産興商会のブログ

日常での出来事、その他

理想のメーカー

2015年07月31日 | 日記

 弊社が取り扱っている商品全体の数は比較的多い方だと思いますが、それでも、すべてのメーカーの商品を取り扱っている訳ではありません。

 お客様から、ご指定のメーカー・商品などがあれば、お探ししてご提案する形を取っていますが、大抵のメーカーは、どこも似たような商品を出していて、弊社がよく扱っているメーカー商品で大抵は間に合うことが多いです。

 弊社が主に取り扱いしているメーカー商品は、弊社ホームページに掲載している商品になりますが、どのメーカー担当者も商品知識が詳しい事です。そして(商品に自信があるのでしょう)、対応にブレがなく、お客様にご使用いただいても良い結果が出る事が多いです。

 弊社も、安心してメーカーに教わり、ご紹介する事が出来ますので、自然とホームページに配列する商品は、そういうメーカーが多くなっていますし、弊社の目標にもしたいと思っています。

 

  弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/

 フェイスブック https://www.facebook.com/sankou.shokai


液体かんすいの特徴

2015年07月30日 | 日記

 今では、液体のかんすいを作るメーカーが、だんだんと少なくなってきました。

 かんすいとは、アルカリ性の働きで小麦粉に弾力と風味を与えるもので、中華麺には必ず入っているものです。原料も法律で定められており、規格検査を受け、食品添加物協会の発行する証紙を貼らなければなりません。

  かんすいには「液体」・「粉末」の2種類があり、さらに「粉末」にはアルカリ原料のみの製品と、小麦粉とアルカリ原料を混ぜた製品があります。小麦粉と混ざった製品としては、九州で使用される「唐あく」があります。これは石のような白い塊になっており、のこぎり等で切って砕き、お湯で溶かします。液体のかんすいの利点は、粉末と異なり、お客様にとって溶かす手間が不要で、粉が飛散することが無く、使いやすい事です。

 現在では粉末かんすいを使用することが多くなっております。かんすい製造の際、水に溶かして不純物を除去する手間が掛からない分、コストが抑えられるのが特徴です。しかし、まったく同じ成分配合で液体と粉末のかんすいを作った場合、最終的な麺の出来上がりが微妙に異なる事があります。原料に微量に不純物は含まれておりますが、それが出来上がりに影響しているのかもしれません。

 

  弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/

 フェイスブック https://www.facebook.com/sankou.shokai


クチナシ色素の色

2015年07月29日 | 日記

 一般に、栗きんとん・栗の甘露煮などの食品は、クチナシ色素を用いて黄色に着色します。

 現在、クチナシの実そのものを販売しているのは、スパイスコーナーで見るだけになってきました。食品工場では、クチナシの実を煮出すことはなく、最初から色を抽出した天然色素を使用します。

 クチナシの色は一般に黄色だと思われていますが、青色・緑色・赤色もあります。青色は酵素の反応を利用して得られます。緑色は、黄色と青色を混合して作ります。赤色も酵素反応です。クチナシ色素は、すべて熱に強いので、様々な食品に利用されております。

 黄色のクチナシ色素は酵素処理をしていないので、価格は他の色と比べて安価です。冷暗所に保管いただければ半年以上変質しませんので、ご利用しやすいと思います。天然色素は1kg単位で配送可能です。

 

  弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/

 フェイスブック https://www.facebook.com/sankou.shokai


食品添加物の安全性

2015年07月28日 | 日記

 食品添加物の危険性をうたっている書物・意見などを、たまに目にする事があります。

 食品添加物が使用される以前は、様々な工夫で食品を加工してきた歴史があります。漬物などは発酵させて保存を良くする、佃煮は塩・砂糖を加えて保存する、あるいは乾燥させる、等々の処理は、食品添加物を作る際のヒントにされてきました。

 国によっても、色々な安全性の調査が行われてきました。昔は使用されていたものでも、現在では安全性に疑問がある商品もあり、発見されるごとに食品衛生法で項目が新しく定められました。食品添加物は国によっても取扱いが異なり、一部の国では使用が禁止されていたり、あるいは日本では使用されない添加物もあるかと思います。

 食品添加物は食品衛生法に遵守され製造されておりますが、弊社では外国の情報も参考にしながら、選定してお客様にお勧めする方針を取っております。

 

  弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/

 フェイスブック https://www.facebook.com/sankou.shokai


いなり寿司

2015年07月24日 | 日記

 昔、いなり寿司を作っていたお客様と、油揚げメーカーの工場を訪れる機会があった。

 工場長「油揚げは、専用の機械を使って、オートメーションで揚げています。油も酸化しますので定期的に交換しています。」

 お客様「いなり寿司は薄揚げを味付けしているけど、薄揚げと厚揚げとは作り方は違うんですか?」

 工場長「豆乳の濃度を濃くすれば厚揚げ、濃度を薄めれば薄揚げになります。」

 お客様「??? それだけで厚みが変わるの?」

 弊社担当K「古い油の廃棄・洗浄・新しい油の補充、手間が掛かりますね。」

 工場長「味付け揚げは、さらにダシの調合と、炊き出し工程が入ります。いなり寿司用の揚げは、さらに半分にカットする手間と、中を空洞にするためにエアコンプレッサーを使ってます。」

 いなり寿司の冷凍品はないので、寿司酢・ご飯・いなり揚げの3つを揃えて手作業で作るしかないらしい。現在も職人さんが手で作っているようだ。回転寿司用の自動成型機があれば作業効率は上がるが、握り寿司と違って形・大きさを揃えるのが難しいのかもしれない。

 

  弊社ホームページ http://www.sankou-shokai.co.jp/

 フェイスブック https://www.facebook.com/sankou.shokai