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日々の暮らしから

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新聞コラムから。テロと過激主義

2015-04-29 10:18:45 | 社会問題
IS(イスラミックスティト)の話題は、距離も遠いことから、時折テレビニュースで知る程度です。
今朝の日経新聞コラム「Voice」の記事にひかれました。
中東ヨルダンのフセイン皇太子(20)が最近の国連安全保障理事会で訴えた内容が紹介されている。

「テロと過激主義という手に負えない問題に世界が直面しており、若者が犠牲になっている」
同世代の若者がテロで死傷するだけでなく過激派組織に組み込まれ、犯罪行為に走る現状を憂う内容だった。世界人口の過半数が30歳以下で、その多くが発展途上国で暮らすとも指摘した。「貧困、失業、家族の絆の弱さが過激思想の温床になっている」というわけだ。
 テロ組織に立ち向かうには「若者が多様性の尊重、暴力の排除といった価値観(の共有)
を主導し(こうした価値観を)同世代と分かち合うためのネットワーク作りが必要だ」と訴えた。それぞれの宗教、性別、国籍にかかわらず「テロとの戦いは私たちすべてに関わる」と語った。


皇太子で、若くて、イスラム教徒で、なにからなにまで違うから、新聞記事に書かれている文意が、実際どう作成されて国連での発表に至ったのかはわがない。けれど若きリーダーたる立場の人から発せられたメッセージとしては、大いに拍手です。
その身分からすると、きっと英語圏の国に留学して成長した人なんだろうけれど(推測)、
発展途上国で暮らしている若者たちの現実を正視して語られていることは心強い。
将来への道筋が見えてこない貧困は、気力を萎えさせるものです。

「若者が多様性の尊重、暴力の排除といった価値観(の共有)
を主導し(こうした価値観を)同世代と分かち合うためのネットワーク作りが必要だ」


インターネット社会になって、世界は大いに様変わりしている。旧習に拘束されることなく、発展的なネットワークが生まれることを期待したい。

青字部分引用です。




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