消毒用アルコールの取扱いについて、お客様から問い合わせをいただく時、弊社では除菌アルコールを扱っているといつも回答してきました。
消毒用アルコールは主に医療用で使用されていると思いますが、主成分がエタノール(エチルアルコール)に、微量のイソプロピルアルコール・ノルマルプロピルアルコール・ベンザルコニウムクロリド(塩化ベンザルコニウム)などが混合された製品です。
それに対して、除菌アルコールは、主に食品工場での衛生除菌の目的で使用できるように、主成分エタノールをベースに食品添加物を微量に混合した製品です。食品添加物は、保湿性のある乳酸ナトリウム・トレハロースなどを使用することが多く、食品に混ざっても問題ないように作られています。副材の食品添加物によって微妙に品質は異なりますが、主成分がエタノールのため、除菌力は優れています。たとえ同じ殺菌力があっても、医療用として作られた製品ではないため、殺菌・消毒と言う言葉は(法律上)使えず、「除菌」と表記・説明しています。
弊社で主に販売している除菌アルコールの、主成分のエタノール濃度は75%のものです。瞬間的な除菌効果は75%程度のものが優れていますが、濃度が薄い場合、時間経過により除菌力を発揮すると思います(時間を経て徐々に菌が死滅していく?)。濃度の高いアルコールが手荒れの原因となる方もいらっしゃいますが、アルコールは油を溶かしますので肌の油分も取り去ります。何かオイルもしくは保湿クリームを塗ると肌荒れが抑えられるかもしれません。
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