産興商会のブログ

日常での出来事、その他

ガラスープ

2017年11月30日 | 日記

 中華料理店・ラーメン店では、味のベースに鶏ガラスープを用いているところが多いです。

  鶏ガラスープの一般的な作り方は、まず茹でた鶏ガラを水洗いし、新しいお湯に代えて茹で始めます。お湯はあまり沸騰させないで、中火またはトロ火で長時間かけてダシを取るところが多いです。表面に浮いてくるアクは血液が主体で味を悪くするため、こまめに取り除きます。さっぱりした味にするのに、短時間の強火で一気に煮出すお店もあります。ネギ・白菜・セロリ・パセリ・ニンニク・玉ネギ・生姜・キャベツ・香辛料を少量入れると肉特有の臭みを取ることが出来ますが、野菜類を多く入れすぎるとダシの味のバランスが崩れてしまうこともありますので、配合に工夫が必要かと思います。

 ガラスープは、イタリア料理のパスタソースやスープ皿、その他、料理の味付けなどにも使用できます。料理に、もう少しコク・風味が欲しいといった場合、少量用いると味の深みが加わります。

 もし鶏ガラスープを作るのが難しい場合、市販の濃縮ガラスープを使うことが出来ます。濃縮ガラスープは水を加えて温めるだけで作れますので、鶏ガラ・野菜のダシガラ廃棄が必要ありません。料理の味付けには濃縮のまま、スープを作る時には薄めて使うなど、料理の種類によって色々な使い方が出来るかと思います。もし濃縮ガラスープがお店の味に合うようでしたら、人件費・ガス代の節約にもなります。

 

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試飲

2017年11月29日 | 日記

 中国料理店に入ると、中国酒よりどちらかといえばビールの方が売れているかなと、思うことがあります。

 ビールは満腹感が出ますので、料理を多く食べたい場合は消化の良い老酒が良いかもしれません。杏露酒はリキュール様のお酒でアルコール分が低いので飲みやすいですし、蘭花白酒は花びらの香りが特徴です。そしてカウンターにお酒のビンを並べて、「試飲はいかがですか?」とお声がけすれば、注文が増えるかもしれません。

 昔、イタリア料理店でオリーブオイルの試飲を勧められた事があります。その時はニンニクパンではなく、グレープフルーツジュースに混ぜたものでしたが、トルコ・ギリシャのオリーブオイルは水のようにさっぱりした味なので、料理の素材の味を引き立てていたように思います。

 リキュール類は冷蔵庫でよく冷やして飲むと、美味しさが増します。オリーブオイルは冷やし過ぎると白く濁ってしまいますが、玉ネギペーストと白ワインビネガー・塩・胡椒を混ぜてドレッシングを作ると、濁りが美味しさに変化します。

 

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ある日常の会話(その61)

2017年11月28日 | 日記

 ある麺屋さんが、麺の日持ち向上のために、茹で湯にpH調整剤を使っていただく事になったので、お伺いした。

 弊社担当K「この度は、チルド麺にご使用いただき、有難うございます。茹で湯のpHを5程度に下げると、日持ちには良いかと思います。」

 工場従業員「日本蕎麦と、うどんに使えるものだね。ところで、中華麺には使えないの?」

 弊社担当K「中華ソバには、かんすいが含まれていて、かんすいがアルカリ性なので、このpH調整剤だと中和されて日持ちが落ちます。できれば麺に入れるかんすいの量を少し増やしていただくと、中華ソバの日持ちが延びるかと思います。」

 工場従業員「うどんは、小麦粉と塩だけだからね。ところで日本蕎麦は、本当は中性ではなくて、少しアルカリにかたよっているんだよ。無理やり酸性にしているような気がするけど。。。」

 弊社担当K「少しかたよっているぐらいでしたら、問題は無いかと思います。水でも、地域によって弱アルカリ性のところがありますので、pH調整剤は水のpH調整も兼ねているんです。」

 実際、少し酸性になっている水で中華麺を茹でられているところは、茹でるのに時間が掛かることがある。捏ね水も酸性のため、麺に入れるかんすいの量を少し増やされて、茹で湯にもかんすいを入れるなどの工夫をされているようだ。

 

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餅状ゼリー

2017年11月27日 | 日記

 お餅のような食感の、餅状ゼリーという商品があります。

 お餅は和菓子に良く使用される食材ですが、餅をシロップに漬けると、餅が溶けてしまうことがあります。シロップのような液体の中に餅を入れて食べる和菓子は、たいてい液体とは別に餅を包装していることが多いです。

 耐熱・耐酸性に優れたシロップ漬けが可能な、餅状ゼリーの寒天製剤を用いると、液体に漬けた餅が販売できるかもしれません。この製剤を使った製品は、冷凍が可能になります。ちょうどダシ・具材・饂飩をいっしょに冷凍した冷凍煮込みうどんのように、液体・餅の両方とも冷凍保管できれば、解凍しただけで食べられる商品になります。煮込みうどんは加熱が必要ですが、和菓子も温めて食べるタイプのものが出来るかもしれません。

 その他、和菓子用の冷凍できる寒天製剤として、葛餅食感の和風ゼリー・葛切り・水まんじゅう・わらび餅・ぜんざい用の餅などがあります。冷凍の和菓子は作り置きが出来ますので、在庫管理が簡単になるかと思います。

 

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ご飯の保湿

2017年11月22日 | 日記

 おにぎりを作って販売する場合、作って時間が経つと、ご飯が固くなる場合があります。

 特に、おにぎりをチルド(冷蔵)で販売される場合、食感が変わったり味が落ちてしまうことがありますが、これを防ぐには、保湿性のあるものを加えるか、糖類などを加える方法があります。

 糖類でしたら、穀物から作られた甘味のない糖の方が、おにぎりの味に影響が出ないと思います。この糖類は、餃子の皮などの冷凍焼けを防ぐ効果がありますが、冷凍のおにぎりにも使用できると思います。

 冷凍寿司を作る場合でも、ご飯に糖類を加えることが出来るかもしれません。添加の方法は、小麦粉の場合は捏ね水に糖類を溶かしたもので生地を練りますが、ご飯の場合は炊飯する時の水に糖類を溶かして、ご飯を炊き上げます。

 

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