うどん・蕎麦を茹でる時に、茹で湯のpH調整をすることがあります。
目的は、水の品質改良・麺の日持ち向上です。
都道府県・あるいは地域によって水のpHは、すべて異なります。季節による変動はあまりないと思いますが、pHの値によっては製品の出来上りに影響する場合があるため、pH調整をして茹で湯のpHを一定の値に保ち、食品の品質を高めます。そしてpH調整剤によって茹で湯を中性から酸側に傾けると、日持ち効果も得ることが出来ます。
通常、ラーメンを茹でる際にはpH調整剤は使用いたしません。ラーメンの原料かんすいがアルカリ性のため、かんすい自体がpH調整の役割をするのが理由ですが、一般的にかんすいの配合を多くすると防腐効果が高まることが知られています。弊社の液体かんすいには特殊な配合を除いて、必ずリン酸塩を混合していますが、これはラーメンの品質改良以外に、捏ね水の品質を改良する目的もあります。
弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/