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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「アジア保健研修所」から届いた、こんな話

2006-06-03 07:28:36 | 社会問題
今、インドネシア地震救援キャンペーンをやっています。↑

「アジア保健研修所」(AHI)がどんな世界に接しているか知る一助になるかと思い、例年参加しているアジアの「『住民組織とNGO』の国際ワークショップ」で聞かれたエピソードを、ひとつ載せますね。詳しくは、ホームページをお訪ねください。↑

―― 2002年4月号会報の中から ――

「私たちの指はペン、涙はインク、そして、心がノート」
                バングラディッシユのオミッサさん

 オミッサさんは40代。学校には通えず7歳で結婚。相手が病気で離婚が成立するも、11歳のとき、50代の7人の子持ちの男と再婚させられます。自らも3人の子どもをもうけますが、数年後に夫と死別。同居していた兄家族に追い出され、村の地主の元で家政婦として働いて子どもを育て上げました。優秀だったため辞めさせてもらえず、わざと失敗してくびになるように仕向けたとか。その後GUPの活動に加わり、手腕を発揮。幼児結婚の反対など女性の権利運動にも積極的。選挙でリーダーに選ばれた。仲間からも信頼厚い女性です。
 こんなパワフルなGUPの女性達。今回参加した3人も、読み書きができずノートは一切取れませんでしたが、記憶力は抜群。大切なポイントはしっかり心のノートに記録したよう。でも、その心の底には…。「何でもできると思っていたけれど、字が書けないことがこんなに悔しいなんて。今からでも学校に行きたい」
 研修会場の近くには、96年に地元NGOが地域の人たちと開いた短大があり、GUPのメンバーの娘たちも通っています。

※ GUP を説明すべきなのにできません。後日加筆します。
  AHI関係者の方がご覧になって、コメントで補足してくださると嬉しいのですが。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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GUPとオミッサさん (AHIのスタッフです)
2006-06-04 10:51:52
 GUPは、地元の女性団体のことです。AHIの研修に今まで3人の職員を送ってきたバングラデシュのNGOが、1グループ10人くらいの貧困層の女性グループを多数作り、いろいろな生活改善のための支援をしました。そのグループの連合体がGUPです。オミッサさんは、当時、ムクティナガールという村のGUPの会長でした。字は書けなくても弁のたつ、姉御肌?の人でした。

 2002年のスタディツアーで現地を訪れたツアーのメンバーはちょっとだけ次のリーダーは大丈夫?とか思ったりしたのですが、その1年半後くらいには新しい会長さんになったとききました。
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コメントありがとうございます (街中の案山子)
2006-06-04 17:15:32
ちょっと、外の世界を知ることにより、自分の今がよりくっきり見えてきたりもすると思うのです。だから、アジアに限らず、いろんな国の現実、そして歴史を知りたいと思う案山子です。そして、みなさんにも少しおすそ分け…(? 笑い)。

AHIのスタッフの方、お訪ねいただき、そして、教えていただきありがとうございました。

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