窓ガラスなどの掃除は、３工程の作業があります。
１つ目は「洗い（洗剤拭き）」、２つ目は「すすぎ（水拭き）」、３つ目は「脱水（から拭き）」と呼ばれるものです。洗剤をタオルに染み込ませて塗布し擦りながら汚れを浮かせ、次は水を含ませたタオルで浮いた汚れを洗剤とともに除去、最後はタオルで最終的に残った水分を除去するといった方法です。
洗剤を使用すると、どうしても３工程が必要になってきますが、除菌エタノールを使用すれば１工程で済む場合もあります。たとえば、汚れた表面にスプレーでエタノールを吹き付けて汚れ成分を浮かし、タオルで拭き上げて終了させる方法です。工程数が１／３程度になりますので、作業時間も１／３になります。もし拭き残りがあっても、残存したエタノールが除菌効果を発揮します。
食品工場の設備除菌の場合、除菌エタノールでスプレーをしますが拭き取り工程はあまりありません。これは、製造作業前・製造作業後の清掃を常に行っているためで、汚れ除去よりも除菌が主な目的のためです。
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