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産興商会のブログ

日常での出来事、その他

かまぼこと寒天

2018年04月24日 | 日記

 かまぼこ製品の中には最近、弾力を良くするために寒天を入れているところがあります。

 寒天を用いた製剤の中には、とろける食感を与える洋菓子などに使えるもの、アイスクリーム・シャーベットを固めやすくし品質を安定させるもの、麺などに加えて弾力を与えるものなど、色々な用途に使用できるものがあります。

 かまぼこに寒天を使用する理由は弾力を与えるためですが、その他に冷凍耐性を持たせることが出来るからだと思います。

 増粘剤のキサンタンガムにも冷凍耐性はありますが、粘りの出方が異なります。市販されているかまぼこは冷凍のものは少ないですが、業務用として流通しているものは冷凍のものも多くあります。もし冷凍できる練り製品が出来たなら、製造・在庫管理がしやすくなり、工場・お客様の両方の側で廃棄ロスが減らせると思います。

 

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タンドリーチキンの着色2

2018年04月18日 | 日記

 インドの焼き物料理にタンドリーチキンがあります。

 タンドリーチキンの素は売っていないので自分で作る必要がありますが、ヨーグルト・おろしニンニク・おろし生姜・カレー粉またはスパイス・蜂蜜とトマトケチャップ少量を混ぜたものに鶏肉・エビを漬け込み、あるいは挽き肉と混ぜ、オーブンで焼くとタンドリー(円筒形の壺釜)が無くてもタンドリー料理が出来ます。

 ヨーグルトを入れるのは肉を柔らかくするためですが、色はターメリック(ウコン)と食紅を混ぜてオレンジ色に着色することもあります。パプリカなども使用できますが、天然着色料を使用する場合はオレンジ色のトウガラシ色素をヨーグルトに混ぜると簡単に着色が出来ます。肉を柔らかくするには別の方法もございますが、大量に仕込みされない場合は市販のヨーグルトで間に合うかもしれません。

 挽き肉とマリネ液を混ぜる場合は、つなぎがないので卵を溶いたものを少量入れるとバラけず固まりやすくなります。レンコンをすりおろしたものを加えても良いですが、身近なものでは片栗粉・小麦粉などがつなぎに使用できます。

 

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茹でうどん

2018年04月11日 | 日記

 茹でた饂飩(うどん)はスーパーなどで袋に入って売られていますが、これは小麦粉と水・塩などを混ぜてこねて麺状に延ばしたものを茹で、冷水で冷やしたものを袋詰めしています。

 通常、水分活性値の高い食品ほど日持ちがせず、茹でうどんよりも原料を捏ねただけの状態の生うどんの方が日持ちはするのですが、生うどんがあまり販売されていない理由の1つとして、茹で時間があります。

 一般的に食されているウドンは、茹で時間が20分くらい掛かります。ラーメン・蕎麦は麺の直径が小さいので5分未満ですが、おそらくお客様にとっては茹でるのに20分も調理時間をかけていられないのが現状だと思います。そして、茹でた饂飩は沸騰したダシの中に入れて温めるだけで食べられるので、他の作業に時間を費やすことが出来ますしガス代の節約にもなります。

 逆に、作った饂飩を長期間日持ちさせたい場合は、生うどんの方が日持ちします。お土産店などでは脱酸素剤を袋に入れてアルコール(酒精)を生地に練り込んだもの販売されていますが、さらに長期間日持ちさせたい場合は乾燥機で食品中の水分を少なくするなどの方法も取ることもあります。

 

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マッシュポテト

2018年04月09日 | 日記

 マッシュポテトは肉料理の付け合わせとして提供される料理ですが、材料はジャガイモ・バター・牛乳・塩・胡椒で作ることが出来ます。

 まず、皮を剥いたジャガイモを適当な大きさにカットして茹でたものを水切りし、ボウルに入れてマッシャー等でつぶし、溶かしたバターと牛乳を入れて混ぜ合わせ、塩・胡椒で調味します。バターと牛乳でコクを出してジャガイモの風味を楽しみますが、もしジャガイモの皮むきの工程を省きたい場合、乾燥マッシュポテトフレークを使用することが出来ます。

 乾燥ポテト1に対して水またはお湯2~3を入れて加熱し、そこへバター・牛乳・塩・胡椒を入れるとマッシュポテトが出来ます。乾燥ポテトに水とブイヨン(コンソメ)・塩・胡椒・牛乳または生クリームなどを入れてポテトスープに、あるいは小麦粉と水を加えて練るとイタリアのニョッキなども作ることが出来ます。

 スープにはジャガイモを入れるレシピが多いので、もしお店のレシピ・味に合うようでしたら、生のジャガイモの代わりに乾燥ポテトフレークを使用すると作業効率を上げることが出来ます。

 

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桜スイーツの色

2018年04月05日 | 日記

 桜をモチーフとしたお菓子で昔から販売されているものに桜餅がありますが、最近では洋菓子などに桜の色・香りを用いたスイーツも多くあります。

 色素でピンク色にするのにコチニール色素が有名ですが、コチニールは耐熱性がありますのでケーキなどに使用されることもあります。

 ゼリーなどでは、野菜色素のアカダイコン色素が赤色の着色に向きますが、赤キャベツ色素はどちらかといえばピンクに近い色になり、桜色としてお勧めできるかもしれません。イチゴのアイスクリームではビート色素が良く使用されますが、これはアイスクリームのベースが牛乳の白色なので、赤い色素が白色と混ざってピンクになります。

 もし桜の風味がほしい場合、桜の香料または桜エキスが使用できます。そして桜の香料は桜エキスの風味が足りない場合、香りの補強としても使うことが出来ます。

 

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