町村関係機関の予算や人員等の問題もあるが、直接これらを管理・利用している地元住民の過疎高齢化にも原因があり、この過疎高齢化は益々進行することから問題の解決に見通しが立たない。
 人間の暮らしは、都会であれ田舎であれ、水と電気がなければ成り立たない。しかし、人々は日常においてこの問題にほぼ無関心である。今回の自民党総裁選挙でも原発ゼロとかを掲げる候補者がいたが、天災や人災によって電気や水が届かない場合、つまり有事の発想が欠けている。都会の繁栄は、田舎から水と電気の供給を受けていることで持続している。
 当りもしない自民党総裁選挙の予想を延々と流し続けるテレビや新聞も、そんな時間があるのなら、もう少し地に足の着いた報道を心がけるべきではないのか。治に居て乱を忘れず、どんな時でも有事を想定していない議論は、私は大人の議論ではないと思う。写真は、私が主に作業を担当した幹線排水路の様子。



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