うどん屋さんが蕎麦・ラーメンも提供されている場合、生麺をまとめて茹でるのに最適な順番があります。
厨房で1つの茹釜を用いて茹でる場合、気にする必要があるのは麺のpHです。うどんは中性くらい、蕎麦は弱アルカリ、ラーメンはアルカリです。先にラーメンを茹でてしまうと、ラーメンの中のアルカリ成分「かんすい」が湯に溶け出してしまいますので、茹で湯がアルカリ性になります。そのアルカリの湯で蕎麦・うどんを茹でてしまうと、煮えにくいなどの現象が起きます。
麺の断面積が大きいほど、茹でに掛かる時間は長くなります。結果的にうどんが一番茹で時間が長いのですが、湯がアルカリの場合はさらに時間が掛かってしまいますので、一番最初にうどんを茹でる事になります。
結果的に、一番良い順番として、うどん、蕎麦、ラーメンの順になります。本当は、お湯を変えて茹でるのが一番良いのですが、1つの釜で茹でられているところは、ほとんどその順番でされているようです。
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