産興商会のブログ

日常での出来事、その他

クチナシ黄色素

2019年01月28日 | 日記

 クチナシの実は漢方にも用いられていますが、昔からお正月の栗きんとん・栗の甘露煮などでは色を鮮やかに見せるため、乾燥したクチナシの実をお湯で黄色く煮出した液を、着色するのに使用していました。

 現在でも乾燥したクチナシの実は販売されていますが、煮出す手間が掛かるため使用される機会は少なくなってきたと思います。

 クチナシの実を使用した天然色素は、粉末状あるいは液体で、着色がしやすい商品です。クチナシを使って出来る色素は黄色のほか、青色・赤色もあります。クチナシの青色・赤色は製造方法などの理由で、クチナシ黄色と比べて価格が高くなりますが、クチナシは熱に安定した色素なので加熱する食品に安心して使用できます。野菜色素は熱に弱いので、アイスクリーム・漬物などに良く使用されます。青色と黄色を混合すると緑色になりますので、クチナシ緑色素なども作られています。

 天然色素は食品に対して一般的に0.1~0.2%の添加量で着色できます。着色料1kgロットでは量が多いお客様もおられるかと思いましたので、この度、クチナシ黄色素を50gの小分けでテスト販売することにしました。もし定期的に注文があるようでしたら、定番商品にしたいと思います。

 

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手もみ麺

2019年01月21日 | 日記

 うどん・蕎麦は、真っすぐ(ストレート)な形の麺になりますが、ラーメンには太さを除けば、ストレート麺と手もみ麺の2種類があります。

 手もみ麺は、麺が縮れているのが特徴です。茹でる前の麺を手で揉んで作ることも出来ますが、機械で作る場合、ちょうど細かく波打った形となり、スープの種類によっては麺と絡みやすくなって面白い食感が生まれます。

 小麦粉などの配合は、あまり関係がないと思います。通常、ラーメンには小麦粉・かんすい・塩で作りますが、弾力を加えたい場合は卵や卵白を練り込んだりします。サッパリとした食感にしたい場合は卵の黄身の入っていない卵白が合うかと思いますし、炭酸カリウムの配合の多いかんすいを使っても食感が変わります。かんすいの配合に炭酸ナトリウムが多いと麺が柔らかめになりやすいですが、グルテン量の多い強力粉を使用するなど、その他原料の選定により食感・味はそれぞれ違ってきます。

 ラーメンに使用する色素はクチナシ黄色素・ビタミンB2色素が良く使用されますが、これは美味しく見せる効果があります。麺類には合成色素は使用できませんので、天然色素を使用する必要があります。アイスキャンデーに使用されるベニバナ黄色素は色が綺麗ですが価格が高くなりますので、麺類に使用されているところは少ないです。アメリカではFDAによりクチナシはラーメンの着色に使用できませんので、カロチン色素など別のものを使う必要があります。

 

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新年明けましておめでとうございます

2019年01月07日 | 日記

 新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 昨年1年間も、無事に過ごすことが出来ました。ひとえにお客様のお陰です。御礼申し上げます。

 お正月ですが、最近はスーパーも1日、2日から開店しているところが多く、正月感が薄くなってるような気がします。けれど、お正月用に特別に作られた食品が陳列棚に並んでいるのを見ると、なぜかほっとして、ついつい手に取って買ってしまいます。私個人はファッションには興味が薄く、旅行先でもいつも調べるのは食べ物や飲食店ばかりなのですが、普段食べられないものを食べることと海や山などの自然の景色の思い出が重なっていて、楽しく感じているのだと思います。わが家の大晦日は近所の蕎麦屋で年越しそばを食べ、正月1日は紅白餅の雑煮を家で食べるのが、いつのまにか習慣になってしまいました。

 とりとめのない話になりましたが、おそらく正月休みの感覚がまだ抜けていないのかもしれません。。。

 

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