「拉致被害者は、なぜ6年間に集中しているのか?」
毎度おなじみの「北朝鮮による日本人拉致問題」(平成30年版)において、政府は、2018年10月現在で北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者が883名いることを明らかにしている。写真にある2枚の行政文書は、この883名に関して警察庁が私の情報公開請求に応じて開示した「都道府県別捜査・調査対象者数」と「年代別 捜査・調査対象者数」である。
一読して判ることは、これら883名の内、1959年までに失踪した者が43名、2000年以降に失踪した者が36名と、およそ半世紀にわたり失踪が続いている。ところが、政府が拉致被害者として認定しているなかで一番古いのが1977年9月の久米裕さん、一番新しいのが1983年7月頃の有本恵子さんと僅か6年の間に集中している。
どうして、この6年間の17名についてだけ北朝鮮による拉致があったと確信できる証拠があり、それ以外の883名については北朝鮮による拉致があったと確信できる証拠がないのか、私は不思議でならない。第一、政府認定の拉致被害者にしても有田芳生参議院が平成25(2013)年1月28日付けで提出した「警察庁が開示した行政文書に関する質問主意書」(質問第3号)に対する答弁書において、政府は、「現在、政府が拉致被害者として認定している十七名については、関係機関の捜査・調査の積み上げの結果、北朝鮮による拉致行為があったという確認に基づき認定されたものである。」と答弁している。それなら、883名についても、どうして関係機関の捜査・調査の積み上げの結果、北朝鮮による拉致行為があったという確認に基づき認定できないのか、政府・警察庁は国民に明らかにすべきである。
私は、子どものときに「噓つきは泥棒の始まり」と教えられた、その泥棒を捕まえる警察が嘘をつくとは思いたくない。なぜ政府認定の拉致被害者は1977年~1983年の6年間だけに集中しているのか、政府・警察庁は泥棒ではないのだから本当のことを明らかにして欲しい。
毎度おなじみの「北朝鮮による日本人拉致問題」(平成30年版)において、政府は、2018年10月現在で北朝鮮による拉致の可能性を排除できない者が883名いることを明らかにしている。写真にある2枚の行政文書は、この883名に関して警察庁が私の情報公開請求に応じて開示した「都道府県別捜査・調査対象者数」と「年代別 捜査・調査対象者数」である。
一読して判ることは、これら883名の内、1959年までに失踪した者が43名、2000年以降に失踪した者が36名と、およそ半世紀にわたり失踪が続いている。ところが、政府が拉致被害者として認定しているなかで一番古いのが1977年9月の久米裕さん、一番新しいのが1983年7月頃の有本恵子さんと僅か6年の間に集中している。
どうして、この6年間の17名についてだけ北朝鮮による拉致があったと確信できる証拠があり、それ以外の883名については北朝鮮による拉致があったと確信できる証拠がないのか、私は不思議でならない。第一、政府認定の拉致被害者にしても有田芳生参議院が平成25(2013)年1月28日付けで提出した「警察庁が開示した行政文書に関する質問主意書」(質問第3号)に対する答弁書において、政府は、「現在、政府が拉致被害者として認定している十七名については、関係機関の捜査・調査の積み上げの結果、北朝鮮による拉致行為があったという確認に基づき認定されたものである。」と答弁している。それなら、883名についても、どうして関係機関の捜査・調査の積み上げの結果、北朝鮮による拉致行為があったという確認に基づき認定できないのか、政府・警察庁は国民に明らかにすべきである。
私は、子どものときに「噓つきは泥棒の始まり」と教えられた、その泥棒を捕まえる警察が嘘をつくとは思いたくない。なぜ政府認定の拉致被害者は1977年~1983年の6年間だけに集中しているのか、政府・警察庁は泥棒ではないのだから本当のことを明らかにして欲しい。
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