豆腐やミルクの入っている缶コーヒーには、消泡剤・乳化剤が入っていることがあります。
豆腐が固まる前の段階は液体の豆乳ですが、大豆サポニンによって液体に泡立ちが生じます。泡立ちによって作業性が落ちるため消泡剤を加えるのですが、その他の目的として、出来上がった製品中に泡が入るのを防ぎ、量目不足をなくして一定の品質を保つ効果があります。
缶コーヒーの原材料に表示されている乳化剤は、ミルクとコーヒーを均一に混ぜ合わせる乳化目的ではなく、乳化剤と表示できる泡立ち防止の成分だと思います。乳化目的にも使用できますが、泡を無くして加熱効率を高め、充填をしやすくします。泡を無くすことによって機械の傷(いた)みが少なくなりますので、わずかですが機械寿命が延びるかと思います。
泡立ちを無くすることにより、タンクの中の液面が確認しやすいですので、何か異常があった場合でも対応がしやすくなります。乳飲料、コーヒー飲料、大豆・小豆を使った製品などにお勧めできます。
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