日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

きっと大変だろう、と考えている。

2019-07-17 15:48:50 | 母のことなど
母は弟宅で自宅介護生活を続けている。
102歳。
大正5年生まれで、老後は子供家族と一緒に暮らすのが幸せ、という考え方で生きてきた。
だから、今は幸せで恵まれていると思っている。
半身不随になって、トイレにひとりで行けなくなってから、もう7年は過ぎた。
倒れた時点で、もう治療しないで終わりでいい、と言っていたけれど、意識もしっかりあって、身体は不自由だけれど、回復。
途中、転んで圧迫骨折で入院したけれど、お医者さんも驚く頑張りのリハビリで、寝たきりにならずに自宅介護復活。

もう、限界だろうと、実は思っている。
私が担当者になるとしたら、とてもじゃないけれど自宅介護は無理。だから、弟には、いつでも施設利用OKとは伝えている。
だから、弟次第なのだけれど、ギリギリまで頑張っている。
幸いなことに、弟は介護にかかりきりではなくて、週に3,4回は学生時代からのスポーツを続けていて、全国大会にも遠征したりしている。そうしてくれていることが、私にはうれしい。介護で大変なのは了解なのだけれど、大変だ、大変だ、で自分の生活を犠牲にしている感を溢れさせていたとしたら、やりきれないから。
デイサービスやショートステイというシステムを大いに活用しながらの毎日です。
それにしても、もうそろそろかな?と思っている。夜中にペットから起きる音に耳を済ませいる生活も、本当にご苦労さん、だから。

母が自宅で姑の介護をしていたときは、寝たきりになってから逝くまで数か月だった(老衰で94歳没)。今は健康管理が行き届いているから、ずっとまだまだなんだよね。施設を利用するのも、ちっとも疎外されたことにはならないのに、そこのところを理解できないところがある。家族のために裏方に回る役目をしてきた。家族の幸せが喜びだった。家族に囲まれていることが最上のことと思っている。弟夫婦も、母がそう考えていることをわかっている。

母がこういう選択をしていることから、私はいろんなことを学んでいる。
私には同じ選択はない。でも、人間関係に我慢を重ねてきた母の生き方を見せてもらっている、と思っています。母なりの精一杯知恵を使っていると思う。


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3 コメント

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Unknown (さなえ)
2019-07-19 05:37:15
弟さんもだけど、お嫁さん大変ねえ。確かご実家の方の面倒も見てなかった?

ショートステイとデイケアを組み合わせるとある程度は楽になるけど、夜間が大変ねえ。終わりが見えないし、年々介護する側の体力が落ちていくし。私は無理です。
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Unknown (案山子)
2019-07-19 07:04:48
そうでした。高齢のひとり暮し。それが、今年の1月に風呂場で亡くなりました。一回り若いから、まだまだ先のことと思っていたのに。ポリシーがしっかりある人だったから、こういうことも、、、と。
お葬式もコンパクトに済ませて、きっと後の整理もいろいろあるけど、しっかりした彼女(弟嫁さん)だから、さすがだなぁ、と思ってます。
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さなえさん、ついか話も聞いてね。 (案山子)
2019-07-19 07:29:11
その彼女が「おかあさん(姑)はおしゃれよ」と言ったことがあります。いつもブラシで髪の毛を梳かしているし、と。
利き腕がマヒしているから、当然左手しか使えず、だから届かない右側が整っていないの、と。
自分の母親がおしゃれ、だとは思ったこともなかったのに、第3者の目というのでしょか、発見でした。笑


夜てんやわんやでベットに横になったとしても、朝方にはきちんとパジャマに着替えているそうです。半身まひの身体で、片腕で脱ぎ着するのは大変なのに、私よりずっとずっと勤勉です。でも、どんなに勤勉でも、身体は思うようにならず、とんでもない転がり方でベットに引っかかっているときがあるそうです。

長く生きるというのは、こういうことなのですね。
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